NO.306                             By Dyna    (2016.04.10)

   リモコンの調子が悪いとイライラしますね。

SONY BDレコーダーのリモコン修理

 ども、Dynaです。

 現在、年度末と年度初めの激務が続いていますが、HPの放置もできないので、ちょっとした小ねたを通常レポートに

してアップします。

 愛用しているSONYのBDレコーダーBDZ-AT350Sのリモコンがおかしくなってしまったので修理しました。症状はよく

ある現象ですが、ボタンを押しても反応しない、LEDが付かないというものです。日常何回も押すボタンだと本当に困り

ますね。 その時どう対応したかですが、10回くらい押すと1回くらい正常に反応するので、イライラしながら頑張って

押していました。この時期は本当に忙しくて修理出来なかったのです。

 しかし、ようやく時間が取れたので、修理してみました。

 リモコンの修理は以前もプチレポ的に実施し・UPしたことあったので、内容的にはまったく同じですが、最近レポート

が少ないので、通常レポートでUPします。同じ現象で困っている方は参考にしてください。

                                                              By Dyna   メール


1、故障状況

 

 このリモコンは、BDレコーダーだけでなく、TV(シャープ製)もコントロールするのですが、特に、入力切替時のボタンが反応

しなくなってしまいました。

 TVの入力切り替えは、機器操作切換の「TV」ボタンを有効にして(赤く光ります。)入力切換ボタンを押し続けます。

 すると、入力1から5まで等に順番に切り替わります。

 しかし、現在は、「TV」ボタンを有効に出来ないのです。(赤く光りません。) その横の「STB」ボタンや「BD」ボタンは正常に

光りますので、おそらく「TV」ボタンの接触不良でしょう。

 とにかく、一回分解して清掃することが吉だと思います。

 

 

、まずは分解・確認

 まずは分解です。しかし、どうすれば良いのでしょうか?

 

 あちこち見ましたが、まったくネジがありません。さては、電池ボックス内でしょう? あれ?ありませんね。

 なんと、このリモコンにはネジは無く、まったくの噛み合わせで出来ているようです。

 さて、このような場合は、どうすれば良いのでしょうか。当然ですが、iPodの分解と同じように、何とか隙間を見つけ、少しずつ

広げ、そこから一気に開いてしまうのが王道です。さっそくやってみましょう。

(最初に言っておきますが、このリモコン、iPodと同様に、分解が作業の90%を閉めます。結構きついです。)

 

 簡単に隙間を見つけられると思ったのは、たいへん甘かったです。もちろんラインは見えますが、開かないのです。

 リモコンをねじったり、圧迫をかけたりといろいろしたのですが、ラインにすき間が出ません。驚きました。

 

 そこで考えたのは、カッターを使って一部にカードを差し込む方法。実はこれが成功の鍵となりました。

 

 カッターは何とか入ります。この隙間に薄いカードを差し込みます。

 薄いカードが入ったら、そこに厚いカードを入れます。ここまで来れば光が見えて来ます。あとは、両方の親指の爪を入れて、

スライドして行きます。すると「パキッパキッ」と音がして、開いて行きました。「フー!お疲れさまでした。」

 

  

 

 

 

3、まずは清掃

 結構、汚れていますね。掃除機でほこりを吸い取り、ブラシとブローでほこりを飛ばし、布で拭きましょう。

 さて、問題のボタンの仕組みを確認します。実は、リモコンボタンには、写真中央の銀色の丸型部のように、まったくパック

になっており、手を付けられないタイプと、今回対象となっているボタンのように、接触部がむきだしになっているパターンの

ボタンとがあります。

  

 

 

 今回のボタンは、むきだしになっているので、修理できますね。良かったです。でも、よく考えると、このタイプだから故障する

のかも知れません。このボタンは中央にLEDがあるので、このような形状になっているのかも知れません。

  

 清掃方法は、濡れ雑巾で全体を軽く拭いたあと、接点部分は、ベンジンで拭きましょう。もっと良い方法があるのかも知れま

せんが、このシリコンゴム部に付いている伝導膜が取れてしまいそうで、良い方法が浮かびません。

 ひょっとすると、この黒い部分が薄くなってしましい、接触不良を発生しているのかも知れません。

 今回は見る限り正常にみえました。 1回、組み立てて直っているか確認しましょう。

 

 

 あれ?使える時も、使えない時もあります。50%程度でしょうか。前よりは良くなりましたが、完全ではないようです。

 失敗ですね。清掃だけでは駄目ですね。

 

 

4、修理しましょう。

 過去の修理時もそうでしたが、黒い伝導膜が薄くなってしまい、電気が通じないのかも知れません。このような場合は、

アルミテープを使って、修理しましょう。シリコンゴムのボタン突起部にアルミテープ(接着剤付き)を貼るのです。

 

 

 思い立ったらすぐに実行です。100円ショップで売られていたものを2mm程度の幅でカットし、ゴムの突起部に貼り付けます。

たったの、これだけですが、どうでしょうかね。

  
   アルミテープ(接着剤付き)        ボタンの裏側(施工前)               同  (施工後)

 

   
       完成です                   実験です 

 組み立て後実験です。良さそうですね。

 

 

 

5、直りました。

   

 リビングのTVで試しましょう。

 「おー!」 100%OKですね。 これは「素晴らしい!」 自分で言うのもなんですが、

 

   たったのこれだけで 「イライラ解消です!」 

 

   溜まりにたまった録画番組をBD-Rにダビングしましょう。   では、この辺で・・・・。   By Dyna

 

 


 あとがき      ーーー省略ーーー

 

                                                     By Dyna   メール

 


 

 

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