廃インクエラー（E08)が出ました!
NO.350 Canon Pixus MG3130 1,100円ジャンクプリンター
正式には、MG3130のエラー表示がE08 （LED表示）インク吸収体が満杯になりそうとのことです。キヤノンのHP
にエラーE08をモノクロボタンまたはカラーボタンを押すと解除できるとありますので印刷はできるようですね。
恐らく、このような記載をしているので過去は、印刷できなかったのでトラブルになったのではないでしょうか。
それは、ともかく、エラーが出るのは、気になりますので解除することにしましょう。
１、廃インクエラー E08
廃インクエラーとは、インクジェット式のプリンターがヘッドクリーニングなどを行う時にインクを廃棄する箱が
あります。そこにインク吸収体があって、インクをプリンター内に留めておく必要があります。そうしないとプリンタ
からインクが漏れてしまいます。では、どうやってそのインク吸収体がある箱が一杯になったことを検出するのか
と言うと、印刷回数やヘッドクリーニング回数で行っているようです。ですから、インク吸収体がインクで一杯になる
前に廃インクエラーとして表示すると思われます。では、本当にインク吸収体が一杯になり、インクが漏れるので
しょうか？実は、他のプリンターで使い過ぎたのかもしれませんが、タンスの上に置いて使用していたのですが
移動した時にインクの染みがあったことがあります。本当にインクが漏れるんですね。このため、インクジェット
プリンターの下には、ビニルシートを敷くようにしています。
MG3130の廃インクエラーは、E08です。表示窓が７セグで表示桁がすくないので、「E」,「0」,「8」と分割して表示さ
れます。(写真は、最後の「８」です）
01 E08
CanonのHPには、E08エラーの記載が以下の記載があります。
E08 （LED表示）
インク吸収体が満杯に近づいています。
本製品は、クリーニングなどで使用したインクが、インク吸収体に吸収されます。
この状態になった場合、本製品のモノクロボタンまたはカラーボタンを押すと、エラーを解除して印刷が再開できます。
満杯になると、印刷できなくなり、インク吸収体の交換が必要になります。お早めに修理受付窓口へ交換をご依頼く
ださい。お客様ご自身によるインク吸収体の交換はできません。
＊キヤノン製のインクジェットプリンターの修理をご検討の方向けの買い替えサービスががございます。
詳細については、こちらよりご確認ください。
【インクジェットプリンター】エラーコードが表示されている(PIXUS MG3130)
このCanon Pixus MG3130は、購入時に印刷ページ数が1301-1350pagesでした。廃インクエラーE08が出たの
は、3051-3100pagesでした。あれから1450-1750pagesも印刷したのですね。2020年10月ですから、16ヵ月に
なります。約100pages/月の計算です。テレワークも長くなったものですが、約100pages/月も印刷したのですね。
それにしても、3051-3100pagesで廃インクエラーは、早すぎませんかね？それとも、印刷pagesと廃インクエラー
の発生基準は、違うのでしょうか。いずれにしても、メーカーとしては、修理でそれほど儲けがありませんから、
買え替えをして欲しいのですね。
２、廃インクエラーの修理と対応
修理でインク吸収体の交換するとお高いのでしょうか。多分購入金額がジャンクで1,100円とでは釣り合いが取
れないと思われます。調べますと、似たような機種でMG3630で修理料金（税込）7,700円3,300円引取修理ご利用
料金（税込）とあります。）これでは、新品のプリンターが買えてしまいそうです。それが、メーカーの考え方なので
しょう。調べる必要もありませんでしたが、修理金額から廃インクエラーE08が電源入れると出るので、廃インク
エラーだけリセットしましょう。
【インクジェットプリンター】 修理料金について
これまでCanonのIP90は、本体のキーから廃インクエラーをクリアーできましたが、MG3130は、それができない
ようです。調べますと、ServiceTool_V3400と言うソフトがあるようです。以前から知ってはいたのですが、廃インク
エラーが発生していないことと、コンピュータウィルスが怖くて実施していませんでした。
ServiceTool_V3400は、コンピュータウィルスが仕込まれているかもしれませんので、ダウンロードの際には、
注意が必要です。また、実行するPCは、ネットに接続していない、専用のPCであることが望ましいです。今回は、
画面でも分かりますように、なつかしいWindowsXPで行いました。このPCは、過去の環境のために保存していま
す。更に、ServiceTool_V3400のmd5で改変されていないかを確認してください。また、このような野良ツールは、
自己責任でダウンロードして使用してください。
３、廃インクエラーE08のリセット方法
リセット方法は、サービスモードに入り、CANONプリンターのサービスツールServiceTool_V3400をネットより
DLし、廃インクタンクのリセットすることになります。
＜プリンターのサービスモードの入り方＞
①プリンターの電源を切った状態でストップ/リセットボタンを押しながら電源ボタンボタン長押（約５秒）しする。
