リブレットM3のHDDレス化に挑戦 (H19.10.28)
費用は¥1980??
ども、Dynaです。
無線LAN実験で、大忙しのリブレットM3ですが、使えば使うほど性能に不満が出てきました。
欲を言えばきりがないのですが、クロックアップ出来る。USBを付けられる。HDDレス化出来る。と
聞いているので、たまりません。そんな折、アキバスターでX120のCF1GBを¥1000で入手する
ことが出来ました。これは、明らかにHDDレス化しろという天の声でしょう。(勝手な解釈)そこで、
早速、秋葉に行きましたがCF>IDE変換基盤のオスタイプは、同じことを考えている人がいたので
しょう。知らない間に、そのタイプだけ少なくなっていました。こうなると、意地です。そうです。
平成19年10月27日は台風20号が来ていましたが、無視して秋葉に突撃です。そしてみごとに
三月うさぎでゲットしました。¥980です。もし、これで動けば、CF+基盤代¥1980でM3のHDD
レス化が出来たことになります。さて、結果はどうなんでしょうか?始まり、始まり!!
1 はじめに
HDDレス化するとしても、いくつか問題があります。@折角HOTSPOTの設定が完成したのに、また、一から
やり直し。A本当に1GBで足りるのか。Bほんとうに効果はあるのか。などです。@は完成時にHDDから、まる
まるコピーすればOKのはずです。Aは今のHDDを確認したら、DドライブはOS格納庫、Cドライブは500MB使用
していました。よって、Dドライブに250MB、Cドライブに750MBあれば十分でしょう。もっとも、当方の利用が
IEとメールしか使わないからです。B速い遅いは微妙かも知れませんが、静かなことは事実でしょう。とりあえず、
それだけでもOKにしましょう。
ということで、予定通り実行することにします。
2 部品の確認
(1)CF>IDE変換基盤
これが、ポイントとなる、CF>IDE変換基盤 PCB-CF/IDE25NC-Mです。
三月うさぎ(フランス亭前)で買いました。¥980です。よく見てもらえば分かる
と思いますが、オス(ピン)タイプですが、カバーがかかっています。PCによって
そのまま使えるものもありますが、だめな場合もあります。心配な方はカバーの
無いものを買うか、カットする必要があります。(これしか無かったので。)
さて、この部品、良く見ると20番ピンが折れていません。つまり、このままでは
裏表が分からないのです。早速、HPで見てみましょう。すると・・・・・、出てくるのは
「1番ピンを確認してから、使いましょう。」と書かれています。その1番ピンが分か
らないから困っているのに、丁寧な解説ですね。
まあ、USBケース等、入れるときの向きの関係から、絶対この向きでは無いかと
思える向きがあるのですが、確認できないと困ります。そんなこんなで2時間も、経過してしまいました。そんな時
ふと基盤を見ると、ありました。それらしきマークが。まったくマークでなく、#1とでも書いてくれれば分かりやすい
のに・・・・・。
上の左の写真に三角のマークがあります。たぶんこれが#1マークでしょう。なぜなら、右写真のHDD(裏から
見ている)のように、位置が合いますから。ちなみに、HDDについている、その右隣のピンは今回は使いません。
次の課題です。20番ピンをどのようにカットするかです。自分で切ればよいのですが、カバーがかかっているので、
ニッパでは綺麗に切れません。そこで、仕方なくその部分のカバーをカットし、空いた部分ピンのカットを行いました。
上側はもともと空いていました。下のカットは今回空けたものです。その隙間から20番
ピンをカットさせていただきました。
カバーについては、全部取っても良いのですが、面倒なので、そのままにしておきます。
一番右の上のピンが#1です。20番ピンは写真中央下になります。
(2)CF
今回CFは3枚用意しました。 64MB、 256MB(¥180)、1GB(¥1000)です。
2 予備実験
これらのCFをUSBケースに入れて、動くか確認しました。その結果、なぜか64MBは
見えません。でも、ザウルスでは使えます。(原因は分かりません)そこで、256MBを
使って、実験することにします。この実験とは、万が一失敗した場合に1GBのCFを破
損しないようにするためです。
具体的に、どうやったかと言うと、古いサテライト420のHDDの代わりに、入れてみ
