NO.207 By Dyna (H22.02.28)
東芝DynaBookSS1600の液晶部交換
ども、Dyanです。
いつも買い得なPCパーツを提供してくださる秋葉の杜ですが、当方、一番のお宝は液晶パネル部だと思っています。
ノートパソコンの液晶を割ってしまうと、パネル交換が必要ですが、パネルのみの交換はぴったりの液晶パネルを探す
のに苦労し、かつ高価だったりと、あきらめなければならない場合も多いもの実態です。しかし、秋葉の杜ではノートの
上半身がそのままで売られているので、まるでプラモデルを組み立てる感覚で再生できます。それでいて、価格は人気
のレッツノートが¥3500、当方の大好きなダイナブックSS1600は¥2500、昔のノートだと¥500というのもあります。
また、時々セールがありますので、そのタイミングにあたると、ほんとうに美味しい思いができます。ありがとうございます。
さて、簡単、簡単と書きましたが、慣れていない方には「未知の世界です。」とも言われますので、ここに具体的にどうやっ
て2個1をするのか、レポートしましたので、是非チャレンジしてみてください。
ジャンクノートPC 東芝SS1600の2個1に挑戦 Dyna
はじめに
最近は、モバイルパソコンが大変お安く出回るようになったので、外出先でインターネットをしている方も多いと思います。
当方も秋葉原に出かけるときに持ち出しては、販売されている商品の検索などをよくします。しかし、持ち出すと落として壊
してしまわないかと心配ですよね。実は、持ち出しに限らず、不慮の事故等で液晶パネルを割ってしまうケースが多いよう
です。液晶パネルは高価なため、メーカー修理に出すと新しくノートPCを購入できるくらいの費用がかかる場合があります。
そのため、あきらめてしまう方が多いようですね。 しかし、秋葉原で部品を入手すれば、修理することもそんなに難しくあ
りません。今回は液晶パネルの割れたノートパソコンの液晶部をそっくり交換する「ジャンク2個1」に挑戦します。
1 部品の入手
いただいた本体SS1600です
今回のターゲットは東芝DynabookSS1600です。重量が1.1Kgと軽量のためモバイルにピッタリですね。秋葉原ではPC
-NETやGENOなどにジャンクとして時々販売されています。価格は¥4000から¥5000程度、液晶が割れていると、もっと
お安い場合があります。今回は、液晶部が割れてしまったので、それを外したSS1600の本体部分を譲っていただきましたの
で、液晶部を秋葉原で入手しましょう。
SS1600は¥2500、当方はセール中で¥1500でゲット!
レッツノートT2,W2液晶部、¥3500でした。(参考)
液晶パネルそのものは、QC-PASSに¥3000程度で沢山売られています。しかし、液晶パネルの交換はとても技術的ハ
ードルが高いので、今回は液晶部全体をそっくり交換してしまいましょう。液晶部そのものは秋葉の杜で現在でも販売されて
います。2010年2月現在で¥2500ですが、当方は昨年値下げした時に購入したので¥1500でした。
2 分解
それでは、作業を始めましょう。ここでは、正常な本体部と割れた液晶部が一体となっているものを入手したとして、話を進め
ます。 まずは、本体部と液晶部の分離です。それには、バッテリーを取り、本体部を裏返して、ネジを全部外します。また、
蝶番部にある2つのネジも外しておきます。 (因みに、KB部を先に取ってもOKです。)
(液晶部と本体部が一体と仮定してください)
次は、本体を元に戻して、キーボード部上部の2つの爪を取ります。すると下からネジが見えますので、2つとも外します。
この時、キーボード部が取れますが、注意してください。キーボードの下にケーブルがあります。引っ張ってしまうと切断してしま
います。
キーボードが外れると下からHDDが見えます。作業のジャマになるので、HDDも外しておきます。ケーブルも同じように外して
ください。
(液晶部と本体部が一体と仮定してください)
次に、見えているネジを取りましょう。ネジ類は、紙にPCの形を書いてネジのあった位置にセロテープで貼り付けます。ネジ
には長さが違うものが時々あるので注意してください。
(液晶部と本体部が一体と仮定してください)
次は本体キーボード周りのケースを取ります。本体下のケースと上のケースの隙間に指の爪を入れて分解しましょう。すると
マザーボードが見えます。結構、シンプルな基板ですね。
次は、液晶部と本体部を分離します。写真のように左右の蝶番の近くにネジが1個ずつありますので、取りましょう。それから
ケーブル2本をソケットから取ります。
右に無線LANのアンテナケーブルがある場合は、これも外します。これで、液晶部を持ち上げれば、本体部と分離します。ここ
まで出来れば90%達成です。
3 組立て
後は元に戻すだけですから、割れた液晶部を取り外し、新たに購入した液晶部を取り付けます。金具やケーブル類はまったく
同じなので、分解した時の記憶をさかのぼって、組み立てましょう。もし、自信が無い方は、プロセスをデジカメで撮影しておくと
完璧です。
それでは、新しい液晶部を用意して、本体部に取り付けましょう。分りにくい場合は参考の写真を見てください。大切なのはネジ
をしっかり固定すること。それとケーブル2本をしっかり挿しこむことです。確実にお願いします。ケーブルは前の時の癖が付いて
いるので、その通りに配線してあげると、問題ないですね。だから、2個1はやりやすいのです。それでは、引き続き本体部のケ
ースを戻してネジを締めましょう。次にHDDを付けます。もし、HDDの容量を換えたいならこの時です。そして、キーボードを戻し、
本体部裏と蝶番部のネジを締めましょう。これで終わりです。慣れれば意外と簡単ですね。
3 OSのセットアップ
この状態のパソコンは、このままでは何も出来ないため、OSを入れます。しかし、このパソコンにはCDドライブがないので、
USBタイプのCDを接続しセットアップします。ただ、このノートもそうですが、USB-CD起動が出来ない場合は、USB-FDDも接続
してFDで起動してください。WindowsXP用の起動FDの作成方法はこちらです。
東芝のサイトから、節電用ソフトをDLすると、バッテリーの持ち時間が延びるようです。
その後、沢山バッテリーを入手しましたが、3時間持つものを3本も持ては十分でした。
めでたしめでたし!
