NO.261                           By  リチウム さん(H25.03.23)

地雷と呼ばれる無線LANルーター JUNK使用レポート

MIMO無線LANルーターWZR2−G300N 

 ども、Dynaです。

 最近は、モバイルPC、スマホ等に便利な無線LANですが、過去の機器はすぐに壊れてしまいました。理由は良

く分からなかったのですが、常時ONになっていること、発熱が多いことが関連していると思っております。そのた

め無線LANルーターには、頑強でたくましいのがほしいと思っていました。今でも秋葉原で売られている格安物も

2個所有しているのですが、どうにも常用出来ていません。何だか不安なのですね。54Mの遅いものでもタフな

機器を今でも使用しています。

 さて、今般リチュウムさんから「たくましいジャンク無線LANルーター」の使用レポートをいただきました。これは

楽しみですね。早速拝見しましょう。

                                                  By Dyna   メール                                             



MIMO無線LANルーターWZR2−G300N 

 地雷と呼ばれる無線LANルーター  JUNK使用レポート
 

 どうも、リチウムです。私、無線ルータは、ジャンクばかりを入手しています。初めに購入したのは、1680円の

MN7530でした。ADSL、ルータ、HUB,無線LANとすべてが一体となった優れモノでした。しかし、無線LANがIEEE

802.11bでWEBしか暗号化できないなど、古くなったためMZK-WNHに乗り換えました。このMZK-WNHは、1000

円程度で秋葉原にジャンクで売っていたものです。性能は、150Mbpsの速度が出るIEE802.11n対応でなかなか

高速でしたが、プラネックス特有のバグや癖のあるファームウェアで楽しめました。その後、性懲りもなく、またま

た、WZR2−G300Nを杉本ガレージで500円で買ってきたので、ご報告します。

 

@WZR2-G300N

 秋葉原の杉本ガレージで、箱の中に位置ていたあった無線LANルーターWZR2-G300Nを、500円で本体だけ買

いました。ACアダプタは、MZK-WNHの 12Vがコネクタと共にそのまま使えました。これは、2008年ごろのバッファ

ローの製品で11Nのドラフト版で製品化されましたが、ファームの出来が悪くて不評な製品だったようです。いわゆ

る、地雷と言うやつです。アンテナが3本もあって外観的にはなかなか威嚇するものがあります。何回かファーム

アップが繰り返されて、現在は、1.55のファームで安定しているようです。


 IEEE802.11nについては、いろいろな機能がIEEE802.11gに追加して高速化がされています。これは、あくまで

11gとして設計されているようです。その中でチャネルボンディングがサポートされていることで高速化が図られて

います。ドラフト11nと言う表現ですが、あくまで11gでファームウェアは、構成されています。この無線LANの特徴

は、MIMOの方式が2本のアンテナで送信し、3本で受信する書いてあります。有線部分のルーティングは、83Mb

psでそれほど速くありません。2007年製では、この程度でしょう。


 

 現在、マンションに住んでいますので、無線LANは大変便利で、どこの部屋に居てもタブレットやスマホやノート

PCでインターネット接続できるのは助かります。しかしながら、部屋によっては、電波の調子なのか速度が低下し

たりすることがあります。単純には、電波を強くすれば良いのですが、無線LANの2.4Gは小電力で免許が不要

なタイプですから、おのずと限界があります。また、2.4GHzの無線は、周波数が高いため、光に近くなるほど、

直線性が高くなりますので、無線LANルーターの置き場所によっては、電波が届かないことになります。さらに、

2.4GHz帯の無線LANは、13ほどチャネルが選択できますが、最近、無線LANルーターの設置が多くなって2.

4Gの帯域が不足しているため、強い電波が隣の部屋で使用されていると、ますますつながりにくくなります。無線

LANには、5GHzの11aもありますが、チャネルは、沢山あるものの、子機も5GHzに対応しなければならないので

すべて買い直しになり躊躇している段階です。

 

 今までは、地雷であるプラネックスの MZK-WNHを使用していました。秋葉原では、投げ売りで有名な機種です。

これも、ファームウェアが安定せず、さらにプラネックスが初期のファームウェアでバグを発生して不安定さに拍車

をかけた機種です。しかしながら、無線LANの電波としては、内臓アンテナの割には、なかなかよく通信ができて

いました。この MZK-WNHでも一番遠い部屋では、接続できなかったり、速度が低下していました。そこで、この

アンテナが3本もついていると、何かいいことがあるかと思ってWZR2-G300Nを買ってみました。

メルコのHPより 詳細は こちらへ

 

