IBM Think Centre A50で困った現象が
By Dyna(H21.05.30)
ども、Dynaです。
先日、1号機(キューブ)の調子が悪くなり、コンデンサー交換の可能性があると思ったので、代替機を購入する
ことにしました。その結果、GENOの青空市で格安にて販売されていた、IBM Think Centre A50を¥1584で
購入してきました。ところが、残念ながらまったく起動しませんでした。そこで、仕方なく1号機はそのまま、簡易
修理を行った次第です。さて、肝心のA50ですが、その後、いろいろ確認しているうちに動き出し、無事セットアッ
プ出来たのですが、その後悲劇が起こりました。
メール By Dyna
1 仕 様
(1)IBM Think Centre A50
・CPU P4 2.4GHz
・メモリ PC2700 256MB (その後+256MB、 計512MB )
・HD ジャンクを設置 40GB
・CD-ドライブ CD-RW 5インチ (これが魅力でした)
2 症 状
(1)購入時
・中はかなり使い込まれていたので埃だらけ。仕方なく丁寧に清掃をしました。
・次にパーツですが、メモリを+256MBして合計512MBに、HDDは40GBを設置し早速、SW-ONです。
・しかし、画面には何も出ません。音は、FUNが回っている音がします。HDDも回っています。
・BIOSには入れません。
<<画面には何も表示されません。真っ暗です。>>
・そこで、起動用FDを入れて再起動してみました。ところがFDDにアクセスしません。
・次にWindowsXPのセットアップ用CDを入れて再起動してみました。だめです。CDDにアクセスしません。
・さては、CPUが死んでいるかと思い、他のCPUを入れてみました。CelD2.13GHzです。変わりません。
・初日は、ここで終了。しばらく1号機の修理です。放置!
(2)数日後
・1号機が直ったので、A50を触ってみることにしました。
・増設したメモリがだめなのかと思い、増設したのを外して再起動したら・・・・何と、動きだしたのです。
・モニターに「IBM」のロゴが出ました。 「やったー!!」
・そうか、メモリの相性が悪かったのかと、もう一度挿して起動してみました。やはり動きません。決定です。
・ということで、他のメモリを挿して立ち上げると、OKでした。
・そのまま、動くメモリにてセットアップ開始です。
・何事も無かったように、セットアップ完了! 基本的なソフトを入れて遊びました。
・ただ、1号機が直ってしまったので、出る幕なし。
(3)また数日後
・1号機の修理は簡易なので、またいつ発症するか分かりません。
・そこで、いつでもA50が代替機になるよう、チューニングすることにしました。
・各種WindowsのUPデートをおこない、最後に時間がかかるSP2>SP3を行いました。
・作業終了後、再起動したら・・・・。 物凄い音が!!!
・CPUファンが爆音をたてて回っています。しかし、それ以上進みません。
<<やはり、画面は真っ黒>> <<ファンが爆音を立てて回っているだけ>>
・HDDにアクセスはしていますが、それ以上は行きません。
・FDDにもCDDにもアクセスしません。
・BIOSにも入れません。
3 内部確認
(1)メモリ再確認
・また、メモリが原因かなー?と思い、再度メモリを取ってみました。しかし、変わりません。
・ちょっと変ですね・・・・。ついでに、当初付いていたメモリも除いてみました。やはり変わりません。
・どうやら、前回動いたのは偶然だったのかも知れませんね。
(2)コンデンサー
・ひょっとしたら、コンデンサーが原因ではと思い、確認しました。
・どうやら3種類あるようです。よく見たのですが・・・・。あまり膨らんでいるものは無さそう。
・メーカーは ニチコン、SANYO、ルビコンでした。さすが、天下のIBM。コンデンサーは国産を使用ですね。
・良かったのか、悪かったのか・・・・、見た目には問題無さそう。困った!
(3)CPU
・そう言えば、画面が真っ暗で前に進まない症状は以前も経験しました。確か、CPUが焼けたり、ピンが曲
がっていたはず。チェックするが問題無さそう。
・ということで、交換してみました。Celelon D 2.13GHzに、しかし、変化無し。
(4)電 源
・そう言えば、電源にもコンデンサーはありますよね。ということで分解
・あります、あります。沢山!、
・しかし、皆ニチコンでした。しかも、異常は無さそう??
・困った!
4 インターネット検索
・原因が分からないので、インターネットで検索してみました。
・するといくつか出てきました。
<<やはり、画面は真っ黒>> <<ファンが爆音を立てて回っているだけ>>
・A50で、この症状はよくある故障パターンとのことです。
・しかし、記載されていたものは、「メーカー修理」と「プロへの修理依頼」になっていました。
・修理の内容が分からないのです。
・更に困った!
