Dynaの DVD−R 焼き焼き 奮闘記 (ジャンクネタではありません)

<憧れのDVD−Rを購入してから、まともに焼けるようになるまで2ヶ月もかかってしまった>  平成15年12月1日(月)更新

  

はじめに

 皆さんの中にも、そろそろDVD−Rを購入して、パソコンであれこれしたい。と思っている方も多いと思います。

当方も同じで、9月半ばにメルコのX4DVD−Rを¥14800で購入しました。そして、CD−Rと同じくらいな気持ちで

焼き焼きしようとしましたが、さー大変。思うように出来ないのです。それから2ヶ月ようやく、分かりました。

色々と、話せることも話せないことも、大方わかりました。おかげさまで、殆どのことは出来るようになりましたが、

いやーーーー疲れる。時間が足りない。メディアが高い。特に休みの時間は殆どDVD−Rに取られました。

寝不足になります。パソコンも壊れました。結論としては、簡単なTV録画を求めるならビデオデッキタイプをお薦めします。

でも、苦労している方も多いと思いますので、参考になるかどうか分かりませんが、情報?公開します。

第1章 DVD−Rの購入

 何年か前、そうCD−Rが出た頃、私は横浜のヨドバシカメラで¥42000−にてCD−Rを購入しました。

その金額でも安いと思い抱いて家に帰りました。でも2倍速のCD−Rです。今考えれば笑い話のような値段ですが。

当時CD−Rを焼ける人はあまりいないため、鼻高々で結構自分が他の人より、優れているような誤解をしていました。

その後、どんどん安くなりましたが、あれこれしているうちに、DVD−Rの時代に突入。

本当はもっともっと早くほしかったのですが、いろいろと掲示板を読む限り、苦労されている方々の話が多いので、

じっと我慢の子でありました。

 と言うのも、DVDの方式がハッキリしなかったからです。そう+なのか−なのかです。RAMは別の利用と考えられる

ため除外しますが、本当にどうなるか分かりませんでした。将来性なら+と思うのですが、なぜか秋葉では−ばかり。

悩む時はメディアの供給量と値段で決めるのが正解と思い調べると、2003年夏頃では圧倒的に−です。

+になることは有り得ない状況でした。そんなある日、Tow Topのあるポップをみて決心しました。それは、±が出始めたため

旧機種になる−の製品のポップに「どうせ−しか使わないから」と書いてあったのです。「やはり」と思い即決したのです。

 バッファローDVD-R/RW  X4 値段は¥14800- 平成15年9月 東芝SD-R5112

しかし、その後の+のすごい巻き返しに、少々驚いています。

第2章 組み込み

 意外に簡単でした。何もトラブルが無く気持ち悪いくらいでした。この静けさがその後の苦労を暗示していたのかも。

 当方の5号機、焼き焼き専用機です。(Cel1.7G HD120GB )その後不幸な運命に。

第3章 ソフトのインストール

 このDVD−Rには、バンドルソフトとして、My DVD 、B'Recorder Gold5 、ShowBiz などが入っています。しかし、いきなり、

MyDVDがエラーで正常に起動しないため、仕方なく、B'Recorder Gold5 で焼くことにしました。ところが、はたと困りました。

何を焼けばいいのだ?正直この時、DVDをコピーする位しか思い付きません。しかし良く考えるとこれは違法ではないか。

困った。実験するにもソースの準備からいるのか。何をしたいのかハッキリしていないまま、購入するなんて。

 さて、悩んでいても始まらない。いったい、DVDのファイルはどうなっているのかと思い、のぞいて見ると

何やら、.inf .vob など色々なデータがある。CDのように単純ではなさそうだ。

 とりあえず、入れることのできる合法的なものはTV放送か、自分のムービーでしょう。

でも、カメラは今無いので、テープに保存してあるものを利用しよう。たしか、Win DVRでmpgファイルが作れるはず。

ビデオデッキのビデオ出力をTVチューナー付きビデオキャプチャボードの入力へピンプラグで接続します。

Win DVR

次にWinDVRの録画モードをNTSCのDVDに選べば良いはず。しかしmpgファイルをどうすればVOBファイルになるのか?

色々調べたがどうも、MyDVDでないとその変換はできないようである。仕方なくMyDVDがなぜ動かないか調べたが、

どうにも分からない。そんなある時、WinDVRで長時間のmpgファイルを作成中にHDがクラッシュ、Cドライブに不良クラスタを

作ってしまいました。もう仕方ない、5号機を再度セットアップすることに。あーあ、80GBのHDに傷を付けてしまった。

新しくWindowsを入れた後、MyDVDを再度インストールすると何と起動するではないか。ラッキー!!

