NO.311                             By Dyna   (2016.07.29)

液晶割れRX2+RX1液晶、合体成功!

 ども、Dynaです。

 今日でWindows10に無料でUPできる期間は終了です。1年前から締め切り日を気にしていたのですが、「ついにその

日が来てしまった。」って感じですね。

 さて、この日を記念してレポートUPします。それは、1週間前に秋葉原でゲットした液晶割れRX2に、性能的に使えな

いRX1の液晶を移植するのです。先週のPC-NET(ジャンク通り店)で液晶割れRX2が¥2200で売られていたのを

発見したのですが、過去のレポートで「RX2の液晶とRX1の液晶は互換性がある。」と聞いていたため安心してゲットし

ま した。

 ただ、OSのコアシールがWindows7となっていたため、残り1週間でWindows10までUPする必要があります。でも、

液晶が割れています。果たして、成功するでしょうか?  では、お楽しみください。

                                                              By Dyna   メール


無料のWindows10UPまで、残り1週間だ!

1、はじめに

 Windows10化の作業も、概ね終了し、ホットしていた7月23日(土)の秋葉巡回。のんびりとお宝さがしをしていたら、PC-NET

(ジャンク通り店)で当方の大好きな東芝SS RX2を発見しました。

 なぜ、大好きかと言うと、とても軽量で薄く、秋葉での持ち歩きにベストなノートPCだからです。しかし、C2Dのため、性能的に

は、今更のPCです。でも、Windows10にしても、十分動きますし、田舎にもって帰省しても、十分HP管理ができるので、家族用

も含めRX2は4台目となりました。これ以外に2台のRX1があります。(RX1は実用に耐えません。)

 

2、RX2の状況

  

   購入したRX2は、CPUがC2DのSU9400(1.4Ghz)、メモリはDDR3-8500、内蔵2GB、拡張部なし、HDDなしの状態で、コアシー

ルはWindows7、価格は税込み¥2200でした。ただし、写真のとおり「液晶割れ」です。

 なお、後で分かったのですが、無線LANは11n対応、LANは1000ベース対応で、さすがにWindows7対応のRX2は、まだまだ

使える環境となっていますね。

 しかし、液晶パネルは御覧のように割れています。左1/3が見えないと思います。でも、せっかくのWindows7ですから、何とか

1週間でWindows10までUPしたいですね。外部出力を利用して、一気にWindows10までUPを狙いましょうかね。

 

、まずは分解確認

  

 見た目OKなノートPCでも、中がどうなっているか確認が大切です。RX2の分解は比較的簡単ですが、一応ルールがあります。

@バッテリーを外します。

A無線ALNカード部のふたを開けて、フラットケーブルを外します。

B裏側のねじを全て外します。サイドにもねじが1つあります。

 これで、簡単に分解できてしまいます。

 

  

 これがRX2のメイン基盤部です。簡単ですね。本体の半分も面積はありません。

 あと、この機種で時々あるのですが、HDDのケーブルが無い場合があります。液晶が壊れた場合、他のRX2へ持っていかれ

ることがあるようですが、このノートには無事付いていました。良かったです。HDDケーブルがないと、まったくお手上げですから。

 

  

 あと、液晶交換に備えて、パネル側から来ているケーブルを確認しましょう。

 左右の蝶番部を見る限り、無線LANのアンテナが左右で1本ずつ、計2本あります。それと、写真右側に液晶パネルからの

フラットケーブルの端子がありました。簡単に取れますので、作業は極めて簡単と判断しました。

 

4、次にWindows10化

  

 Windows10化の無料期間があと1週間しかありません。2個1の作業は後にして、先にWindows10化をしましょう。

 まずは、HDDを取り付けましょう。ハードオフで購入した2.5SATA80GB¥540です。ノートなので、80GBで十分ですね。

 

 

 次に液晶の状態を確認します。 予想通り左1/3がだめですね。しかも、残りの部分にも影響があります。しかし、メッセージ

が出ており、液晶以外は大丈夫と判断しました。また、液晶の左側が見えないので、セットアップは出来ませんね。外部出力を

使いましょう。

 