5 気になる箇所
・まったく分からない状態ですが、唯一気になることがあります。
・それは、チップセットが異常に熱く、その横のコンデンサーも大変熱いのです。
・基盤の裏側もその辺が変色しているので、よく分かります。
・しいて言えば、そのコンデンサー 日本ケミコン 1500μF 10V 105℃ KZG がおかしくなっているかも知れ
ないということぐらいです。でも、耐熱温度が105℃なので、問題ないのかも??
情報お願いします! By Dyna メール
ども、Dynaです。
一号機を直すつもりで購入したA50ですが、妙な結果になってしまいました。とりあえず、一号機は簡易とは
いえ、しばし元気に動いています。だから、今のうちにA50を直していつでも、代替機として使えるようにしたい
のですが、困った症状ですね。どうにも分かりません。情報ありましたら、よろしくお願いします。
By Dyna メール
情報いただきました。1
anonyと申します。(H21.5.31)
画像を拝見致しますと、チップセット横のルビコンの220uF(青)は外装フィルムが後退しているので怪しいと思います。
そのとなりのニッケミの1500uF(黄色)も熱くなっているとのことですので、劣化がすすんでいるものとおもわれます。
見た目に問題がないコンデンサでも、暖かい程度ならいいのですが、熱く感じるのなら劣化している可能性が
高いです。
ども、Dynaです。情報ありがとうございます。なるほど、熱風は
FUN>> CPU >> チップセット >> コンデンサー の流れで直撃しています。
また、黄色のコンデンサーと青のコンデンサー間にAPM3055LなるFETがあり、かなりの熱を出しています。
黄色はかなり熱かったです。青のはたしかに頭のフィルムが縮んでいますね。最低、この2つは交換でしょうか。
anonyです。
コンデンサの劣化について、CPUやチップセットの熱で炙られて劣化するというのも否定はできないのですが、
私の解釈では、電解コンデンサはセラミックコンデンサやフィルムコンデンサに比べて損失が大きいためにス
イッチングレギュレータのリップルで発熱して劣化が進むものと考えております。
ですので、劣化が進み、ESRの値が悪化した電解コンデンサは発熱が多くなると考えています。
コンデンサの交換はオシロスコープで波形を見られれば劣化したコンデンサを見分けられますが、そうもいき
ませんので、手間を考えれば、めぼしいものをすべて交換してしまうのがいいとおもいます。しかし、一度は起
動したようですので完全に死んでいるコンデンサはないと思われますので、原因究明の観点から、発熱の多い
コンデンサだけを交換してみるのもいいのではとおもいます。
情報いただきました。2
こんにちは、
いつも楽しく秋葉原ジャンクパラダイスを拝見しております世田谷のNと申します。(H21.05.31)
A50、私も2年近く前だと思いますが、購入しました。理由は、新品のケースが秋葉原で出回っていて、ついケース
だけ購入してしまったからです。その後、リボンにジャンクのA50があり、購入し、新品のケースにおさめました(!)
私のA50もはじめは調子よく動作していましたが、SATAのハードディスクに交換した直後、使っていたら突然画面
が消えて、本当に「突然死」してしまいました。
分解してみると、Dynaさんの記事にあるのと同じ「APM3055L」が熱く、明らかに故障しているようでした。
APM3055LはMOSFETなので、同等品というかより容量の大きいものに交換したところ、A50は生きかえりました。
以来、2年間、サブ機として調子よく動作しています。
(添付写真)拡大可
修理個所を写真に撮り、添付しました。大き目のFETしかなかったので、ちょっと不恰好ですが、直りました。隣のコン
デンサーはFETをつけるために違うものに交換して、位置をづらしててあります。
ども、Dynaです。情報ありがとうございます。そうですか、MOSFETの故障ですか、確かにMBの裏は焼けた跡があり
ますから、そうかも知れませんね。コンデンサーの移動も必要そうですから、結局その付近の改修が必要ですね。
修理するぞ!!部品等調達 By Dyna
メールやHPから貴重な情報をいただき、一週間程度勉強した結果、ようやく修理できると判断できたので、早速
部品の調達を行いました。必要なものは以下のとおりです。
@パワーMOS−FET
元 APM3055L 30V 15A 2個
新規 IRFW 540A 100V 28A 2個
A(超)低ESR電解コンデンサー
220μF 16V 85℃ 径10mm 1個
1500μF 10V 105℃ 径15mm 1個
1 販売店舗
電解コンデンサーは、秋葉原のいたるところで販売されていますが、超低ESR電解コンデンサーはそんなに、