 それでは、大切に保管してあった160分のVHSテープをDVDにすることを目標に作業を開始しましょう。

第4章 ファイルの変換

 オリジナルのVHS160分テープは、どう考えても1枚のDVDには入らないと思い、2枚組みにすることにしました。

とりあえず、80分まで、Win DVRでキャプチャすると、4GBのmpgファイルができました。これをMyDVDに入れると

  「MyDVD」 の画面

mpgファイルをDVDにする時は@を選択した後、Aで取り込みする。

DVDを焼ける状態になるのですが、(小さなファイルで実験するとできるのですが)どうも4GBだとできません。

色々調べると、どうもWin98は4GB以上のデータを扱えないようです。しかたなく、また、調べているとMyDVDにそのデータを

HDに保存できることが分かりました。では、どうやってそれを小さくするか。3枚のDVDに分けるのなら簡単ですが

それはいやです。そこで、mpgもしくはHDに保存できたVOBファイルを圧縮するしかありません。フリーなソフトを探すと

ありました。「DVD Shrink」というソフトが、このソフトはDVDをコピーできるものらしいのですが、ここでは圧縮に使用します。

  DVD Shrink

先ほどHDに作成したVOBファイルを「DVD Shrink」で圧縮します。ファイルは同じVOBファイルになります。

第5章 焼き込み

 次にまた困りました。MyDVDならこのVOBファイルをディスクに焼けるのですが、一回外に出してしまうと、このファイル形式は

読み込んでくれません。(不思議です)そこで別のソフトで焼くことにしました。

 当然、付属していたB'Recorder Gold5です。しかし、何度やってもだめです。正確に言うと、データとしては焼けるが

DVDとして自動的に再生できる様には焼けないのです。不思議でした。ちゃんと焼けてるのに。

  B'Recorder Gold5

あちこちの掲示板を探して、調べて行くうちに分かりました。そうです、B'Recorder Gold5(Basic)では、DVD-Videoは焼けないのです。

出来ると言う方もいましたが、HPで調べる限りできません。Gold7が必要のようです。(訂正します。後ろを見てください。)

唖然としましたが、悩んでいても仕方ないので、またしてもインターネットで調べたのです。

ありました、無料のソフトが、「ImgTool」というもので、1回VOBファイルを[.iso]ファイルにして、次に「DVD Decrypter」という

  ImgTool    DVD Decrypter

無料ソフトで書き込めば良いと言うのです。実際にやってみると時間はかかりますがOKでした。

第6章 メディアの選定

 「ハッキリ言って、メディアは国産ものにしましょう。」とその世界では言われています。200円/枚以上しますが安全で確実です。

しかし、当方は「コスト優先です」見た目も良く、コスト的にも優れているSUPERXを選びました。

 SUPER X 5枚入り¥500− 悪評もありますが、一定の評価もあります。

SUPER X DVD-R

当方も確認しましたが、外周部は使い物になりません。よく見るとがたがたです。

 外周部はがたがたです。見えないかな?(当方のカメラが見える?)

ですから4.7GB書けると言われていますが、4GB以内の使用に統一すれば問題ないと思います。(経験上)

 また、当初から気づけばよかったのですが、なれるまではDVD−RWを購入すべきです。なぜなら、失敗しても

  SUPER X DVD−RW ¥128−でした。

焼き直しできるからです。Rだと1回でパーです。安いSUPERXでも¥100ですから注意が必要です。

フォーマットもそれほど時間かかりません。再度書き込むとき「フォーマットしますか?」と質問がでて、OKとすると

さっさとフォーマットし、焼き焼きを始めます。

 それから、焼き上がったDVD−Rにシールを貼るのはやめましょう。当方も、成功するようになってから嬉しくて

プリンターでCD−R用シールを作成し、貼ってしまいました。するとどうでしょう、外周部へ行くとブロックノイズの嵐。

貼ったものは全てだめになってしまいました。気をつけたいものです。プリンターで直接印刷すべきでした。(ありませんが)

第7章 作業のまとめ

 ここまで、記載すると結構簡単に見えますが、ここまで来るの2ヶ月かかったと思います。

正直いやになりました。あと1万円くらい出せば楽な焼き焼きソフトが買えるのですが、くやしいのでセットにあるものだけで

達成したかったのです。また、FAT32のWin98ではなくWinXPにすれば、4GB以上が扱えて話は簡単なのですが、

勉強と思い頑張りました。(これで良かったかどうか分かりません。何しろ時間を異常なまで浪費しましたから。)

