NO.248 By TAKAさん (H24.06.27)
内蔵無線LANカードの換装11b→11g
( @Dynabook EX/522PDET3、 AFUJITSU FMV-7130MG4 )
どもDynaです。
最近のノートは無線LANが内蔵されているのが当然のようです。しかし、当方の愛用モバイルノートSS1600に
は、未だに内蔵されているものはありません。家に3台あり、他にも数台ゲットした経験があるのですが、なぜか
内蔵ものに当たりません。時々ジャンクで無線LANSW付きを見つけると「ほしいなぁ!」と思うのですが、これ以
上コレクションが増えても困るので、我慢しています。ただ、毎週の秋葉原レポートをする際に、毎回をカード挿
していると、「時代遅れだな!」と感じています。機会があれば、何とかしたいと思っているのですが、時間がなく
て放置状態ですね。
今般、AX/55E C2D換装レポートを送ってくださった、TAKAさんが11bから11gへ換装したレポートを送って
く下さいました。ありがとうございます。そうか、内蔵ものはメモリのように交換出来るのですね。すると、SS1600
は無線LANの有るタイプと無いタイプがあるということは、ひょっとすると、PCIソケットがあるかも?ですね。
(ありました」!) まあ、それは後にして、早速レポートを拝見しましょう。 By Dyna メール
こんにちは、TAKA です。
ジャンクで手に入れた 2機種ですが、内蔵無線が11bでしか接続できません。
WEBで詳細を調べると、仕様で11b(11Mbps)となっていました。
ドライバーのアップデートで11gになるかと、わずかの希望を持って探したが
そんなドライバーはありませんでした、当然と言えば当然です。
無線LANカードを交換して11g(54Mbps)対応にするしかなさそうです。
1 Dynabook EX/522PDET3 の巻
もともと内蔵されている無線LANカードは、PA3171U-1MPC です。
交換前カード PA3171U-1MPC
Mini-PCI のボードです、代替えはジャンクでも容易に手に入りそうです。
秋葉に行ったときにQC−PASSで探したらジャンクで、この形状のボードは沢山有りました、でも型名で11g対応
なのかはスマホでもなければ仕様がわかりません。
とりあえずは、新しそうな型名のものを各1枚ずつ手に入れておきました。
Intel PA3362U-1MPC
Atheros PA3299U-1MPC
どちらも、200円とありがたい価格です、NGとなっても被害は少ないでしょう。
内蔵無線カードは同じメーカのものを入れないとうまく動作しないことがあると、
ある店舗では言っていました、そんなことが有るはずがないと反旗をひるがえした
わけです。
画像1 PA3362U-1MPC 画像2 PA3299U-1MPC
早速 分解してLANカードを入れ替えようとしたのですが、なんとこの機種は
完全に分解しないと交換ができません、キーボードだけ上げれば簡単と思っていました。
仕方なく全バラシです、と言ってもねじを外すだけですが、面倒です。
出てきました、アンテナに行く線を取り外してソケットからカードを外します。
次に買ったIntel PA3362U-1MPCを差し込みました、アンテナも忘れないように。
組み立て後起動すると、当たり前ですが不明のネットワークと出ます。
画像3 交換後起動すると不明のデバイスです。
さてドライバーをどうするか、dynabook.comから探すしかないか?
簡単に探すことができました、他のサイトでもたくさん出ています。
画像4 アンテナコネクター
画像5 こんな感じで取りついていました(カードは違います)
画像6 PA3362U-1MPCに交換後
ダウンロードしたドライバーをインストールし再起動、ですが問題発生です。
ブルーバックです、当方の顔もブルーバック画面と同じ色になりました。
さて困った、ボードが不良なのかドライバーが悪いのか?
何気なしに無線スイッチをOFFにして再起動すると、何回やっても異常なしです。
ですが、ONして起動するとブルーバックの繰り返しです。
これは何かあると思いWEBを検索すると有りました、たくさん出ています。
Dynabook.comにも出ています、古いドライバーだと不具合が出るようです。
Intel(R) PRO/Wireless 2200BG Network Connection これですね。
http://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata/008137.htm
ここから その2のドライバーのアップデートをダウンロード。
http://dynabook.com/assistpc/download/modify/wlani/netcon/index_j.htm
ドライバーのバージョンが「9.0.4.17」であることを確認します。
インストールし再起動すると、何事もなかったように起動し始めました。
PROSet UtilityはOS標準の機能を使うので必要ありませんから、インストールしません。
当方はなぜかOS標準の機能ばかりを使っています、それと言うのも以前他の無線カードを
使ったときにクライアントユーテリティーとOS標準の両方が動作していて、
わからず解決までに苦労したことが有りました。
それ以来クライアントユーテリティーはインストールするのをやめています。
画像8 2200BG として認識されたようです 画像9 バージョン 9.0.4.17
起動したので接続してみました、特に問題はないようです。
11g 54Mbpsで接続できているようです。
2 FUJITSU FMV-7130MG4 の巻
1枚余っている(PA3299U-1MPC)ので、他の機種も交換してみることとなりました。
二匹目のどじょうを狙ったわけです、ですが果たして富士通のパソコンに東芝のカードが
使えるか? これはやってみるしかありません。
ドライバーはdynabook.comに行けばあるので何とかなりそうです。
元のカードは、Intel PRO/Wireless 2100でした、11b規格です。
