NO.218  By  Dyna (H22.07.25) 

P4-3.2Ghz NEC MY32V のコンデンサー

交換、一気に12個です。

 ども、Dynaです。

  このところ、沢山のジャンクが買えて、うれしい状態が続きました。しかし、無線LAN子機のアクセスポイント化が

意外にも難航してしまい、(新品だったので楽勝と考えていました。)いろいろ、頑張ったのですが、一向に解決しな

いのです。仕方ないので、ここで気分を一新することにしました。おやつという訳ではないのですが、そろそろ慣れて

きた、コンデンサー交換を行いました。(これなら成功するだろうと)

 機種は、NECのMY32V、そうです。P4−3.2GHzです。直っても、この暑い日に、正常運転できるのか心配ですが、

Cパンクしている状態で放置は出来ません。さて、どうなることでしょう。


1 本体入手、その内部は・・・・

 良く見ると、中央部分が黒色なのですね。MY28と、微妙に違います。

 第219回出動 H22.06.05(土) のレポートにも記載してありますが、NEC MY32-VはFP(ファーストポイント)

で¥1280でした。同じ位のスリムPCが、沢山売られており、多分コンデンサー・パンクだなと予想して買いました。

 結果は、予想通りでしたが、分解してびっくり、何と!コンデンサーパンクは全部で12個もあったのです。

 

  

 しかも、ほとんどが、液漏れを起こしていました。ただ、メーカーはニチコンで、1000μF 10V 105℃ 全部だめなのに

対して、その他のコンデンサーは、まったく異常が無いのには驚きました。

 

   

 その他の部分を、チェックしましたが、どうやら異常はなさそうです。

本来なら、一応動くか試したいところですが、以前、キューブで液漏れさせてしまったのを、強引に動かして512MBの

メモリを破壊させていますので、やめて置きます。これだけパンクしていれば、間違いなく動かないでしょうから。

 

2 部品の入手

 

 では、早速コンデンサーを買いましょう。毎度のことですが、悩まずに千石電商に行きました。沢山種類があり、お安い

からです。

 千石電商 低ESR電解コンデンサー 1000μF 10V 105℃ 12個 @40*12=¥480

¥500で、修理できればお安いですね。因みに、メーカーは東信工業ものです。結構、信頼できます。

 

 

3 分解開始

   

 順番にパーツを外して行きます。FDD、CDD、電源、CPUとFAN ・・・・・。 こんな感じになります。

 

 

 底板は、本体を固定して、ズラすようにすると、外れます。

 

  

 問題は、MBをどのようにして外すかです。いろいろ試したのですが、どうやら、バックのパネルを外して、後ろ向きに引っ

張れば取れることが分かりました。

 写真左のネジや、写真右のネジを取ると、パネルが取れます。

 

 

 フロントから指で押すと、MBが後ろに押されて、出てきます。

 

 

 

 

4 コンデンサー交換

 道具は、60Wの半田ごて(絶対に先が楕円状の面取りしているのをお薦めします)、ヤニ入り半田、吸い取り線です。

 

 ターゲットに半田ゴテの面取り部をあて、一気に加熱します。そして、表面にあるコンデンサーを左右に振って取ります。

 

 取れた跡に残っている半田を、吸い取り線や、クリップ等で、取り除きます。当方は、0.8mmのピンバイス(ハンドドリル)

を使いましたが、今般慣れてきたので、クリップを使っても出来そうな気がします。

 

 コンデンサーを差し込みます。+−を間違えないように注意しましょう。

 

 一気に半田付けします。意外に今回は上手に出来ました。

 

 

 とは言っても、心配なのでレジスト補修液を塗っておきましょう。

 

  ゴミです。

 実は、今回は調子が良く、12個も一気に作業できました。

 これも、半田ごての先を楕円状の面取りしてあるタイプに変えたためだと分かりました。全然、違います。キッパリ!!

 

 

完成しました。1時間程度です。素晴らしい!!

 

5 組立て・起動

  

 CPUを確認してみました。薄っすらしか見えませんが、たしかに、P4-3.2Ghzです。事実上の最高機種になります。

HDDはPC-NET2で購入してきた¥299の40GB。メモリは、適当に見繕いました。

 

 緊張の火入れ式・・・・・・・・・良かったです。何の問題も無く何か出てきました。

おやおやリナックスのようですね。

 ということは、FDISK /MBR を実施しましょう。以前、それを知らないで苦労しましたから。

 

 

6 実用性チェック

 さて、無事に動き出したのですが、実際に実用になるのでしょうか?

そこで、温度の測定をして見ましょう。まず室温は28度です。

 

 1号機です。MY28V

今、HPの管理を直接行っている。NEC MY28V は後のFAN部に温度センサーを付けたら、45度でした。

 

 MY32Vは・・・・。

同じような箇所にセンサーを設置して測定してみると・・・・。ほとんど同じですね。約45度

何だ、MY28と大差ないではないですか。では、安心して使いましょう。

と、安心してOSを入れ始めたのですが・・・・・・。

どうやら、MBの温度センサーが働いたのか、途中で電源が切れてしまったのです。

 

内部をチェックしてみました。

その結果、CPU-FANから出てくる風が異常に熱いです。そして写真右にあるヒートシンク(FET?)は熱くて触れません。

その横にあるコンデンサー達も天井は、かなりです・・・・。困った!

チップセットのヒートシンクもかなりの熱さ。(写真では、冷めてからセンサーを付けたときのものです。)

このまま、温度センサーを付けたまま、運用してみることにしました。

 

チップセットのヒートシンクは約56度です。かなり熱いですね。

BIOSで温度も表示されますが、コントロール方法が分かりません。

 

 

7 OSセットアップ後、SuperΠ実施

 何か、モンモンとしながらOSをセットアップしました。

今度は、何とか最後まで行きました。(原因は分かりませんが)

そして、お楽しみのスーパー・パイの実施です。MY28が50秒ですから、期待したいです。

 

 

 何?2分57秒? 何だそれ・・・・?

そして、OSもタラタラしています。まったく3.2GHzらしからぬ動き。どうやら、焼けてしまったのか?

違う・・・・。多分、ドライバーが当たっていないからだ。ということで、チップセットのドライバーを入れてみたら・・・・

 

 47秒!おめでとうございます。新記録達成です。

待てよ、たったの3秒短縮できただけ? 2.8GHzが3.2Ghzになったのに。トホホ・・・・・。

その後は、まあキビキビ動くのですが、やはりかなり熱いです。

突然のシャットダウンは無くなり、CPU−FANは正常らしき動きはしています。(多分)

1号機であるMY28とさほど変わらないというのが、正直な感想ですね。

まあ、3.2Ghzがあるということで十分かも。 結論!夏が終わったら使い始めます。

お粗末!


ども、Dynaです。

 予想したとおりの、コンデンサーパンク。そして、予想したとおりの発熱。そして、予想どおり夏の運用見送り。と

お粗末な結果、お恥ずかしいです。しかし、P4−3.2GHzが¥1280で売られているのを、見送るわけには

行きませんでした。そこに、かつての英雄が助けを求めているのに、助けないのはいけません。と言うことで、USB

無線LAN子機のアクセスポイント化がうまく行かないことの、息抜きとして実施した、コンデンサー交換。確かに、

以前ほどの緊張はなくなり、かなり手馴れて来ました。自信も付きました。ありがたいです。

それにしても、どうなっているのかなぁ11nは・・・?

 By Dyna

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