リチュウムイオンバッテリー18650 3.7Vを3.6V用基盤に入れて使えるか確認しよう。

Amity VP用リチュウムイオンバッテリーのセルを交換しよう) 

以前、挑戦して失敗したため、HPに上げていませんでしたが、今回成功したので報告します。

セル交換の課題が2点ほど解決しましたので、参考にしてください。

○これが、交換元になるAmity VPのバッテリーパックです。本体にはこのパックが2本入ります。

M6034-2 7.2V 1350mA 18650が2本入っています。

交換する新しいセルですが、18650は最近あまり入手できません。この18650には3.6Vと3.7Vの2種類があり、

変更はできないと言われていました。しかし、秋葉では3.7Vなら入手可能なので、今回、チャレンジしてみます。

○これが新しいセルになるパックです。パナソニック製ですが何に使う物かは分かりません。秋葉では良く見かけます。

 Panasonic JY-SXP-BP10 7.4V 1600mA (3.7Vが2本入紙覆い) ¥400でした。*2

それでは、作業を開始します。

@古いバッテリーパックから基盤を取り出します

 バッテリーパックを丁寧にカッターで何回も傷つけ、殻を割ります。

 中身はSONY製の18650でした。 セルの足をはずして延ばします。

 セルが外れたら、適当な長さでタブを切り離します。

基盤とタブの切れ端を使います。古いセルは紙に包んでショートしないようにします。

A新しいセルを取り出します

  中はこんな感じ

 紙のセルは何とも安っぽい。 何も書いてないので、自分で記入。

   電圧測定 オッケー!!使えそう。

 次に大切なのは、タブの加工。色々調べた結果、こんな感じに切断することがベストでした。

  タブをセンターに寄せるのがポイントです。

B組み立てます

 基盤に取り付けて半田付けして終了。

端子が短い時は、先ほどのタブを使います。

C電圧を測定します

ここで、端子に電圧がかかっているかチェックしてみました。

 がーん!!電圧0V そんなばかな?

実は、これでこの現象は2回目です。まったく同じ失敗を2回もやってしまいました。(1時間休憩)

さて、これは何かある。きっと単純なエラーだ。0Vだからきっと断線だ、断線?....そうかヒューズだ。ヒューズを探せ

 Fとヒューズマーク発見  白いパーツがヒューズです。

早速、テスターで当たると、導通しません。あやしい。

これを、確認するには使用できる新しいバッテリーパックから基盤を取り出さなくてはなりません。(面倒ー、でもやるしかないね。)

作業の記載は省略します。

↓黄色が最初に完成した、端子に電圧がでない(でも新しいセル)パック。青色は再度分解した電圧が出るパック(セルは古い)

 これを交換する必要がありそうです。

 完成していたパックのヒューズは導通無し

 新たに分解したパックのヒューズは導通有り。セルの交換作業が必要となりました。

また、ショートさせるともうパックは無くなるので、今度は慎重に作業しました。

作業の記載は省略します。

 交換後、チェック。はいオッケーです。 電圧も出ています。

 完成です。でも、ケースに戻そうとしましたが、入りません。しかたなく紙でカバーしました。

  2パック作成して完成!!

  Amity に入れて充電開始、数時間後無事動きました。

  1本で45%1時間、2本で95% 2時間半(まだ行けそう)でした。

結論

18650は3.6Vを3.7Vに替えても動く場合もある。

バッテリーパック完成後、端子に電圧がかかっていない時はヒューズを確認せよ。(半田付けしている時にショートさせてしまうことがあるが、気づかないようだ)

 

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