扱われていません。HPの情報をまとめると、ラジオセンター1Fの三栄電波、千石電商、秋月、若松、ラジオセン
ター2Fのe-BOX(レンタルボックス)にあるようです。
しかし、まともに購入すると、かなりお高いものなので調べたら、どうやら千石と秋月あたりがお安いようです。
ただし、扱っているメーカーは、千石がルビコンと東信工業、秋月はルビコンです。種類は千石がとても多いです。
と言うことで、千石と秋月で購入することにしました。(結論としては、千石で買いました。)
2 メーカーの選択
さて、次はどこのメーカーにするかです。
@パワーMOS−FET
こちらは、あまり検討しません。というのも、交換成功例をくださった世田谷のNさんの情報そのままで行くことにした
からです。 安全確実ということですね。(うそ、そこまでの知識が無いからです。)
元 APM3055L 30V 15A 2個
購入 IRFW 540A 100V 28A 4個入り 秋月 ¥200
A(超)低ESR電解コンデンサー
HPを読んでいると、どうやら国産なら問題なさそうですね。国産というと、日本ケミコン、ニチコン、ルビコン、
SANYO、松下等が有名のようです。だから、この中から選ぶことにしました。しかし、千石と秋月で購入することに
したので、メインをルビコン、無い種類は東信工業にするしか選択の余地はないです。
ただ、今般の原因となったコンデンサーも国産です。ですから、また同じコンデンサーでは、数年後に同じ作業が
待っています。ということで、電圧とか耐熱性をもう少しあげてみようかと考えました。
と言っても、ルビコンは超低ESRで、東信は普通の低ESRなので、悩みます。その結果、次の部品を購入しました。
元 ルビコン 220μF 16V 85℃ 径10mm 1個 ?
購入 東信工業 220μF 25V 105℃ 径10mm 1個 低ESR 千石 ¥30
元 日本ケミコン 1500μF 10V 105℃ 径15mm 1個 ?
購入 ルビコン 1500μF 10V 105℃ 径15mm 1個 超低ESR 千石 ¥80
3 半田ごての購入
HPでの情報によると、コンデンサー交換には30W程度のものでは、歯が立たないようです。そこで、パソコンでは
あまり一般的ではないのですが、60Wものを購入した方が良いようです。今回は¥880のものを秋葉原で買いました。
作業開始 (H21.06.10)
まずは、MOSFETを設置するのですが、その前にコンデンサーを撤去しないと、作業そのものができません。
ということで、コンデンサーの撤去から作業開始です。
1 コンデンサー撤去
ターゲットは、右上の1500μFと右下の220μFです。基盤の裏を見るとFETの熱で変色しているところです。
間違わないようにシールを付けました。(これをしないと、本当に間違えそうになりました。)
上の写真は、その拡大です。実際は、肉眼でもこんなに大きく見えませんので、写真を撮ってパターンを確認しました。
と言うのは、ショートしないか心配だったからです。これは後で分かります。
60W半田ごては、思っていた以上に大きく、作業しづらい物でした。なるべく短いものが良いですね。今回のは長かった
のでとても作業がしづらかったです。
作業のこつは、60Wで一気に加熱し、コンデンサーを右・左・右・・・と傾けて、できれば2・3回くらいで一気に取ること
です。最初、慣れていないと慎重になって、逆に時間がかかってパターンを汚してしまいました。
なお、半田が玉状になっていますので、半田吸い取り線で取り除きます。
穴あけは、クリップとか竹串が良いとか言われていますが、当方は上手く行きませんでした。結局成功したのは、マチ針
です。一緒に加熱しながら、こちらも一気に貫通させます。しかし、完全には開きませんので、もう少し大きい針で拡大させ
ます。グリグリと。写真左は半田ごてで針を刺したもの、写真右はそれよりも太い針でグリグリしているところです。
そうすると、反対側からこんなものが・・・・。半田の幕みたいなものでした。即カットです。こんな感じで貫通したら、実際に
コンデンサーが設置できるか確認して終了。
2 MOS-FET撤去
次は、MOS-FETの撤去ですが、こちらは放熱のためがっちりと半田付けされています。ですから、しっかり加熱して一気に
撤去します。実際に、裏側にべっとりと半田が付いていますので、マイナスドライバーで一気に上げてしまします。
意外と簡単に取れたのは、慣れてきたせいかと思います。
3 FET設置
正直言って、こんな狭いところにどうやって、こんなに大きいFETを入れたら良いのでしょうか?熱のことを考え
なければいけません。頭痛いですね。FETですから、L型のアングルでも付けて基盤に付けなければいけないで
しょう。しかし、面倒です。こうなったら、そっくりパクらせていただきます。世田谷のNさんのやり方を!
