NO.231            By mobioさん  (H23.04.02)

ThinkPad X40 擬似SSD換装レポート

 ども、Dynaです。

 最近は、SSDが普及してきており、一時のようにCFを利用する必要がなくなって来た感じがします。

しかし、当方もそうなのですが、SS1600のように、モバイル用に使うノートPCはそんなに沢山の容量

は必要なく、8GBもあれば十分なのが実態です。しかし、SSDは高容量になりコストもUPしているのも

実態。つまり、低容量のCF化は健在のようですね。

 今般も、mobioさんが、最近のコスト等の情報も含め、レポートを送ってくださいました。

早速、拝見させていただきましょう。   By Dyna   メール  


ThinkPad X40 擬似SSD換装レポート


 いつも楽しくHPを拝見させて頂いております。 mobio です。

この度、今更ではありますが当方のThinkPad X40のHDDをCFを使用した「擬似SSD」に換装しましたので

レポートをお送りします。
 





 今回の主役のThinkPad X40。これは擬似SSDに換装した後の様子です。良く調べもせず持ち運び用にと

オークションで購入。まさか1.8インチのHDDが搭載されているとは知りませんでした・・・。他機種よりも安か

ったのはそのためでしょうか。


 最初はこのまま使おうと思っていたのですが、HDDから「カコンカコン」と怪しげな音がしたり、やたら発熱

したりするので、擬似SSDへ換装することになりました。

 ネットで調べてみると、この機種を擬似SSDにしたという情報がたくさんあり、使用するCFはどうやらトラン

センド製が良いらしく、変換アダプタは1.8インチHDDと同じ大きさのものが取り付けしやすいとのことでした。



 CFのメーカーはトランセンドで決まりましたが、どのタイプ、容量にするか非常に悩みました。

・ 80X  : MLC 遅すぎてどう考えてもムリ。
・ 133X : MLC 安いが遅すぎて話にならない。
・ 266X : SLC 速いがやたら高い。
・ 300X : SLC 266Xと同じくSLCチップ搭載で速いがこれもやたら高い。
・ 400X : MLC 安くてそこそこ速い。
・ 600X : (?) 高い。


 ネットでは266Xと300Xを使用したという情報がたくさんあり、快適に使えるようですが発売から数年たった

今でも高いです。80Xと133Xは遅すぎるのでダメです。400Xは比較的新しいモデルのようで情報が少なく擬

似SSDとして使うのにはどうなのか不明ですが安くて速そうです。600Xは高いのでダメですw

容量は4GBではEeePCと同じ目にあう、16GBもいらないということで8GBに決定。


 ということで快適に使えるのかどうか分かりませんが一か八か400Xの8GBをチョイスしました。300Xの4GB

より400Xの8GBの方が安かったです。変換アダプタは「変換名人 CFIDE-1825IA」をチョイス。これもネット

では情報が少なかったです。



このCFと変換アダプタで4500円でした。
 





 パームレスト下にあるマウンタを引き出します。

 

  

HDDとマウンタは両面テープでくっついているので慎重に分離します。このマウンタに擬似SSDを固定

するのですが、HDDとはピンの高さが違うためこのままでは刺さらなくなります。そこで、




クッション付きの両面テープで固定します。




 HDDとピッタリサイズです。両面テープを基盤裏に二重に貼りマウンタに固定します。ピンの高さも

問題ありません。これを本体に差し込みます。





 HDDより薄いので隙間が開きますが、両端にレールのようなものがありグラついたりしないのでこの

ままにしておきます。






 BIOSで確認してみるとしっかり認識されているようです。






外付ドライブが無かったので急遽富士通のデスクトップ機よりドライブを取り出し、USB to IDEで接続。






 WindowsXPをインストール中・・・。この後インストールは無事に完了しました。


 


ですがここで問題が発生しました。擬似SSDがリムーバブルディスクとして認識されてしまうのです。

HDDとして認識されないといろいろと不都合があるので、「日立マイクロドライブドライバ」を使用して

HDDとして認識させます。






使用したCFに対応するようにドライバファイルを書き換えます。






ドライバを更新して再起動すればこのようにHDDとして認識されます。

そして、気になるベンチマーク結果は・・・





これが標準HDDの結果です。お世辞にも速いとは言えませんね。






 そしてこれが擬似SSDのスコアです。ライトが遅くなっているところがありますが、かなり速くなってい

るようです。

 とにかく起動が速くなり、20秒もかからないと思います。ソフトのインストールや設定の時プチフリが起

きることがありますがかなり快適になったように感じます。またFlashPointなどを入れてみたいと思います。



 HDDの入っていたパームレスト部の発熱が無くなったのと、大変静かになったのも嬉しいです。

ちゃんとしたSSDはやたら高い上に、性能が性能なだけにそこまでする程ではないので擬似SSDへの

換装で十分良くなると思います。
 

 

 


ども、Dynaです。

 レポートありがとうございました。そうですか、やはりコストパフォーマンス的にはCFが、まだまだ勝っている

ようですね。スマートフォンの出番が多い当方ですが、レポート作成日は、作業効率の問題があるので、まだ

まだ、SS1600の活躍がベストの状態です。子供が実際に使用しているモバイルPCも、最新PCをやめて、

SS1600を利用しています。ですから、SS1600をCF化するのは、かなり美味しいかも知れませんね。

ひょっとすると、チャレンジするかも知れません。情報、ありがとうございました。

 By Dyna    メール  

 


 

 

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