〇情報が入りました。(2017.12.04)
御無沙汰しております。NASUVALKLYです。
SS1620を1年ぶりに動かそうと電源ONしたら、電源LEDが緑点滅し、ビープ音がして起動せずの状態となりました。
ネットでSS1620 起動せず 電源LED緑点滅 で検索しましたが原因がわからず。自力で2日かかって何とか起動
するようにしました。
原因はキーボードと思えます。キーボードのケーブルをアルコールで拭いてきれいにして再接続で直りました。
いまさらWindows XPのSS1620を使用されている方は少ないと思いますが経緯を覚書としてまとめましたので
Tipsとしてでも公開していただければ幸いです。
文章だけで写真がありませんがよろしく。
→ども、Dynaです。情報ありがとうございます。さすがにもうSS1600は所有しなくなりましたが、当時都合10台分
ぐらい購入したと思います。とても軽くて使いやすく、秋葉への巡回用に重宝していました。
また、分解と組み立てが簡単で、本当に良いPCでした。SSRX2が出てくるまで頑張ってくれましたね。
ありがとうSS1600! では、覚書を掲示させていただきます。
なお、当方もKBのケーブル接続不良でビープ音が鳴った記憶があります。
SS1620起動せず(電源LED緑点滅) 覚書
1.症状
1年ほど放置したSS1620の電源ONしたところ一瞬(1から2秒)電源LEDが緑点灯、
その後、電源LEDが緑点滅し、ビープ音がする状態となり、この状態が続く。
尚その状態ではファンは回っている。
電源スィッチを5秒長押しで電源OFFとなる。次に電源ONするとすぐ電源LED緑点滅状態
となる。
2.確認@
C-MOSバックアップ電池が放電しているのではないかと考え、電源LED緑点滅状態で1時間
放置後電源OFF→電源ON 電源LED緑点滅状態。
3.確認A
・本体裏のメモリーを抜き差し後、電源ON 電源LED緑点滅状態。
・本体裏のメモリーを抜き内部の256Mのみとし、電源ON 電源LED緑点滅状態。
4.確認B
“0”キーを押しながら電源ONを何回か繰り返すと、BIOS画面が立ち上がり、時間がクリ
アされていたので時間を再設定、BIOS画面をとじると、以降Dynabook画面→Windows
XP立ち上げ画面となりWindows XPが正常に起動した。
その後、電源OFF→電源ON 正常にWindows XPが起動した。
1時間ほど放置すると、また電源ON 電源LED緑点滅状態。
5.確認C
電源LED緑点滅状態ではHDDが動作してないようなので(HDDアクセスLED消灯、回転
音しない)HDDを交換。交換後、電源ON 電源LED緑点滅状態。
6.確認D
ネットでAMI等のBIOSでの電源LED点滅は周辺機器のエラー表示とあったので、キーボー
ドを確認することに、いろいろなキーを押しながら電源ONを行っていると、“F1”キーと
”F12“キーの同時押しで電源ONすると100%の確立で正常起動。
正常起動後はキー入力に何も問題なし。キーボードは正常に見える。
7.確認E
キーボードに関して出来ることはキーボードケーブルの抜き差しくらいしかないのですが、
念のため、ケーブルの端子面を、アルコールを含ませたティッシュでふいた。
その後組み立てし、電源ON 正常起動。 以降 電源OFF→電源ON 正常に起動。
次の日でも電源ON 正常起動。
ども、Dynaです。
とてもやりやすい2個1なので、大したレポートでなくてスミマセン。しかし、初めての方ですと、勇気がいりますよね。
昨日の土曜日(H22.2.27)でも、まだ沢山売られていましたので、このレポートを参考に是非、チャレンジしてみてください。
なお、このようにノートの上半身状態を販売されているのは、他にはQC-PASSさん位しかありません。大切な、ノートPC
ですので、修理して末永く使ってあげたいものですね。なお、秋葉の杜さんは土日のみの営業です。場所は地図を参照
ください。
By Dyna