FMV−612MG3のサーマルセンサーエラー
(FAN修理)H20.03.09 By 川上さん
ども、Dynaです。最近のノートPCは性能が良くなったのですが、その分CPUのクロックもアップしており、排熱のために
FANの役割も大切になって来ているようです。そのせいか、昔ではあまり意識しなかったFANのトラブルによるエラーが
最近は出るようになった感じです。先般もFAN修理のレポートをいただきましたが、偶然そのレポートを見て修理に成功
した方から、修理成功のレポートをいただきました。早速、拝見しましょう。
修理報告(FMV−612MG3)
秋葉の杜でBIOS、LCD、OKでHDなしメモリ256MBつきのジャンクを購入しました。
起動してみるとサーマルセンサーエラーが出ています。
ファンの調子が悪いようで回転の音も少しおかしいです。
オークションにもなかなか見つけられずにいるとDynaさんのHPに修理報告がアップされました。
だめもとで挑戦してみるとみごとに復活しました。
写真1.FMV-612MG3です
写真2.開くとこんなかんじです
写真3.背面です
写真4.上部スイッチパネルをはずすのに
写真5.ドライブを抜くとここにもねじがあります
写真6.ファンの排気口です
分解は背面のねじをすべてはずしてしまえば簡単にできました。
上部スイッチパネルをはずすには背面の2本のねじをはずし写真4にある左右のひっかけを
マイナスドライバーなどでこじってはずしてLCDを全部開いておくとはずせます。
スイッチパネル左右にひっかける場所があるので割らないように。
これでキーボードもはずせます。
LCDもスイッチパネルを開いた中のねじとその外側のねじではずせます。
富士通はみんな同じかんじです。
写真7.マザーボードのファンをはずします
途中省略ですがファンは写真7の黒く丸いところについていました。
排気の格子が見えますが下の白い部分は銅の放熱板でそのしたにCPUがあります。
写真8.はずしたファン(クリーニング後です)
写真9.ファンをケースからはすして中心の軸受け部に給油します。
バイクのチェーンオイルを少しつけてみました。
給油すると手で回してもかなり良く回ります。給油前は惰性では回転できませんでした。
少しの電気で回転しているようです。
写真10.はずしたファン単体
先に報告されているファンとほとんど同じ構造です。
写真11.分解途中
左側はマザーボードで右側はパームレスト下の放熱もかねている金属板です。
放熱板と接触させるために写真7の白いグリスがあったわけです。
ここにはカードスロットも固定され、さらにVGA出力などもついていてマザーとは裏側のコネクタ
で接続されています。パームレストをはずしてからここをはずすのがちょっとわかりずらいところ
ですがつながりをよく観察するとわかります。
写真10.復活しました。パピーリナックスCDで起動中です。エラーは出ていません。
→ども、Dynaです。
レポートご苦労様でした。当方、先日デスクトップのCPUで火傷をしてしまいましたが、本当に熱かったです。
冗談に目玉焼きが焼けると聞きますが、どうやら本当のようです。(CPUが壊れていたせいかも?)そんな
CPUの排熱を担当するFANの役割は重大ですね。もし、動きがおかしくなったら、それは本当に怖いお話です。
考えたくもないですね。FANの入手は結構難しいので、メンテをしながら大切にお使いください。
では、また! By Dyna
メールが来ました。
はじめまして「きしたろう」といいます。(H20.05.27)
投稿が遅いのですが
私のノートPC(富士通FMV-BIBLO NB-55L/T )も同じような症状で
困っていました。あるとき、前ぶれも無くシャットダウンするのです。
本体のCPUの場所が異状に熱を持っていましたので
もしやと思い、分解したところ、おもったとおりホコリが
溜まって放熱のフィンが目詰まりして冷却ファンの風が
通りにくくなっていました。そこでファンと放熱板を
はずしてホコリを取ってきれいにしました。
実際、これだけが原因なのか解りませんでしたがその後シャットダウン
は、しなくなりました。参考になれば良いのですが。