PC CARD DRIVE AMI-31 |
当HP、第3章 屋内活動報告(1)ジャンク活用報告 No32 PC-NET 南館にて購入した ADTEK SYSTEM SCIENCE 製 [ PC CARD DRIVE AMI-31 ¥200−は何者か H15.12.4 ] を、見た読者の方からH16年1月末にメールが来ました。 内容は、外付けの PC カードリーダーで,SRAM カードというタイプの PC カードに対応したものは,あまり製品がなく,AMI-31 はそれに該当するため是非譲ってほしい。とのことでした。当方は、SRAMなるものを使用していなかったため、正直良く分かりませんでした。しかし、特にAMI-31を使用しているわけではなかったため、使用レポートを書いていただけると嬉しいと、言いながら半分押しつけで送りました。本日、その使用レポートをいただきましたので、ご厚意で公開させていただきます。参考にしてください。 モリヤさんへ:レポート強制させたようですみません。でも大変に良く分かりました。今後もよろしくお願いします。 |
以下は,Dyna さんが秋葉原のジャンク屋で入手されたカードリーダー AMI-31 を譲ってもらって使った顛末を,モリヤが書いたものです。(2004/02/29 モリヤ)
始まりはカレーだった。2004
年になって何回目かの土曜日。話の成り行きでカレーを食べに行くことになった。久しく行っていなかった神保町のカレー屋に出向き,スパイスの効いたルーのかかった白米とじゃがいもとを胃に流し込むと,「せっかくだから久しぶりに秋葉原に寄って行こう」とモリヤの口が言ったのだ。秋葉原に行って何をするというアテがあったわけではなかったのだが,その場の思いつきでオアポケで使えるメモリーカードの出物がないかを探すことにした。
オアポケこと OASYS Pocket 3
は,筐体のサイズに似合わずフルサイズのメモリカードを二枚挿すことができるようになっている携帯ワープロである。このメモリーカードとして使えるのは,最近流通しているフラッシュメモリを利用したものではなく,ボタン電池で内部情報を保持する
SRAM
タイプのもののため,市場では全体的に品薄,というかこれまで店頭では見たことがなかった。この日はじめてラジデパのジャンクショップの棚で実物を見つけることができた。
こうして使えるメモリーカードが手に入ると,当然次にしたくなるのは母艦(デスクトップパソコン)とのデータ交換である。これまでは,ポケに外部接続するフロッピードライブを利用してデータ交換をしていたのだが,PCMCIA のメモリーカードを持っていながら,わざわざフロッピーを介するのはあまりにもかったるい。ところが,ポケで使える SRAM タイプの PCMCIA カードは,モリヤが持っている ATA のみに対応したカードリーダーでは読むことができないのだ。
ウェブであれこれ情報を漁っていると,ADTEK の AMI-31 というカードリーダーであれば使えること(ここの対応カードの項),AMI-31
は既に販売終了になっているらしいこと(ここの
2003.08.11 の項),昨年末に秋葉原のジャンク屋で投げ売りされいたらしいこと(ここの
12/6 の項),そしてそれを Dyna さんという方が買っておられたこと,が判明。ダメ元で
Dyna さんにお譲りいただけないかを訊ねるメールを出してみたところ,お譲りいただけるとの返事をいただくことができた。
こうして,Dyna さんにメールを出してから三日後には,自宅には Dyna
さんからカードリーダーが届いていた。(本当に素早く対応して下さって,ありがとうございます)
会社の廃品箱から対応する
SCSI
ケーブルを持ち帰って繋いでみたところ。母艦本体およびその回りの機器は,ひと昔前のベージュ/クリーム色系の筐体の物ばかりなので,違和感は特に感じない。前からこのように鎮座ましましていたような気さえする。
この写真からだとよく分からないが,モリヤの母艦は古い型の Mac。なので,SCSI はマザーボードに直接実装されており,AMI-31
との接続には必要なのはケーブルだけである。
ウェブで漁った情報によると,AMI-31
を Mac に繋ぐときに必要なドライバーは,Mac OS 8.x〜9.x に標準付属している PC Exchange
というコントロールパネルで提供される汎用ドライバーで構わないとのこと。ずいぶん長いあいだこの Mac を使ってきたが,PC Exchange が汎用 SCSI
ドライバーを供給できることは今回初めて知った。世にある数多の Mac 用 SCSI
機器で,本当はこの汎用ドライバーだけでもオッケーなものって意外に沢山ありそうな気配。
ポケからカードを取り出して,AMI-31 に挿してみる。
何かを問われるダイアログが出るでもなく,なんなくデスクトップにマウントされた。この時期の Mac
では,ディスクやカードはマウントされているときだけデスクトップにアイコンが表示されるようになっているので,アイコンが出たということは使えるということにほぼ等しい。アイコンを開いてみると,PC
汎用ディスクとして認識されていることが分かる。(Mac には,拡張子とはまったく独立したファイルタイプという概念があり,このファイルタイプと PC
の拡張子との対応付けをコントロールパネルで設定しておくと,書類のアイコンがあるべき姿になる。右のスクリーンショットで,拡張子 .TXT
のファイル以外についている青字の「PC」のアイコンは,この対応づけがされていない汎用 PC ファイルに Mac OS が付けるアイコンである)
スロットの脇にあるランプは二つ。ひとつは電源ランプでもうひとつはアクセスランプ。母艦側でカードを認識すると緑に(左),読み書きしているときはオレンジに(中)点灯する。アンマウントしたりカードを抜き去ってしまうと消灯する(右)。
AMI-31 を使いはじめることで,急激にポケの使用頻度が上がった。これまでの外付けフロッピードライブを使うスタイルがやはりかなり障壁としては高かったようで,PC カードを直接母艦で読み書きできる環境があるのは相当重要だったということが判明。ウェブからダウンロードしたソフトをポケで使ったり,電車の中でウェブ用の駄文を書いたりなどをする毎日である。
というわけで,本当にありがとうございました。>Dyna さん
ども、Dynaです。レポートありがとうございました。
楽して1ページ出来た感じでちょっぴり得した気分です。でも、他人の作ったページは勉強になりますね。写真は容量が同じくらいなのに大変に綺麗でびっくりしました。デジカメを変えなければいけないかも。モリヤさん今後もよろしくお願いします。
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