ではキーボードを持ち上げてみました、なんとすぐ下に無線カードが付いています。
楽ですね、全バラシしなくても簡単に交換できました、早速ドライバーをインストール
こちらは さすがにブルーバックはありません、ですがセキュリティーがどうやっても
WPA-PSKしか出てきません、ちょっと不安ですので更にdynabook.comを探すと
アップデートが有りました、そちらをインストールすると WPA2-PSKが出てきました。
選択して接続すると特に問題はないようでした。
画像10 元のカード Intel PRO/Wireless 2100 画像11 交換すると AR5001X+ です
両機の比較をしてみますと、同じ部屋で使うにはそれほど差は出ませんが、2部屋離れると
Intel PA3362U-1MPCのカードの方が安定しているようです。
どちらの機種も無線LANカードの交換は成功のようです。
今となっては、11nのUSB無線アダプターが1,000円以下で手に入りますので
苦労してまでやることもないように思います。
できれば11n対応のMini-PCIカードを探し出して交換したいのですが、なにぶんにも
型名から仕様を割り出すのは、かなりの時間を費やしなくてはなりません。
最後に、分解および部品の換装は、リスクが大きいです。
参考程度に読んで頂き、実行は自己責任でお願いいたします。
あとがき
ども、Dynaです。
内蔵無線LANカードの換装ご苦労様でした。当方も、このミニPCIソケットを利用したSS1600の無線LAN内蔵
化にチャレンジしたく、インターネットを検索したところ、結構でてきましたので、チャレンジしようかと思っています。
ちょっと難点は、右横に付くSWがハードでは無くなり、ソフトスイッチのみになることと、それに必要な配線が基板
への半田付けが必要なことです。まあ、大そうな作業ではないのですが、特に最近細かいものが見えないので、
結構な勇気がいります。しかし、外付けの無線LANカードは出っ張りが大きいので、効果は高いですよね。
あと、無線LAN対応の液晶部も必要で、当方所有のものには、アンテナ付きで活用していないものが、どこかに
ありますので、そちらを利用すると完璧だと思います。SS1600も残念ながらオール分解になりそうなので、時間
を十分に確保してからのチャレンジになりそうです。楽しみですね。
レポートありがとうございました。また、何かありましたら、よろしくお願いします。 By Dyna メール
追加情報が来ました。
◎キックンさん (H24.07.08)
こんにちは、キックンと申します。
この前、秋葉原PC-NETに行ったときに、NECのVersaPro VY10F/BH-Lを、
1800円の雨の日割引−5%でゲットしました。
ですが、無線LANカード(mini-pci)がはずされていました、、、
なので、PCカードタイプのorinoco製PC24E-H-JPを使っていました。
で、このままPCカードタイプでもよかったのですが遅い!遅いすぎる!
MAX 11MbのWEPしか使えないタイプなので下り2.6Mb上り3.6Mbしかでないんです。。。
(ちなみにAPから1〜2m離れたところで使っていますが、、、)
なんとかならないかなと思ってDynaさんのHPを見ると、内蔵無線LANにすればいいという記事を見つけました。
で、いざQC-PASSに出陣!
買ってきた無線LANカードはIntel WM3B2200BGを2枚です。(11b/11gに対応しています。)
アンテナは昔使っていたPCからで、そのPCにも同じカード(但し壊れて認識できず)がついていました。
アンテナは液晶部分についていたのをはがして使いました。
いざ!分解!(って言ってもねじを一本、外すだけですが。。。)
取り付けてスイッチON!
よしっ!BIOSが出てOSがちゃんと起動します。
ドライバーをインストールして再起動、問題がないこと確認しました。
ドライバーはここからダウンロードできます。
http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=20307&keyword=%22WM3B2200BG%22&lang=jpn
再起動後、速度測定をしました。
まずカバーを外してアンテナむき出しで測定です。
おおっ!下り15.8Mb上り13.9Mbでています!
でもアンテナむき出して持ち運びするわけにも行かないのでMini-pciのスロットの中に無理やり入れます。
で、測定してみました。
今度は下り13.0Mb上り16.4Mbでました!
なんか下りが下がって、上りが上がりましたが、まあいいでしょう。。。
次は色々なPCに入れたいと思いますが、平日はあまり時間がないので今度続編として投稿します。
最後に
機器の改造は保証がなくなったり、怪我や事故の元になります。改造は自己責任のもとで行ってください。
ちなみにキックンおよびDynaさんは責任を負いかねます。
ども、Dynaです。早々の無線LAN内蔵レポートありがとうございました。
当方も、所有しているSS16003台を内蔵化しようと、たくらんでいるので、大変に参考になりました。
実は、7月7日(土)の第273回週末隊出動時に、無線LAN内蔵タイプのSS1610を、¥1500でゲットしてきました。
SS1600等は、無線LANを内蔵出来るように、ミニPCIソケットを持っているのですが、そこに辿り着くには、
完全なるノート分解が必要で、正直時間がかかります。今般、内蔵済みのノートを入手したのは、分解して内部
を見ることが目的でした。やってみると、何と無線LANカードとアンテナ線の間に見慣れぬ小さな基盤がありました。
この基盤の意味を理解・解析しないと、同じような単純内蔵化ができないようです。
それに比べ、この機種は裏蓋を外すだけで、内蔵できるのは素晴らしいですね。
時間的な問題だけでなく、精神的にもかなり楽だと思います。どうしてかというと、今回も分解時にカバーの爪を
折ってしまったからですね。何度分解を行っていても、小さなトラブルは避けられないようです。トホホ・・・
続編、楽しみにしています。 By Dyna メール