②電源ボタンを押したまま、ストップ/リセットボタンを5回押します。
③プリンターA4普通紙ランプが点灯し、７セグが真っ暗になれば、サービスモードに入っています。
02 maintenance mode
次に
④USBケーブルでPCに接続し、ServiceTool_V3400を立ち上げます。
⑤Clear Ink Counterの「Absorber」を「Main」のまま数値は「0」のまま「Setボタン」を押すとカウンタが廃インク
カウンターがリセットされます。
⑥リセットされたか確認するため、パネル上部の「EEPROM」ボタンを押せばレポートが出力され、用紙にD=000.0
と左肩に印刷されて出てきます。そうなればリセット完了です。
ServiceTool_V3400使い方ですが、起動すると以下の画面が出ます。
03 Service Tool Main
タブは、Main,Other,Autoがあります。廃インクエラーは、Mainの一番下のInk Absorber Counterでリセットします。
Absorberは、吸収と言う意味ですから、インク吸収計数器と言う意味ですね。
04 Service Tool Main Ink Absorber Counter Black Start
Main Blackのプルダウンを選びます。Counter Value(%)は、0にしてSetキーを押します。
05 Service Tool Main Ink Absorber Counter Black Finish
A function was finishedのポップアップダイアログが出て完了です。次にColorを行います。
06 Service Tool Main Ink Absorber Counter Color Start
Main Colorを選び、同様に実施します。これで、廃インクエラーは、解除されたことになります。結果を確認して
みましょう。結果の確認は、MainのPrintのグループでEEPROMで印刷して確認します。
07 Service Tool Main EEPROM
Mainの上のPrintのグループのEEPROMでCassetteを選択してIntegrationを押します。すると、印刷が始まりま
す。D(BK=000.0 CL=000.0)の表示が印刷できました。この表示は、％表示のようで、0%となりました。元の％は、
印刷するのを忘れてしまいました。恐らく、Colorが100%を超えていたと思います。
プリンターの本体に出ていた廃インクエラーE08は、電源投入時に表示されなくなりました。
08 EEPROM
廃インクエラーリセットは、Ink Absorber Counterでなくてもその上のClear Ink Counterでも出来ます。同様に
Absorberを選んでSetを押します。以下の簡単な表示で印刷されます。
09 Clear Ink Counter
Mainの他の機能を紹介します。PrintのグループのTestProintでテスト印刷できます。
10 TestProint
PrintのグループのNozzleCheackでノズルチェックができます。
11 NozzleCheack
Cassetteを選び、Integrationを押します。
12 Service Tool Main NozzleCheck
Main以外のOtherとAutoのタブを示しておきます。Otherが以下です。いろいろなCanonのプリンターを対応している
ために様々な機能があるようです。
13 Service Tool Other
Autoが以下です。
14 Service Tool Auto
４、まとめ
プリンターを起動しますと廃インクエラーE08は、出なくなり、今までどおり普通に使えました。これで修理に出す
必要はなくなりました。以前の報告では、廃インクエラーが出るのは、10,000枚程度？と考えていたのですが、
甘かったです。約3000枚で今回は廃インクエラーが出てしまいました。Canonさん、廃インクエラーE08を出すのが
少し早い気がします。
廃インクタンクからインクが漏れてきたら、廃インクタンクのインク吸収体の交換清掃をしようかと思います。
それまでは、ビニルシートをプリンターの下に敷いておきましょう。
テレワークが長引く中で、出社機会が激減しているので、オフィスのプリンターは、需要が減っていると思います。
それでなくても紙に印刷することが電子化で少なくなっているのでオフィスのプリンターは売れてないと思います。
その反面、個人宅で使うインクジェットプリンター（スキャンやコピーできるプリンターが便利）が売れていると聞き
ます。長いテレワーク生活で個人宅で印刷が多いことが分かりました。多いのが会社への事務関係の書類が紙の
ままですね。仕事関係は、どんどん電子化されますが事務関係は、お役所への提出を中心に紙で印刷して郵送
しないといけません。こんな時にプリンターは、大活躍します。
最後に廃インクタンクが満タンになると当たり前ですがプリンター本体からインク漏れしますので廃インクエラーを
リセットされる方は、自己責任でお願いします。また、ServiceTool_V3400.exeの取り扱いも注意が必要です。これも
自己責任でお願いします。
以上
戻る