 最新の無線LANルータでは、当たり前ですが、このWZR2-G300Nは、 MIMIO技術(Multiple Input Multiple

Output)を使用しています。実際には、アンテナを“3本”搭載し送信時には2本のアンテナを同時に使い、受信時

には3本のアンテナを使うことにより、強力に通信できます。また、送信する信号そのものも、高速転送のために

最適化された状態で送り出されます(バースト転送)。さらに、屋内で多く発生する反射波(マルチパス)も積極的に

通信に利用できる技術により、障害物が多い環境でもより安定した通信が行えます。と解説があります。
 

 

 

Aリンク速度150Mbpsについて

 通常の150Mの無線LANルータは、MIMOを搭載してません。アンテナは、1本で送受信を行ってます。11nでは、

20MHzをチャンネルペアリングして40MHzとすることで75MHzx2で150Mbpsを実現しています。 WZR2-G300Nの

特徴は、2x3:2( 2x3:2 送信2x受信3:ストリーム2)の構成です。アンテナが3本あり、送信に2本、受信に3本を使

用します。送信には、電力が必要で、一般に無線LANの子機と親機(無線LANルータ)では、子機がモバイル機

器であることを考えると、送信するストリームは、多くできない。そうしますと、ストリーム数を増やすことが一概に

良い選択肢でないと言うことが分かります。何か工夫をするとしたら親機側になります。ストリーム数で言うとiPad

など1または2のストリームが、かなり多く使用しているため、150Mbpsまたは、300Mbpsが現実的な速度と言えま

す。

 

 親機側でアンテナを3本とする場合、3ストリームとすることもできますが、前述の理由から2ストリームとしておく

ことで、今のところ最適と考えられます。では、受信ですが、無線の世界では、合成ダイバーシティ効果と言うもの

があるそうです。ダイバーシティとは、混信や反射で悪化した電波を、2本のアンテナで良い方を受信し、総合的

に受信特性を向上することを意味します。実際の無線稼働状況は、電波暗室(電波を吸収する壁などで囲まれた、

電波の無い部屋)で理想的な状況でないことが考えられます。特に IEEE802.11の2.4GHzは、いろいろな無線が

飛び交っている帯域なので、混信や反射が頻繁に起きていると考えられます。アンテナが受信で3本ある MIMO

では受信側はアンテナ数の2倍に比例してダイバーシティ効果が得られると言われていますので、6倍の効果があ

ることになります。子機と親機との無線通信での速度を低下させる要因は、距離による電波の減衰よりも障害物

による反射や他の無線LANとの混信によるパケットロスです。それで、親機の受信感度を6倍に上げると子機か

らの応答パケットを拾いやすくなり、リンク速度を維持する方向に作用します。


 

BMIMOについて

 ところで、MIMO(Multiple Input Multiple Output)を不思議と感じないでしょうか。空間多重と言って、送信機も

受信機も2個それそれ用意して、同一周波数で送受信をすると当然混信しますが、あるアルゴリズムを適用すると

混信から2つの信号を復元することができことを言います。例えば、野球のボールを電波と例えると、並んで2人の

組でキャッチボールをします。ボールは、きちんと相手のミットに収まります。しかし、うまくいかなと、別の組のボ

ールと同時に投げているのでボール同士がぶつかってしまいます。もしかしたら、投げたボールが別の人がキャ

ッチするかもしれません。ボールがぶつかったとき変な方向に飛んで行ってしまうかもしれません。また、2人の間

に邪魔な牛などが通過したらボールは、牛にぶつかってミットに違ったコースでキャッチするかも知れません。(近

くに牛などいるところには、住んでいませんが。)
 