たのです。結論は、勿論OK。ちゃんとFDISKやFOMRATが出来たのです。
次に進みます。
3 M3分解・取り付け
分解方法をあまり詳しく書いていませんでしたので、ここに記します。まず、KB上の横バーをゆっくり引いて
取ります。中央にネジが1個ありますので取ります。
KBが外れますので、フラットケーブルを外します。(くさび型)
次に、液晶のフラットケーブルを外します。上に引っ張ります。
裏返して、ねじ5箇所を外します。
ケースは、爪を立てると2つに分かれます。写真下の状態で中央の両端にあるねじ2個を外します。
すると、基盤が取れます。
CPUを拡大してみましょう。ヒートシンクを外すと、CPUが出ました。 右の写真中央の3組の端子でクロックアップ
ができるようです。上ショート266MHz、中央ショート166MHz、下ショート233MHz 参照(コスナーさんのHPより)
詳細は次回実験してレポートする予定。
いけません。今回はHDDレス化でしたね。つい、横道にそれました。
早速、1GBのCFを付けて、ソケットに差し込みました。あれ?浮いてしまいます。どうやら、カバーが微妙にジャマ
しているようですね。カバーを全部カットしようかと思いましたが、横から見て、HDDの高さ以内に入っているので
良しとしましょう。(適当)
4 セットアップ
さて、組み立てが終了しましたら、今度はセットアップです。まず、始めにFDISKとFORMATをします。
起動FDを入れて、SW−ON、指示通りに進んでFDISKをしました。
今回はDドライブに250MBをあててOS本体を入れます。Cドライブは残りの750M
ですが、多分500MBで足りるはずです。終わったら、再起動して、FORMATしました。
一回CFを取り出し、別のPCに接続します。また、前のHDDをUSBケースに入れて、同じPCに接続しました。
そしてHDDのデータをCFのCドライブにまるまるコピーします。なお、その際に「Win386.SWP」だけは残します。
仮に移動させるとエラーになって止まりますが。
しかし、今回ここで、意外な問題が発生、なぜかは分かりませんが、CFのDドライブが見えないのです。元々はWin98の
OS本体を入れておく場所なので、とりあえずは要らないのですが、あとで困ります。仕方ないので、今回は全てが終了
してから、コピーしておきました。
5 完成・起動確認
さて、終了したら、CFをもとに戻して、組み立てましょう。緊張の電源ONです。さて・・・・・・。
あれ?システム・ディスクが無い???
そんなはずは無いのでは????
(あれ?ホコリだらけ 汗)
思い出しました。そうなんです、先日3号機をセットアップしたあと、「全てのファイルを表示する」のチェックを
入れていなかったのです。やれやれ、もう一度最初からやりましょう。分解・・・コピー・・・組み立て、そしてSW
-ONです。でもでも、です。実はまた同じでした。えー!そんな馬鹿な?そこで、もう一度WinXPのフォルダオプ
ションを調べると・・・。そうなんです。すべてを表示するには、確認する箇所が3つもありました。(やれやれ!)
と言うことで、3度目の正直。ようやく正常にセットアップが完了しました。まるまるコピーしているので、まったく
同じになっています。これは楽ですね。
無事コピーが成功です。前のリブM3とまったく同じですね。(当たり前か)
6 あとがき
さて、使用した感想です。ずばり静かですね。気持ち悪いくらい静かです。しかし、そのうちにそれが快適に
なりました。やはり、静かは良いことです。ただ、完全なる静音かと思っていたら、「ジー・ジー」と言うほのかな
音がします。調べたら、液晶部横なので、インバーターでしょう。暇があったら交換でしょうか。それから、速度
ですがそれほど変わらない感じ。でも、きびきび動くような気はします。消費電力とバッテリーのもちは、正式に
測定しないと分からないですね。
最後に、¥1980でHDDレス化できたことの効果はテキメンでしょう。とても快適です。こうなってくると、次は
クロックアップでしょうか。しかし、排熱の関係があるので、しばらく調査してからになるでしょう。あと、バッテリー
の持ち時間も大切ですから。
多分、今回のアキバスター効果で、秋葉中の変換基盤が売れたのではないでしょうか。皆さん、情報を交換し
ましょうね。では、
By Dyna メール