NO.222 By BW'Sさん (H22.11.12)
DELL2300CのFAN&吸排気修理
ども、Dynaです。
DellのDimensionシリーズはFANとかヒートシンク関連のエラーが多いようで、当方も以前2400Cでヒートシンク修理を
実施しました。ある意味簡単なトラブルですが、頑丈なボディーに見えるので、故障の原因がいまいち合わないような気が
します。まあ、でも、比較的修理しやすいので、美味しいかも知れませんね。今般、BW'SさんからFAN修理のレポートを
送っていただいたのですが、ちょっと面白いやり方で対応しています。楽しみですね。早速拝見しましょう。
1 はじめに
BW'Sと申します。 毎日HPを拝見させていただいています。
今回、DELL Dimension2300Cの修理しましたのでレポートを送らさせていただきました。
みなさんの参考になれば幸いです。
2 症状確認
会社の知り合いから、「起動させるとメッセージが出て“F1”を押すと立ち上がるが突然電源が落ちる」
という症状だと言われました。
引き上げてきたので早速立ち上げてみましょう。
0.jpg
メッセージは、
Alert! Previous fan failure.
Strike the F1 key to continue,F2 to run the setup utility でした。
Fanエラーのようです。
ケースを開けて電源を入れると、CPU fanが動いていません。
1.jpg
3 対策確認
では、ネット検索です。DELLのfan故障にかかわるサイトがたくさんヒットしました。
部品発注すると9000円もするようです。それもヒートシンク付き。壊れないヒートシンクも一緒とは・・・。
Fanだけなら安いのに!!
で、8年も前のPCにあまり金をかけたくもなし。
このメッセージは、BIOSの設定で表示させなくすることが可能なことが先ほどのネット検索でわかりました。
Report Keyboard Errors を Do
Not Report に切り替えれば表示しなくなります。
2.jpg
さて、fanはどうなっているか確認です。
分解して見ました。基盤が変色しています。何かのパーツが焼けたようです。
3.jpg
4 修理開始
さてfanはどうするか?
CPUのヒートシンクを眺めていると!! ケースfanの8cmがぴったりと乗ります。
でも普通サイズのfanではケースとの隙間が5mmしかありません。
PCショップでfan探しです。ありました。手ごろなものが。
10mm厚。これなら、20mm隙間を確保できます。
4.jpg
で、早速付けました。
固定方法は、オリジナルのCPUfanとは反対の対角線上にタップを立てました。
Fan付属のビスとオリジナルfan固定ビスのねじサイズが違ったためです。
これで一応CPUの熱暴走はなくなりました。がしかしこれだと、ケース内の空気をかき混ぜているだけでしっかりと
冷却出来そうにありません。で、紙ダクトを作ってみました。
5.jpg
さらに、一思案です。
オリジナルは、CPU fanがヒートシンクの空気を吸い後方に排気しています。
ですがこれだとPCケース内圧が−になるため、CDドライブやUSBポートにホコリがたまってしまいます。
で、逆にしました。青枠部からフレッシュエアを吸い、赤枠部と電源fanで熱気を外に排気する様にしました。
6.jpg
CPU fanの流量が多いためPCケース内の圧力が+になり、赤枠部より排気されていることが確認できました。
よっしゃ ガッツポーズです。
さらにホコリ対策で、青枠部には換気扇フィルターを貼り付けました。
Fanコントローラーを付けなかったためfanの音は少しうるさいですが、約1400円で修理完了したので、
かなり自己満足しています。
お粗末でした。
5 おまけ
今回、CPUヒートシンクを外そうとしたらなぜかすんなり外れます。
なんと、CPUとヒートシンクの間にビニールが挟まっています。初期のCPUグリスを保護するビニールが
剥がされずに組まれていました。とほほ・・・
ども、Dynaです。
レポートありがとうございました。吸気と排気を逆にしてケースに対するゴミの付着を防ぐとは、素晴らしいアイディア
ですね。当方も、3号機がFDDやCDDのドライブ口にゴミが付着して困っています。あのターミネーターなので、逆回転
をさせることは、困難だと思いますが、今後の参考にさせていただきます。ありがとうございました。
By Dyna