と言って、やり始めたのですが、どうしても同じようには行きません。そこで、当方は1つは直角になるよう配置
しました。すると、コンデンサーは収まらないので、空中に浮かすことにしました。まあ、そうすれば熱からも少し
は逃げられるかとも思ったからです。
基盤のアース部にFETを直接半田付けします。この時は半田を沢山付けました。確実に固定されたら、今度は
配線です。手元にあった、単線を利用しました。簡単だったからです。しかし、ここで不幸が・・・・・・。
2個目を付けていて、大失敗!まずい!パターンが剥げてきた。そうなんです。 テコの原理でFETに半田付けしようとしたら、先に付けていたパターン側が浮いて来たのです。最悪です。リブレットM3依頼の悪夢です。まず
普通は作業中止にします。しかし、ここで手を離すとパターンが切れてしまう気がしたので、セロテープで固定した
後に瞬間接着剤で強引に付けてしまいました。
あわてて接着したので、配線が接触しそう。仕方ないので絶縁テープを巻きました。とりあえず、FET設置完了。
冷や汗タラタラ。
4 コンデンサー設置
冷や汗をかきながらも、何とかFETは設置できたので、次はコンデンサーです。と言っても、ここま出来ていれば、
あとは基盤にコンデンサーを指して、半田づけするだけですから。特に問題はありませんね。極性には十分に
注意してください。長い方がプラスです。
と言っても、上の写真のように半田がたっぷり乗ってしまいがちです。実は、この状態でOKなのか、不可なのかが
どうしても分からないのです。そこで、先ほど出てきた写真を拡大して、パターンを見て安全かどうか判断しました。
その結果、上の写真では安全とは言いがたいことになり、結局半田吸い取り線をあてて、もう少し半田を吸い取り
ました。実際、かなり吸い取っても大丈夫でした。
半田吸い取り線を使うと、玉状の半田が無くなり痩せますが、それで十分でした。その方が隣との線に接触しない
ようです。こんな感じで、もうひとつのコンデンサーを付けました。慣れれば、簡単に思えてきました。くせになりそう。
なお、汚れはフラックスが無かったので、マジックリンを綿棒につけて拭いたのです。結構きれいになります。
これが、完成写真です。汚いですね。特にコンデンサーはFETから離すため、空中に浮いています。でも仕方あり
ません。勘弁してください。ここまで出来たら、精魂尽きてしまい、30分ほど休みました。正直へとへとになります。
5 組み立て
休憩後、気力が戻ったので組み立て開始です。普段なら省略するプロセスですが、一時元に戻らなくなったので、
そこの解説をします。MBを入れたらケースが納まらなくなったのです。最初は原因が分からなかったのですが、
1時間後に原因が分かりました。
このMBは不思議なんですが、付いているネジで固定しているのは、MBの裏にある鉄の板だけで、ケースには固定
されません。鉄板付きのMBはケースに収めるだけです。(ネジはありません)この時、写真右の中央にあるオーディ
オ端子部分のMBがぴったり入っていなかったのです。どうやってもケースに収まらないので、変だなと思っていたら
反対側のコネクター部に付いているバネ板が曲がってしまい、その厚みが邪魔をしていました。それを正常に直して
再度ケースに収めようとしたら、何とか入り、ケースも収まるようになりました。ヤレヤレです。
6 緊張の火入れ
何度やっても、緊張する火入れですが、今般は作業に5時間もかかったので、正直失敗したら、立ち直れないと
思っていました。普通なら、絶対立ち上がる 自信がありますが、さすがに今回は不安一杯!!
緊張のSW-ON! 静かなファン音が!
