レポート NO.196
SIGMA 70-300mm望遠マクロに
クロースアップレンズを
   By Dyna (H21.07.20)

ども、Dynaです。

 SONYのα200を使用して約半年が経ちました。だいぶ慣れてきまして、使用レンズもほとんど固定して来た状態です。

そのレンズは、SIGMAの70-300mmという望遠マクロです。なぜ、このレンズが良いかというと、当方は花のマクロ専門

のため、それ専用のレンズがほしいのですが、これが結構お高くて手が出ません。そこで、お安くて、それに近い写り

のレンズがないかと思考錯誤した結果、このレンズに巡り会いました。(ジャンクで¥1000) その結果、300mmの

望遠マクロで撮影すると、バックがすごくボケていい感じに写ります。それでいて、結構綺麗なので常用することになり

ました。しかし、悩みがひとつ、それは、標準やスーパーマクロにする時は、当たり前ですがレンズを交換しなければな

りません。でも、当方はこのレンズ交換がとても嫌いで、イヤなのですね。埃が入りそうで。そこで考えたのは、この

レンズに専用のクローズアップレンズを付けられないか、ということです。そうすれば、一台で望遠マクロと標準マクロ

が可能になるからです。さて、可能なのでしょうか?
 

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1 SIGMAの70-300mm望遠マクロレンズとは

 池袋のカメラ屋さんで¥1000で購入、中のレンズにカビがあるので、大変お安すかったです。

スペックは、径58mm 70−300mm 1:4.0−5.6 とあまり明るくはないです。しかし、特徴として300mmにした時、

マクロスイッチを入れると、望遠のままマクロレンズになります。これが、結構いい感じでなので、マクロ専門の当方としては、

常用レンズとして、α200に付きっぱなし状態です。(そのため、ソフトケースに入らなくなり、ケースからはみ出ていますが)

 絞り優先にしてF=5.6位に固定して撮りますと、上の写真のようにバックが綺麗にボケます。

しかも、数メートル離れて撮れるのが最大の特徴であり、気に入っているポイントです。
 

 

2 悩み

 常用している望遠マクロですが、悩んでいることもあります。それは、マクロ専門と言っても、一般的な風景も撮りたくなっ

たり、接写したくなる場合があるからです。その場合は、標準やスーパーマクロレンズが必要になり、当たり前ですが、

専用レンズを付けなければなりません。しかし、外は風はあるは砂埃は舞っているはで、あまり好きな行為ではないのです。

 そこで考えたのは、この望遠マクロにクローズアップレンズを付けることです。そうすれば、当方が撮影するほとんどの

マクロはこのレンズのままでOKとなります。これは、ありがたいですね。(まあ、一般的な風景やスーパーマクロは無理ですが)
 

 

3 情報収集

 そんなある日、秋葉のICONでレンズを物色していると、Kさんに遭遇。偶然ジャンクな同じレンズが¥1500で売られて

いたので、カビ取りの目的でレンズの分解方法を教えていただきました。前玉はねじれば簡単に外れるとのこと。そして、

そのレンズをもう一個入手して、付ければかなりなマクロに変身するとのことでした。ならば即購入しようかと思ったのですが、

¥1500はちとお高いとのことなので、見送った次第です。

 でも、ずっと気になってしまい、その都度探したのですが、お安いのはなかなか出ないですね。そして、もう忘れた頃、

もう一人のKさんが、そのレンズのみを無償で譲ってくださいました。本当にありがとうございます。感謝!!

 分解状況   前玉です。
 

 

4 取り付け

 早速、レンズの前に付けます。本体は径58mm、前玉は・・・・・・・あれ?付きません。すると径55mmか?

何か変ですね。すると情報を下さったKさんがブログにコメントを!

「口径があわないのではなくレンズの後ろが出っ張っているのでそのままでは干渉してしまうためです。

 レンズ(アタッチメント)の後ろに58mmフィルタの枠だけを1枚つければ固定できると思います。」
 

 

 重ね重ね感謝します。早速、見てみましょう。

 なるほど、ネジの後ろにレンズがはみ出ています。これでは入るわけないですね。

では、早速58mmのフィルターを用意しましょう・・・・・・・・。 あれ? 58mmのは一個もありません。
 

 

そうなんです、49、52、55mmは沢山あるのですが、58mmはあまり出回っていなかったようで、ストックがありません。

残念!また来週か?と思ったのですが、待てよ。確かカラーフィルターがあったはず。別の箱を探しました。

ありました。何かに使えるはずと思って購入しておいたカラーフィルター¥200です。(にっしんカメラ)

 

 

 このフィルターは4色のカラープラスチック板をフィルターリングが挟んで一体化し、それをレンズに取り付けるものです。

押さえのリングでも、レンズ本体に付く方でも、どちらでも使えました。しかし、厚みに差がありましたので、ここでは、

メーカー名の書かれている厚い方を使いました。しかし、ピッタリですね。(気分最高!)

  

 このリングを取り付けると、上写真右のように飛び出ていたレンズが隠れ、そのまま、取り付け可能となったのです。

万歳!!

 

 

 本体に取り付けた状態です。

レンズが、ピッタリ収まると気分良いですね。マージャンのカンチャンやペンチャンが揃った気分です。(例えが悪い!)

 

4 試 写

 ちょっと、前が長くなりましたがいい感じです。早速、持って出かけましょう。システムとして、常時は望遠マクロ、もっと

接写したい時はクローズアップレンズを取り付けます。

 望遠マクロでは、被写体までの距離は数メートルですが。

 クローズアップレンズをつけると、数センチとなり大変便利ですね。

クローズアップレンズは、¥100ショップのデジカメケースに入れて、ベルトに固定したのですぐに取り出せます。

  >>>  (こんなにUP出来ました)
望遠マクロ300mmのみ            + クロースアップレンズ 

 

 

5 作品例

    

 望遠マクロ300mmに付けるだけなので助かりますね。望遠マクロはちょっと重いですが、数メートル離れても撮れて、

また数センチまで近づけても撮れるとなると、本当に便利です。これは病みつきですね。

 問題は、マクロの画質です。上記写真はいかがでしょうか? もっと明るいレンズがほしいのですが、このくらい撮れれ

ば良しとしなければイケマセンネ。

 

 


→ども、Dynaです。

  当方は今、3本のレンズ、4種のレンズ構成を使い分けています。@常用の望遠マクロ、A普通のマクロ(クローズアップ

 レンズ付き)、B普通の風景用レンズ(Aからクローズアップレンズを取り外す)、C改造超スーパーマクロレンズです。

 しかし、これらを全部持って歩くのは面倒でした。しかも、実際は@が90%の利用で、残りはABCが10%です。

 よって、今回のクローズアップレンズが取り付けられるようになり、@とAが一本で出来るようになりました。その結果、

 ふらっと散歩する時や、秋葉に行く時などは、もうこれ一本でOKです。

 本当に助かりました。情報やお宝をに感謝します。ありがとうございました。

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