とりあえずここまでのプロセスをまとめて見ましょう。

 @ビデオデッキの出力とPCのビデオキャプチャカードの入力を結線する。

 AWin DVRでNTSC DVDモードで80分まで保存する。(ファイルは4GBのmpg)

 BMyDVDで直接焼けないのでHDへ一時保存(ファイルは4GBのVOB)

 CDVD Shrinkで圧縮 (ファイルは3.6GB位のVOB)

 DImgToolでファイル変換 (ファイルは3.6GB位の iso )

 EDVD Decrypterで焼きこみ

なお、市販DVDをコピーするのはCからの作業でできるようですが、違法行為ですので気をつけましょう。

また、60分位のテープなら圧縮作業はいりませんので、Aで焼きこみして終わりです。

焼きソフトを購入すればDとEが一緒にできます。

もっとも、WindowsXPにすればAで終わりです。(この方が早いかも)

時間とコストの関係を考えさせられたDVD−R奮闘記でした。

追記

平成15年11月15日(土)焼きソフト SONIC Record Now ¥480−を入手、VOBファイルから直接焼けるようになりました。

やはり、楽ですね。

(お詫びと訂正)

「B'Recorder Gold5では直接焼けてもDVDプレーヤーで再生できない」と記述しましたが、その後試したら、出来ることを確認しました。

理由は良く分かりませんが、初期に焼いたのものはやはり再生しません。掲示板を見る限り、出来る人と出来ない人がいるのですが、

当方は、現在出来るようになりました。この辺について分かる方いらしたら教えてください。


メディアの感想

 国産ものは本当にきれいで、安心して使えます。ならば、安物メディアのどこが悪いのでしょう?

実は、使い始めてすぐに分かりました。本当に悪いです。しかし、安いのが一番の魅力。

上手に使えば利用できる場合もあるので、暫く研究します。

でも、どうにも避けられない不良品も結構あります。まだ、2ヶ月しかたっていないのですが、使用した感想を述べます。

(1)台湾メーカー(と思う)使用結果

 速度  メーカー名    製品名 使用数量 不良枚数 不良率%   不良の状況、気になる点
 等倍  PRINCO SUPERX -R

     17    6    35  エッジがややギザギザ、でも概ね良好、4GBまでの使用。
 白くて薄いケースが魅力。¥100/枚が一番の魅力。
 でも、そろそろ品切れ(H15.11)のようです。
 完成品を再度調査したら、外周部不良が5枚も見つかりました。3.8G以内にしないとダメみたいです。(H15.11.17)
 この5枚はシールを貼ったため。貼っていない不良は1枚。
 等倍   〃  〃   -RW

   5    2    40  表面に傷有りが2枚、書き込み・再生不良おこす1枚。
 たった5枚の購入なのに。開封したら表面に傷が見える
 のです。結構大きな傷です。安いので気に入ってますが
 次回からはお店に相談します。¥128/枚
 書込再生不良の1枚は再度トライしたら使えました。     (H15.11.23)
 等倍  SWテクノロジー DVD-R forGeneral

   2    0     0  エッジのギザギザは多い。肉眼でも亀裂は見える。
 特に、記録面に縦方向に亀裂が何本も見えるのは
 不安になる。4GB以下の使用がベストでしょう。
 ¥100/枚 見た目が悪いので、今後使用する予定なし。
 2枚目使用しました。意外に良好。さてどうする?
 (H15.11.23)
 2倍   PRINCO SUPERX -RW

   2    1    50   等倍に比べると、作りが良い。傷は無いが埃は少しあり。
 2倍はさすがに早い。30分で焼ける。¥148/枚 
 残念1枚再生不良が出てしまいました。やはり外周部です。  (H15.11.17)
                  計   26    9    35

 平成15年11月15日(土)

台湾製は開封してもメディアに埃が付いていたり、傷がついていたりと、いったいどんな環境で作っているのか見てみたいです。以前CD−Rでは、稲のわらが入っていたことがありました。○○小屋を改造して造っているのかな?

