TAOの\1000チャンドラ(日立Priusノート210)は動くか?   H16.1.9

 平成16年1月4日(日)新年早々秋葉巡回したところ、入場制限していたTAO2Fで、何と¥1000のチャンドラを発見、

速攻でゲットしました。(20台位ありましたが、皆さん慎重になっていました)

さて、新年のお年玉となるか、将来へのお楽しみになるか、まあ¥1000ですから期待はできませんが、お楽しみ。

 チャンドラは熱狂的な愛好家がいるのが分かる、大変良くできているPCだと思います。

特徴としては、コンパクト、カードスロットが3つ(こんなに小さいのに)、バッテリーが家庭用ビデオカメラ用の物が使えるなどです。

長い間、モバイル用としてはNEC のVersaPROを愛用していましたが、この小ささなら変えても良いかなと思えるくらい可愛いPCです。

勿論スペック的に時代遅れですが・・・・。

とりあえず、ばらして見ましょう。でも、いきなり壊すのもいやなので、解説HPを探すと、結構ありました。(ここでは省略します。)

HPを参考にばらします。

  サイドと裏面に4つネジがあるので取ります。

実は当機は元々ネジがはずれていてありませんでした。あとで分かったのですが、このPCはかなり手を入れられており、

ネジがはずれてボディ内に散乱していました。

   次はキーボードの撤去

キーボードは、爪で外していきます。(引っ張ればパキパキと外れます。)

 まだ、ケーブルが付いているので、取りましょう。

  ケーブルはフィルムが2カ所、ワイヤーが2カ所です。

  はい!取れました。

次は、MBと本体を分離します。

 電源近くにフィルムケーブルが2カ所

 右側にフィルム1カ所、センターにケーブルが1カ所

ネジは、1,2,3,4A,B,Cのみです。他のを外すとPCカードドック類が取れて手に負えなくなります。当方のPCはその状態でした。

そのため、ケース内にネジやナット類が散乱しており、結果ジャンクとなったかも。また、右のケーブルソケットが破損しておりました。

 4のネジ拡大写真

 あと、電源近くのフィルムケーブルの下にもねじが1つ有りますが、取ってはいけません。

また、この基盤の下にソケットがあり、MBと本体電源基盤とつながっています。

  はい、外れました。

次は、HDを付けます。

  こんな感じです。なお、写真では12.5mmのHDを付けていますが

実際は、9.5mmのHDでないと入りませんでした。(注意してください)

 電源は15V2.3A プラグサイズは2.5mmの一般的な物が使えました。

  アミティと共用できるよう二股に加工

東芝ダイナブック用の電源15V3Aを利用、プラグ部が合わないので、アダプターを作成しました。

  電源オン!! 何もつかない。

音もしない、点灯もしない、ようは「うんともすんとも」いいません。

多分電源系の故障でしょう。ヒューズが切れているみたい。

  電圧を測ってみましょう。18.6V少々高めですが出ていますね・・・・・

さて、どうした物でしょうか。なぜ、動かないのだ?さすがTAO。

つづく(本当か?)<H16.1.9>


さて、色々なHPを調べていく内に、バッテリーを付けると動くことが分かりました。そこで、早速実施することに。

 ソニーのハンディカムのを入れます。

左と  右に計2個入れて、スイッチオン。

  オー!!電源入りました。

 なにやらエラーが出るが、進むと

 この画面で止まります。 エラーがなんたらかんたら

なお、バッテリーでの稼働には時間的な制限があり、これから先に進むには、どうしてもACアダプタにて動かす必要があります。

調べると、F1のヒューズが飛んでいるようなので、修理したいと思います。

続く <H16.1.10>


さて、電源部のヒューズを修理するには、そこのカバーを開ける必要がありますが、その部分が一番難しかった。本体裏の2つの

ネジを外した後、単純にずらしながら引っ張ればカバーが取れたのですが、やはり力を入れすぎ爪を折ってしまいました。

    あせらずにゆっくりと

はい、オープンです。

  これが切れているF1ヒューズ

 テスターで計測すると、やはり通電しません。

 秋葉で購入したヒューズ、上が一般的なガラス管タイプ、中が抵抗型、下はそれを加工したもの

アンペアは基盤上のものが2.5Aになっているので、同様の物を求めたが、1A単位になっていたので仕方なく3Aを購入しました。

後で、15Vの2.5Aと、100Vの3Aを交換しても良いのか分からなくなったため、0.5Aのヒューズも一式購入しておきました。

(掲示板で、情報が入りました。電圧に関係なくアンペア数を合わせれば良いとのことです。サンクス!!)

  以前他のPCで、ヒューズを半田ごての熱で切ったことがありましたので、今回は放熱クリップを使用します。

半田付け作業は大変に細かい作業になるため、ヒューズ側も、基盤側も事前に半田メッキしておきます。

 こんな感じでできました。 おー、通電します。完成。

チャンドラを元に戻して、ACアダプタを付けると、

 やった!!ランプ点灯。

では、動く可能性が高くなったので、準備しましょう

 Win95の入っていた815MBのHDを入れて、メモリもアップしておきます。EDO144Pの16MB

それでは、スイッチオン!!

 やっぱり以前のWin95が立ち上がりました。しかし、いろいろなシステムを見つけてはセットアップしてます。

 とりあえず、Win95が立ち上がったが、正規のOSではない。困った。

何とかFDDを入手して、普通にセットアップしたい。掲示板ではIBMのFDDなら使えるようだ。

当方が持っているNECやHPのFDDが使えると嬉しいのだが。

続く <H16.1.12>


その後、FDDについては実験しました。と言うより強制的に接続して電源オン。(完全に人柱)

結果、NECのもHPのもまったく同じ状態、エクスプローラーの画面が凍り付くようになり、使用できません。(残念)

悩んでいる内に、メールをいくつかいただきました。そうです、FDDが無い場合のセットアップ方法です。

結論的には出来ました。皆さんありがとうございました。感謝。

 今後の予定は、無線LAN、バッテリーの換装などを考えています。

連休最終日なので、1回まとめます。新年楽しいお年玉でした。TAOさん感謝します。またお願いします。

 

○バッテリーセル交換しました。(H16.2.20)

 

 

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