立ち上がりました。良かったです。バンザーイ!!久しぶりの感動ですね。
しかし、何やらメッセージが大量にでます。ひとつづつ解決して、やがて、正常に。
成功・・・・、しかし問題が (H21.06.11)
無事に修理が成功したものの、問題が発生しました。そうなんです。チップセットのヒートシンクが、猛烈に熱い
のです。電源を落としてからシンクの根元に触ると、指をずっと付けていられない熱さです。50度以上あるでしょう。
こうなったら、ファンを付けるしかないですね。やりましょう、CPUのように。
ヒートシンクからの熱がコンデンサーに行かないよう、ボール紙で壁を付けました。今度は、そのシンクの上にファンを
付けるのです。
このシンクの大きさなら、ソケット370時代のCPUファンがちょうど良い感じです。ネジも4つ付いているので、上手く
設置できそうな感じがしました。
しかし、シンクのフィンの厚さが薄いので、上手くネジが噛みません。そこで、ヒシチューブをフィンに付けて見ました。
するとどうでしょう。しっかり噛んだのOKとしました。ただ、残念ながら、2箇所しか受けられません。サイズがちょっと
大きいのです。まあ、良いでしょう。
結構調子よく動いていますね。これなら安心です。いったい、どのくらいの温度か気になったので、押入れの中から
温度計を出して来ました。ファンが回っているので、フィンの付け根で43度ですね。かなり下がりましたが、もうちょっと
低くなって欲しかったですが。
こんな感じで、使えるようになったので、1号機の代替機としてラックに戻して、使用を開始しました。
メデタシ、メデタシと言いたいのですが、だまだ続きます!
突然フリーズ!! (H21.06.14)
一号機の代替機として、快調に動き出したA50・・・と言いたいのですが、使用後間もなくフリーズしました。
WinXPになってから、フリーズを見るのは久しぶりです。Win98では良くありましたが。懐かしい!
そんなことは言っていられません。どうも、これは熱の問題でしょう。ということで、再度ラックから取り出して
対応することにしました。
と言っても、大方やることはやりましたから、あと何をしましょうか?
まず、FETあたりの壁ですが、逆に囲いになっており、熱がこもりそうですね。そこで、チップセットからの風が
流れるように壁に穴を開けました。それから、コンデンサー用の壁も必要最小限としました。
再度、温度センサーを付けてみました。ヒートシンクにぴったり付けられないので、正確ではないですが、前に計った
時よりかなり、現実に近いようにしてみました。すると53度ですね。前より10度もUPですか、悲しいですね。
フリーズした原因がチップセットにあれば、まったくの不可ですね。まあ、FETにとっては、ファンの風が当たるように
なったので、良いでしょう。あとは、ファンの能力をUPするのと、ケース内の空気の流れを見直すかですね。
OFF時 ONから30分
とりあえず、ケースを閉じて温度を計ってみました。すると54度あります。ちょっと、常用は無理そうですね。
しかし、こんなことをやっていると、1号機が動かなくてHP管理ができません。そこで、観念して別の代替機を準備
しました。以前家内用に購入したNEC Mate MY28Vです。性能的にはまったく同等ですが、ドライブが書き込み
できないタイプです。まあ、しばらくは良いでしょう。
落ち着いてから、A50のファン増強を考えましょう。続く・・・・。か?
FAN 増強! (H21.06.15)
結局、考えても仕方ないので、もっと強力なFANに交換することにしました。
こちらが最初につけたもの 12Vの0.08Aでした。ひ弱ですね。
こんどは、12Vの1Aです。これは強力です。でも、よく考えたら12Wですね。ちょっと強すぎ!と言うことで、
途中にセメント抵抗を付けて若干パワーダウンです。そうしないと音が五月蝿いから。
早速、運転開始・・・・。おー!力強いこと!頼もしい!
ということで、30分後にあらためて計測したら、37度でした。これなら合格でしょう。
まあ、これにて一件落着とします。そうしないと次のPCへ行けないので。
では、
情報をいただきました。
Nobさんからメールをいただきました。(H21.06.17)
穴あけにマチ針をお使いになったということですが、私は今でも例のクリップを使用しています。
基板裏側から加熱し(加熱中はクリップは基板から離しておく)、半田が
溶けたら一気に、穴をめがけてクリップを表側(コンデンサ本体側から)突き
刺す方法です。※眼が悪いと難しいかも…。
→半田ごては、大きくて長いものを購入してしまったので、
何か、あてが無いと上手く行かないのが現状です。
裏から半田をあてるのは、誰かに手伝ってもらえると出来そうですね。 By Dyna
作業は、
1.正座して、股の間にM/Bを挟む
2.右手に半田ごて、左手には軍手を装着(火傷防止)
3.M/B裏側から半田ごてを当て、左手でコンデンサの付け替え
のようして、一人でにやっています。
ネットでは、M/Bを自立させるクランプ治具を使って交換している方もいます。
→これ、次回使わせていただきます。ありがとうございます。
実は、大きな万力を購入しようか悩みました。しかし、
普段は邪魔だろうとあきらめました。 これなら、出来そうですね。 By Dyna