  

 RX2の外部出力にモニターケーブルを接続して、映像が出るようにします。また、外部DVDプレーヤーをUSBにてセットします。

 

 

 情報によると、最近のWindows10は一気にセットアップ可能で、キー入力の際には、Windows7のキーを入れればOKとのこと

です。ということで、今回は時間がないので、一気にWindows10化することとしました。

 そうではなくて手順を踏む場合はこちらを参照してください。

 

  

 なんと!あっけなくWindows10化完了です。今まで、Windows7から順序だててUPしたのがアホらしくなってしまいました。

今更ですが、とくWindows7に戻す可能性が無いなら、一気にセットアップした方が早いですね。

(もう時間的に関係無いかも知れませんが・・・・・・。)

 

5、液晶交換1(上部交換方式)

 Windows10化が完了したので、次は液晶パネル交換をしましょう。

 ここで、交換方法ですが、パソコン上部をそのまま交換する方法と、上部を分解してパネルのみを取り出し交換する方法とが

あります。まったく同じノートなら上部交換が可能ですが、RX2とRX1とで、完全なる互換性があるかは分かりません。

 一回、上部交換にチャレンジし、ダメならパネル交換をすることにしましょう。

 

(1)RX1の分解

  

 まずは、正常な液晶パネルを持つRX1を分解しましょう。手順はRX2とまったく同じです。分解後、じっくり見ましたが、特に差

は感じられません。ひょっとすると、上部交換できそうですね。

 ということで、RX1の分解を進めます。

 

 

 右側の蝶番部分のフラットケーブルは簡単に外れました。あとは、左右の無線LANのアンテナケーブルです。しかし、このケ

ーブルは基盤の下に入っているため、取れないのです。

 

  

 仕方ありません。基盤を止めているネジを外します。CPUFAN部に2個、基盤左に1個、あとVGA出力端子に2個あります。

 これらのネジを外すと、基盤がはずれますので、無線LANのアンテナケーブルが取れます。

 しかし、本当に基盤が小さいですね。

 

  

 左右の蝶番部のネジを1つずつ取ると、上部が取れて、2枚おろし状態になりました。メデタシメデタシ!

 

(2)RX2の分解

  

  Windows10化に成功したRX2を分解しましょう。方法は省略しますが、蝶番部を見る限り、まったく同じようですね。

 

  

 フラットケーブルのコネクタも同じで安心しました。アンテナケーブルも同様です。

 

 

 RX1と同じプロセスを経て、割れた液晶のある上部を取り外しました。

 

  

 これは参考の写真で、CPU部です。FANがうるさくなったら、交換可能だと分かりました。

 

(3)RX2の下部+RX1の上部

  

 これが、交換する上部です。同じように見えましたが、いたるところに差がありました。まずアンテナですが、長さが違います。

これは、理由が分かりません。ちょっと長めになりますので、内部で調整する必要があります。まあ、短くなくてよかったです。

あと、蝶番の形状が微妙に違います。これは冷や汗ものですね。ひょっとすると使えないかもです。

 

 

 この形状の違いが分かりますでしょうか。ほとんど同じなのに、なぜここだけ変えたのか分かりませんが、結論的にはまったく

交換できませんでした。

 

 強引に、組み立ててみましたが、形状の違いからケースが収まりません。基盤とネジの位置関係も間違えると、同じ現象が

生じます。いずれにしても、蝶番のパーツが違うので、上部交換方式は失敗となりました。

 

(4)RX2の下部+RX1の上部で、表示確認

  

 上部交換は失敗しましたが、せっかくケーブルを接続してみましたので、頑張って液晶表示をさせてみましょう。

ACアダプタを接続して、電源を入れてみましょう。ただし、二枚おろし状態は変わらないので、ショートさせないよう緊張しながら

となりました。

 結果は、写真のように大成功です。でも、このあと、シャットダウンさせるのですが、逆さまに見えるので、苦労しました。

 

 

6、液晶交換2(液晶パネル交換方式)

(1)分解作業

  

 上部から液晶パネルを取り出すには、上側にあるゴムのポッチを取ります。全部で5個あるのですが、その内の4個にネジが

あります。5個目のは、何のためにあるのか分かりません。

 

  

 あと、蝶番側にあるゴムも取ってみましたが、この下にはネジはありませんでした。

 

  

 これで外れるのか心配でしたが、親指の爪を入れて外すと、簡単に「パキパキ」言って、簡単に分解終了!

