NO.343

 ジャンクスマホ(iPhone5S)の2個1修理 

                                                      2019.05.19                                  

 ども、Dynaです。

 最近はスマホなしの生活は考えられないですよね。そして今後は、スマホによる料金の支払い等、ますます重要になって行きそうです。

 そうすると、生活での位置づけが更に高まり、PC以上に修理方法のノウハウを付けるべきと考えています。

 しかしスマホの内部は、相当細かいようなのです。老眼の当方としては、頭のなかで「スマホ修理のスキルを高めろ!」と思っては

いるのですが、なかなか実施に移れないでいました。それは、時間が無いこともありますが、しっかりしたビジョンを持ってないからです。

 そうなんです。ニーズはあるのに、「やってやろう!」的なポリシーが持てないのです。それは、やはり老眼のせいも一部ありますが

一番は情報収集を怠っていたからかも知れません。互換性の高い機種なら2個1ができるので、頑張ればできるとことを春に入手し

たのに・・・です。 kanemiさんのレポート

 さて、スマホの2個1レポート第2弾をカンガルーおやじさんから頂きました。ありがとうございます。早速、拝見したら、何とか出来そ

うに思えて来ました。勿論、簡単ではなさそうですが、頑張る価値はありますね。では、拝見しましょう。

 

                                                     By Dyna   メール



〇メールをいただきました(Dyna) 2019.05.08

Dyna 様

 いつも楽しく拝見しております。

 「なぞなぞ」に時々答えを送っていた「カンガルーおやじ」です。

 先日、スマホ2個1修理をしました。「今さら」な内容かもしれませんが、お送りします。

 ファイル形式が分からないので。wordとPDFで送ります。

 老眼にはちょっと厳しい作業ですが、残りのジャンクスマホで数回組み立てるうちにコツをつかみました。

 よろしければ、参考にしてください。  

                                                久しぶりのカンガルーおやじ

  →ども、Dynaです。

  メール&レポートありがとうございます。スマホの2個1は、レポートが少ないので助かります。
 
  貴方がおっしゃるように、精密な機器なので当方のような老眼では、作業出来そうもなく、あきらめていました。

  早速、HP用へと準備しますので、しばしお待ちください。よろしくお願いいたします。

 ※参考  レポートの送付方法は、WORDでもPDFでもメール文でもOKですが、写真は別途データで送ってください。


 

「ジャンクスマホiPhone5Sの2個1修理」      カンガルーおやじ

 

はじめに

 時々「スマホ修理」の広告を目にする。画面が割れたり、バッテリーが寿命のスマホを修理するらしい。特殊な設備や技術が必要だと思っていた。

 ヤフーオークションで「スマホ分解工具セット」なるものが出ていた。値段も数百円と手頃だったので落札した。吸盤や小さいドライバー等がセットに

なっている。

 ネットで「スマホ分解」を検索したところ、動画やサイトがいくつかヒットした。その中で「分解工房」なるサイトがiPhoneの分解手順を詳しくアップして

いた。歴代iPhoneについてバッテリー交換、ロジックボード交換等詳細な手順を説明している。どうもスマホの修理業者らしい。しかし、iPhone以外は、

情報がほとんどない。

 ヤフーオークションでジャンクiPhoneは、安く出ている。ジャンクの内容を見ていると、ジャンクiPhone2個から完動品を1つ作れそうだ。つまり動作

品だが画面のガラスが割れているものと、見た目は綺麗だがロックがかかって不動のもの。画面が割れているものにロックがかかった画面を移植

すれば完動品になりそうだ。

 

 

1.2台のiPhomeを入手


 まず 1台目:パスワードがわからずにロックがかかったiPhone5Sを320円で落札。

 次に 2台目:動作品だがパネル面が割れているiphone5Sを1100円で落札。

合計送料込みで約2000円。少し古いが機種だが、遊ぶには手頃だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

2台目

 

