NO.359
Dynaの秋葉原ジャンクパラダイス
 別館

 DynaのHARD・OFFジャンクパラダイス

                                              By Dyna (2021.09.28)


 NO.02 

2号機 ONKYO CR-185X ¥1650 の修理


 ども、Dynaです。新型コロナ感染症対策のため「秋葉巡回」が出来なくなったため、代わりに「ハードオフ巡回」
を始めたお話の第2弾です。

 第1弾はONKYOの初代CR-185のお話ですので、こちらを参照してください。ようは、とても音の良いミニコンポ
を何も知らないで格安(880円)で購入したのですが、修理したらあまりに音が良いので、その機器にのめり込ん
でしまったというお話です。
 そして、二匹目のドジョウを狙いに、あちこちのハードオフに行って、同じ機器をゲットしようと思い車で出かま
した。

 今回は、神奈川県の長津田店(ながつた、「だ」ではありません。「た」です。)に行って来ました。
(5月の話です。)
 初めてのお店はワクワクしますね。早速、店内を散策してCR-185を探しましょう。するとありました。1台ですが
ジャンクコーナーに鎮座しているではないですか・・・・。良いですね。でも1650円(税込み)ですか・・・・。
少々お高いですね。


1、CR-185Xの症状
 すぐに、電源コーナーに持って行き動作確認です。電源は入ります。各種のボタンも良さそうですが、蛍光表示部
が少々暗いでしょうか。でも認識は出来るのでOkでしょうかね。問題はCDトレーですが、一応出入りします。

 
 ということで、合格となりましたが、いかんせん1650円(税込み)は判断に苦しみますね。いろいろ検討した
結果ハードオフでの限界値としてこの値をボーダーラインとしました。ようは、どうしても欲しい場合はここまでOK。
できれば1000円以下(税込み1100円)とする。と決めたのです。
(以後、ずっと基準としました。根拠は無いですが。)

 

 購入したOKYO CR-185Xは、初代からの後継機でエンブレムがプリントから凹凸のある部品へ変わり、ボリューム
もプラスチックからアルミ無垢になり、入力には新たにLINEが追加され、かなり良い感じです。でも一部の方から音
は初代の方が良いとも言われております。当方も確認しましたが、言われればそんな気がする程度でした。

 

 帰宅後、症状を確認したところ、次のようでした。

 @CDトレーは出入りするが、音飛びや再生できない状況が多発する。
 
 問題は以上のみで、意外と良い物でしたが、分解修理する以上メンテは一式全部することとしました。分解作業の
方法は前回状況を参照ください。(タクトSWは交換無しです。)

 
 因みに清掃方法ですが、当方はブラシと掃除機をセットで使っています。

 

2、CR-185Xの修理

作業1 ベルト交換(グリスアップ等含む)

 

 今回も千石のΦ25mmT-1.6¥160を使用しました。

作業2 ピックアップレンズ清掃(グリスアップ等含む)

 
 今回のピックアップは、ご覧のようにレンズ部も見事に汚れており、清掃の価値は高そうです。

 

 無水アルコールでレンズを拭きました。

 
 グリスアップも行います。

作業3 蛍光表示部の清掃とコンデンサー交換
 
 蛍光表示部の電解コンデンサー100μFも交換してみましたが、明るさは変わりませんでした。

作業4 ピックアップ・レーザー出力調整

 
 ピックアップのレーザー出力調整は、一番右のボリュームです。黒マジックで元の位置にマークを付けて、今回も
左へ1mm程度回しました。結果は、バッチリです。

作業5 FFケーブルの破損修復



 しかし、今回ついにやってしまいました。CD側FFケーブルの剥がれ! 結局両面テープで固定しましたが、その後
の 抜き差しで、またダメになったので、仕方なく「天地ガエシ」(CD側とMB側を入れ換えました。)
 このFFケーブルの規格は 1.25mmピッチの22P、同じ面側端子です。 この頃は入手不可でした。
 このFFケーブルはCR-185修理の鬼門ですね。ご注意を!


 よく見たら、反対側もくたびれていますね。この次の作業はもう困難かと思います。

 
 修理の結果、CDは正常に再生できるようになりました。(ケーブルの件を忘れてですが・・・・。)
  あと、リーフSWのメンテも行っております。(写真はありませんが)

3、修理結果

 
 前回の初代CR-185はAM放送が不可でしたが、今回のCR-185Xは普通に受信します。良かった!(使いませんが。)

 
 リモコンをメルカリでゲット!¥800  RC-292Sです。 少し汚れている!

 入力のLine確認

 
 入力にLineが加わったので、使いやすいですね。入力は今までMDとかTAPEを使っていましたが、どうにもすっきり
しませんので。
 それと、リモコンは便利ですね。音量の調整が離れて出来るのでうれしいです。ただ、ONKYOのリモコンはボタ
ンの配列がマトリックス状態で、どれがどれかジッと見つめてしまいます。せめて、ボリュウムなどよく使うボタン
は大きくしてください。

  修理の結果、CDは正常に動くようになりました。FMもAMもアンテナを付けたら良く入るようになりました。 リモ
コンを入手したので、遠隔操作も楽に出来るようになり快適です。蛍光表示板の暗さが少々位が気になるところですね。
 音は、CR-185と同等に良いと思います。人によっては落ちると言われていますが、当方には分かりませんでした。

 


ども、Dynaです。

 別館NO.2 「CR-185Xの修理」はいかがでしたでしょうか。さすがに2台目となると楽ですね。
(記事もかなり省略させいただきましたが。)
1号機はHPが多くあったので分かりやすかったとは言え、初めてだったのでかなり難儀しました・・・。
 ただ、楽になった分、「FFケーブルの破損」と言う落ちがあり、結論的には、大変注意が必要な機器であることが分かった次第
です。今回は、CD側のケーブルの破損で済みましたが、以後の作業ではフロント側も発生しており、当機器修理の最大の壁に
なっています。
 引き続き同シリーズは続き、現在20号機まで行っていますので、レポートを続けます。では、次回にお期待ください。

                                                        Dynaまでメール 

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