 平成15年11月17日(月)

完成品のプリンコDVD−R等倍を再度確認したら、外周部がだめなものが大量に出ました。3.8G以内に納めないと無理のようです。

ついに、台湾製の不良率が4割に近づいています。秋葉では国産メディアの最安値が¥200/枚ですので、不良率が5割に

なったら、金額的にも同じになってしまいます。台湾メディアの質の向上が無い限り、そろそろ国産への切り替え時か。

やはり、安心して焼けないのが、一番つらい。(後日確認したら、再生できないでは話にならない)

 平成15年11月22日(土)

あー、もう台湾製DVD−Rの購入はパスします。不安な気持ちのままでは、安心して保存できない。

そこで、あきばおーへ行きました。安いのはビクター¥199/枚、三菱5枚947円、ソニ−5枚999円、マクセル同じ位

この中でも、ソニ−とビクターは4倍速でした。

 とりあえず、試し焼きが必要なので、ビクターのR¥199を2枚、RW¥319を1枚購入。

帰りにF商会で同じ物が、5枚¥900(¥180/枚)であったのでショック、でも1パック購入

帰宅して、早速実験開始、おー速い。4倍速は本当に15分で焼けます。もう等倍はいやだ。

RWも2倍だが、気持ち良いくらいスムーズ。どちらのDVDも記録面は本当にきれい。板の作りも立派やはり台湾製はだめだ!!

外周部のチェックも1発でオッケー。初めから日本製にしておけば良かった。

 

(2)国産メーカー使用結果

 速度  メーカー名    製品名 使用数量 不良枚数 不良率%   不良の状況、気になる点
  2   三 菱  DVD−R

5枚組み

      5    0    0  5枚中5枚使用、安定してます。
 表面も外周部もきれい
 あきばおー 5枚950円位(H15.11.22)190円/枚
  2  ビクター  DVD−RW

 

   1    0    0   気のせいか、記録面の色が濃いような、やはり安定している
 表面も外周部もきれい
 あきばおー 315円/枚 (H15.11.22)
 20回位書き換えていますが、1回もエラー無し
 Rに焼く前に一回必ずRWに焼いています。やっぱり国産!
  4  ビクター  DVD-R 

5枚組み

   5    0    0  7枚購入中5枚使用。やはり、記録面が濃く、
 表面も外周部もきれい。
 4倍は速い、15分で完成した。
 あきばおー ¥199/枚、
 F商会5枚組み¥900 ¥180/枚
 表面に小さなシール「タイトル」を貼ったが問題なし
 (H15.12.1)
                  計    11    0    0

平成15年12月1日(月)現在

当たり前かも知れないが、国産は安心して作業でき、保管しておける。よって、HDのデータを削除できる。(これが一番大きい)

 

平成15年11月23日(日)

昨日は、国産の安定性に感激したが、良く台湾製を再確認すると、極端に悪いわけではないと思う。

例えばSUPERXの等倍Rについては、シールを貼ったため5枚が不可となったが、純粋にだめなのは1枚のみである。

シールをのぞいて再計算すると、26枚中4枚が不良となり確率は15%となる。もう少し様子を見た方が良いのかも。

また、国産と台湾製の中間に位置する製品もあるので、その辺も調査しよう。

 

平成15年12月1日(月)

国産は快調です。新しいプリンターがほしいのですが、お金が無いのでDVDの表面に薄く小さいシールを貼りました。

本来はやめるべきですが、手書きのタイトルではあまりになさけないので、シール用紙にレーザープリンタで印字。

とりあえず問題なし。
  500円位のものです。シールも小さく左右対称に貼りました。

台湾製でも評判が良いのは「ラディウス」だそうです。マクセルと同じ工場で生産しており、その内、国産メーカーが

供給を受けるようです。(お店のポップより)しかし、お値段が、思ったほど安くなく、国産の最安と同じか、

少し安いくらい。結局、見送りました。(訂正します。平成16年1月19日参照)

 

平成16年1月19日(月)

昨日、秋葉でRadiusX4、5枚入りを¥667*2箱購入しました。とあるお店で評判がとても良かったからです。早々、焼いてみようと
したら、1枚目は認識すらしません。「メディアを入れろ」と表示されます。2枚目は最後まで焼けましたが、案の定周辺部で、
ブロックノイズの嵐です。結局、3枚目を焼く気になれずお店と交渉して返却していただきました。
評判良いと聞いていたのでとてもショックでした。5枚は友人用に購入した物なので、別の物に買い直して明日渡す予定。
 まったく残念な結果に。

平成15年12月1日(月)の記事は訂正します。ご迷惑をおかけした方がいらっしゃいましたら、おわびいたします。
また、深く反省します。(何もできませんが)

 

 

 

 

戻る!