 

  

 心配した、蝶番部もゆっくり作業するだけで、簡単に取れました。素晴らしい!

 

  

 しかし、液晶左下にコネクター部があり、強力なテープで固定されているので、慎重に取り外します。

 写真は、RX2です。割れた液晶なので、取り外しに失敗しても問題なしですから・・・。

 

  

 次にRX1を分解して、使える液晶を取りましょう。作業は同じなので省略します。ちなみに、上部の裏側写真を掲示します。

 なぜかアンテナの位置が違いますね。理由は分かりません。

 

(2)組み立て作業

   

 RX2の上部ボディーに、使えるRX1の液晶パネルを入れて、組み立ててみました。 しかし、問題が発生!

 どうやら、RX1の液晶パネルはRX2用より薄いようで、隙間が四方に出てしまいました。

 

  

 仕方ないので、スポンジで出来ている両面テープの片方を剥がして、パネルの下につけました。

 

  

 今度は、よろしいようです。RX2の本体を用意しましょう。

 

  

 もう何回分解したか忘れましたが、最後です。頑張って組み立てましょう。ここで、大問題発生!写真のようにして組み立てよ

うとしたのですが、蝶番部が入りません。何か、間違えたようです。皆さん分かりましたが、実はとんでもない間違いをしている

のです。

 

 

 実は、この上の写真が正解だったのです。液晶部は本体部の上にあると思うのが通常ですが、本体部は裏になっているので

組み立てるときは、本体の下にいないと組み立てられないのです。これに気が付かず、数分「冷や汗を」をかいていました。

正直「?????」状態でした。 おそまつ!

 

 

 あと、右側の蝶番部はネジと蝶番と基盤の順番を間違えると、SWが押せなくなります。分解した時に、その順位を見て

おくか写真を撮っておいて、間違えないようしてください。

 

7、完成です

  

 完成しました。それでは、最終確認したのち、ACアダプタを接続してみましょう。おー!ちゃんと表示されますね。

 

 

 最後に、緊張の電源ONです。

 無事にWindows10が起動しました。良かったです。液晶パネルは状態も良くて、大満足です。

 

(忘れ物)

 裏の、フラットケーブルを戻すのを忘れていました。これにて一件落着。めでたしめでたし!

 

  RX2・RX1の液晶交換作業は、 「非常に簡単でした。」



 あとがき   

 今時C2DのRX2なんてと、思われるかと思いますが、Core i3やi5等の超軽量ノートPCのジャンクが出てこないので

未だにこのRX2を現役バリバリで使用しています。

 確かに、使用していると「もっさり」感があり、「そろそろ次の世代へ移行したいなぁ〜。」とよく思うのですが、出てこな

い以上仕方ないですね。

 でも、Windows10にUPしても、何とか使えますので、もう少し頑張ってもらわないといけませんね。

 ノートPCでも、デスクトップPCでも、遊ばせてもらうには、機種を特定して複数入手することになります。特にノートの

場合には、パーツが特殊なため、2個1や3個2で修理することになります。そうすると大手メーカー物にターゲットが

限定されてくるのですが、最近国産大手の元気が無いので、悩ましいですね。

 中華系のメーカーでも構わないのですが、なぜか同じ機種を複数見ることがジャンクでは少ないです。まだまだ、国内

では国産メーカーのPCが使用されているからでしょうか。

 Windows10への無料UP期間も終了し、これからこの世界がどのように進んで行くのか、とても楽しみです。


                                                         By Dyna   メール

 


 

 

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