 牛がたくさんいると頻繁にボールがぶつかります。どうするのでしょうか、考えてますとボールを投げるときにぶ

つかったり、どこかにボールがいったり、間違ったミットで受け取ったりすることは、何度かぶつかっているとぶつ

かり具合が分かってきます。そのようなボールの飛び方を計算してうまく受け取るアルゴリズムを考え出したと言

うことです。これを伝送特性として、それぞれのキャッチボールをする組に適用すると正しく投げあえるということ

です。これを数式で説明している記事が見受けられますが、それをここで示してもあまり理解は進みませんね。


 重要なことは、基本的に、電波は、空間の隅々まで伝搬しますが、送信している送信機、受信機が違うと言うこ

とは、違う空間を持っていると言うことです。例え同一周波数でも電波が干渉しない地球の表と裏では、問題なく

伝搬します。それがかなり近づいても混信は増えますが電波はそれぞれ存在するのです。このことは、昔からわ

かっていたのですが、今までうまく復元できなかったと言うことになります。




 MIMOの良いところは、速度がN倍に上がるだけではありません。300MHzでなくて、150MHzで通信しても感

度や安定性が上がるのです。 150MHzでは、MIMOが必要ありません。しかし、MIMOの無線LANルーター側の親

機は、3つのアンテナでそれぞれ受信します。今までの11bや 11gでは、壁などの反射などから発生するマルチパ

ス(同一信号が反射で少し違う経路を通ることでエコーのように少し早かったり、遅かったりする現象)により受信

しにくくなります。通常の無線LANルーター側の親機は、ノイズとして受信の妨げになりましたが、MIMOの無線LA

Nルーター側の親機は、マルチパス信号複号かの対象にしますのでより条件が良くなります。


 無線LANルーター側の親機の送信も2本で送信しますので、反射しながら子機側に届く確率が増えます。子機側

は、MIMOでありませんからどちらかのアンテナからの電波を受け止めます。特にチャンネルペアリングをしている

場合は、20MHzから、40MHzになることで他の電波との混信が予想されMIMO による信号の復元はより有効にな

ります。




 欠点もあります。とにかく11nでMIMOも行われると、信号処理が重たくなります。また、子機側をMIMO対応にし

ますとアンテナが複数必要でUSBアダプタータイプですと大きくなります。150Mbpsの小さいタイプでは、実現でき

ないようです。内臓無線LANが子機側では、良い選択かも知れません。外付けのUSBアダプタータイプには、US

B2.0が採用されていますが、速度上限が480Mbpsです。最新式の無線LANルーターは、600Mbpsと言った高速を

宣伝します。600Mbpsが出ると、USB2.0の480Mbpsを軽く超えてしまいます。USB3.0にしなければなりませんが

なかなかパソコンを買い替えるまではできません。やはり、150Mbps程度の小型のUSBアダプタータイプが丁度

良い気がします。

 

 消費電力ですが、最新の無線LANルーターは、どんどん増加しています。ちなみに、今まで使用してたMZK-W

NHとWZR2-G300Nやどの他を較すると以下になります。
 

MZK-WNH 4.32W      68円/月

WZR2-G300N 8W    127円/月

WZR-450HP 16.9W  268円/月 

WZR-600DHP 13.2W 209円/月



 最新の無線LANルータールーターは、16W程度です。無線LANルーターは、通常電源を切らないで運用してい

ますので、3倍程度の金額になります。

 

 

まとめ

 杉本ガレージで500円で買ったWZR2-G300Nですが、DD-WRTなどのファームはありませんでした。ファームを

入れ替えて楽しもうと思ったのですが、現在のMZK-WNHの電波の飛び方が悪かったので交換してみることにしま

した。WZR2-G300Nは、アンテナが3本もあり、なかなか立派な外観なので期待して設置しました。300Mbpsで無

線LANをするつもりは、全くありませんでした。MIMOを調べる前から、現在の150Mbpsで十分でしたし、子機側の

USB無線LANアダプターを300Mbps対応の大きな物にする気もありませんし、MIMOに対応した内臓無線LANの

パソコンにする気もありません。

 そうしますと、電波の飛び方が改善されて、子機として小さく、消費電力がほどほどなのは、WZR2-G300Nが良

いのかもしれません。

 今回は、無線LAN中心に書きましたが、WZR2-G300Nの機能面では、Webでの設定で、右側に説明が言葉で

ついてさすがにバッファロー製で分かりやすい作りでした。このWZR2-G300Nは、丁度販売開始にドラフトnの頃

でした。それが原因したのか分かりませんが、ファームウェアが安定せず、地雷と一部では、言われたころがあり

ました。以前使用していたMZK-WNHも地雷無線LANルーターでしたので、慣れていると言うことでしょうか。(笑)
 

 今回は、MIMOを中心に報告しましたが、なんとも面白い技術です。アンテナの数や消費電力などに制限が無け

れば、どこまでも速度を上げることができます。どうも、粗末な報告でした。
 


メルコのHPより 詳細は こちらへ

 

 

以上


〇お問合せが来ました。(2018.04.19)