   ↑1台目: 見た目はほぼ無傷、しかし、ロックが掛かって何もできない。ID、パスワード不明。 

                                   ↑2台目:こちらはパネル面割れ、操作はできるが、派手に割れている。指先が引っかかる。

 

    1台目 + 2台目  =   一体どうなるか

                      

 

 まずパネルが割れているスマホを分解する前に、

 ガラス面にテープを貼ってガラスが飛び散らないようにする。

 これだけ割れているのに何故かガラスは、くっついている。

 裏面に接着テープでもあるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2.パネルの割れているスマホの分解(2台目)


 ライトニングケーブル差込口の左右にある小さいビスをペンタローブドライバー(星形)で外す。意外に簡単に外れる。

  





 フロントパネルを外す。吸盤のついたiPhoneオープニングツールを使用。


  



 写真で見ると簡単そうだが、画面が割れているので、画面が膨らんでなかなか開かない。何度か試しているうちに、端が1mmくらい浮いたので、

ギターのピックのようなものを隙間に差し込んでこじ開けた。

 

    

  指紋認証のケーブルを外す。

 パネルにつながっているのが指紋認証ケーブル。コネクタを押さえている金具(2mmくらい)を持ち上げて、ケーブルコネクタを外す。カパッ、カパッ

と簡単に外れる。



 ケーブル固定板を外す。

 フロントパネルとロジックボードを接続している3本のケーブルを外すためにケーブル固定板を止めている4本のビスを外し、ケーブル固定板を外す。

ビスは、とても小さい。頭の径、長さ共に2mm以下。

精密ドライバーで簡単に外れる。

 

  



 ケーブルを外す



 3本のケーブルを全て外すと、フロントパネルが分離できる。

3本のケーブルを順番に外す。3番目のケーブルは他のケーブルの下になっており、1番、2番のケーブルを外さないと見えない。

 先のとがったドライバーで簡単に外れる。



 フロントパネルを外した状態

  

タッチパネルのガラスの割れがすごい。 芸術的!




3.もう一台のジャンクスマホの分解(1台目を同様に)

 1台目はスムーズに分解できた。

 



4.フロントパネルを入れ替えての組立て

 分解、組み立てと簡単そうだが、組み立ては、分解以上に手間取った。


 分解は、ビスを外して、コネクタを外す、とても簡単だった。しかし、組み立ては、コネクタのサイズが異常に小さいのでなかなか入らない。

 小さいものは米粒より小さいのだ。適当な位置に置いて押さえるのだが、ちょっとずれると入らない。小さいから横から見ても位置が確認できない。

手探り状態で接続する。


 ビスも異様に小さくて、ドライバーの先にうまくくっつかない。ドライバーの先端にプラスの溝をマグネットで着けようとすると、ビスの皿にくっついてし

まう。つまりドライバーの先端にビスが横向きに着いてしまう。ピンセットで挟むにもビスが短いのでうまく挟めない。

 組み立ては分解の数倍の時間と労力が掛かった。老眼の目にはかなりきつい。

 コネクタを接続して、フロントパネルを慎重にかぶせて閉める。ペンタローブビス(これは長さが5mmくらいなので楽勝)を2本締めて完成。



 結果は、以下のとおり 


       


       修理前(上・下とも2台目)       →       修理後(下:2台目+上:1台目) 



 何とか完成した。何度かやれば慣れてスムーズにできるかも?

 感想 スマホの内部は、とても精密に加工されている。電気製品と言うよりもアナログの腕時計に近い感じ。

 バッテリー交換やパネル交換に1万円位取られるのも納得。技術と言うより手先の器用さと集中力が必要です。 

 

 

 


 ども、Dynaです。

 レポートありがとうございました。何回も読んだせいか、自分でも出来るような気がしてきました。
 
 今、家内のスマホをどうするかで悩んでいます。今はアンドロイドなのですがバッテリーの寿命が早いことと、良いバッテリーが入手できない

で苦しんでいるからです。

 その点、iPhoneだと部品の入手や情報が豊富で良いですね。マジ、やる気が出て来ました。またお願いします。

                                                 By Dyna   メール

 


 

 

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