はじめまして

もう10年位そちらのHPを拝見させてもらっているnoteと申します。

かねてから、アパートのWIFIを70mほど離れた自宅に飛ばすために、「特別早くなくても安定した、飛びの良い

ルーター」を探していて、そちらの「MIMO無線LANルーターWZR2−G300N」という記事を見て、これだと思い

ジャンクを買いました。


USファームを入れ、設定をあれこれ吟味していくと、非常に安定し、良い買い物をしたと喜んでいるのですが、

1点だけ解決できない難点があります。

それはほぼ24時間に1回、有線無線ともに切断されるという現象です。再起動すれば直るのですが、そのたびに

コンセントを抜き差ししに行かなければならず、ネットで同様の現象に対して取られている対応を探しては試して

みるも改善しません。


タイマー付きコンセントでも買おうかと思っていたのですが、もしかした何か良いお知恵をいただけるのではないか

と思い、メールさせていただいた次第です。

記事自体は他の方が書かれているようですが、もし何かご存知でしたらご教示いただけないでしょうか。

よろしくお願いいたします。

 

 

→ご依頼の件、了解しました。

 ご指摘のように、当記事は投稿ですので、著者さんに聞いてみますので、

 しばし、お待ちください。

 では、            
                             Dyna

 


どうも、リチウムです。

wzr2-g300Nの記事を読んでいただきありがとうございます。

設定とか情報が少ないので的を得てないかもしれませんが、ご回答します。


> USファーム

とのことでusの方がバージョンも上がっているのをご存じの方ですね。

> それはほぼ24時間に1回、有線無線ともに切断されるという現象です。

アパートと自宅を結んでいるとのことで切断されるとwzr2-g300N電源を

いれなさなければならない煩わしいですよね。


この内容から無線の状況が不安定でなく、有線も切断になるのは、ブラウザが

目的のページを表示しないのでしょうか。切断した時IPアドレスは、きちんと

設定されているでしょうか。


釈迦に説法ですが、DHCPが自動になっていないでしょうか。リース期間が

有限でありますので固定IPにされると心配がなくなります。安定するかも

しれません。


基本的なことで的を得てないかもしれませんが、ネットで同様の現象に対して

取られている対応を探しては試してみるも改善しませんと対策はされているよう

ですが、具体的なことがなかったものですからアドバイスいたしました。


このwzr2-g300Nは、最近のファームウェアは、安定していますが、過去は

ダメダメで地雷な無線LANルーターでした。もしかしたらUSファームから

他のファームウェアで直っているかもしれません。

一応、最新ファームウェアを以下に掲載します。


https://www.buffalotech.com/support/downloads/airstation-nfiniti-wireless-router-and-ap

Ver 1.56 5.22 MB 2016-04-25

http://buffalo.jp/download/driver/lan/wzr2-g300n_fw-win.html

Ver   Ver.1.55 2,564,883 Bytes 2010年1月7日

以下は、ご存知だと思いますがトラブルのurlです。

http://bbs.kakaku.com/bbs/00774010945/SortID=7652788/


よろしくお願いします。

 

 

Dyna様、リチウム様 わざわざありがとうございます。

詳しく書かず申し訳ありませんでした。


ネットが切れるというのは、無線LANですと、ずっと快調に使っていたのが「その時」近づくと徐々に遅くなり、

ネットワークの状態が「制限あり」と表示され、一度切断して再接続するともう繋がらなくなるという状態でした。

 ずっと 固定IPで繋いでおり、無線のチャンネルを変えたり、工場出荷状態(ファームはVer 1.56)に戻して

再設定したりしましたが改善せず、有線LANも切れていることが分かりました。


他のルーターだと症状は出ないので ルーターの問題とばかり考えていたのですが、ある時、別の問題で

メインPCのOSをクリーンインストールしたところ全てが解決しました。何が原因だったかは今だに分からない

のですが、今のところ「24時間病」は発生せず、飛びもよく安定しています。


今は別のルーターにDD-WRTを入れて 中継器にし自宅側に設置しています。いずれにせよ良いルーター

であることは間違いなく(DD-WRTを入れられればもっと良いのですが)、この記事があってこそ購入することが

できたので感謝しています。

いろいろありがとうございました。     note 

→そうでしたか、クリーンインストールで直りましたか。

 ちょっと、原因が分かりませんが、取り敢えず安定運用出来て良かったですね。          Dyna


 


 ども、Dynaです。

 レポートありがとうございました。3本のアンテナ、凛々しいですね。別に格好で性能を決めてはいけないのです

が、過去に3台もの無線LAN機器を壊している身分としては、たくましい機器にあこがれます。これで¥500なら

うれしいですね。杉元ガレージでしたか。

 当方も、秋葉の格安無線LANルーターMZK-WNHを2個買ったのですが、使用できるものの、どうにも不安で、

お蔵入りしています。常時電源ONの機器には、やはり安定性や安心感が必要ですね。ジャンクでそれを求める

のは矛盾しますが、とても参考になりました。次のレポートも楽しみにしています。

                                                    By Dyna  メール  

 

 

 

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