FMV-6120NU2の再生成功 (H19.09.30)

ども、Dynaです。

  週末隊は隔週になっていますが、実際はその間の週も出ています。実際にジャンクを購入するとなると、

手荷物になるのでレポートの日は購入を控えているのが実態です。さて、平成19年9月22日(土)の買い

物時は、とても豊作で両手いっぱいで帰宅しました。その結果については29日(土)の週末隊レポートにも

書いたとおりです。そこで、それらの結果を報告しなければいけませんが、さすがに時間がかかりますので、

一番気になる1.2GHzノートFMV-6120NU2のレポートを報告します。当方初めてのGHz超えノートなので

期待大ですね。


1 購入&初期状態の確認

 平成19年9月22日(土)の巡回は、とてもジャンクの出物が多くて、とても

楽しかったです。特にETS本店の店頭に、富士通のライフブックFMV-6120

NU2が¥3000で4台ほど出ていたのには驚きました。なぜかと言うとこの

機種のCPUはPV−1.2GHzだからです。そうなんです、ついにGHz超え

ノートが手に入るからです。当方にとってはあこがれの壁でしたから、購入

してある意味感無量でした。

 ただ、コメントとして、「液晶NG」と書かれていました。この場合考えられるのは、

@インバーター故障、Aバックライト切れ、Bパネルの破損、Cパネルに筋が入る

等でしょうか。お店の方に聞いたら、見ても良いとのことでしたので、パネルをしげ

しげと見ました。しかし、割れていません。ということはBはありません。可能性とし

て@、A、Cなら最高ですね。なぜならパネルを交換すれば良いのですから。しかし、

逆にこれ以外の原因で映らないとなると結構重症です。

 帰宅後すぐに動かせるようにと、ACは本体と同時に購入しました。これにはある程度しっかりしたものが

良いだろうとGENNOで(19V3.16A)¥1980を購入しました。あと、HDDはストックを使うものとし、メモリも

多分あるだろうと勝手に決め込んで帰宅したのです。

 

 帰宅後、調べて分かったのは、メモリがPC133であること。あせって、すぐに探しましたが、すべてPC100

ばかり、残念ながら完全に動かせるのは来週になりそうです。


 でも、ひょっとすると、PC100メモリを入れても、ある程度の表示は出るはず。そう思ってセッティングしました。

   

 まずは、HDDを入れます。この機種は面白い構造になっています。普通は本体にHDDを固定して、その上

からカバーをかけるのですが、この機種はカバー側にHDD本体を固定し、最後にPC本体に押し付けながら

固定する方式でした。正直コネクタが上手く入ったか微妙です。あまり好きな方式ではないですね。まあ、

HDDのクッションの関係のようでしたが。(カバーの一部が柔らかくなっている

のには笑えました。写真右)

  次にメモリを入れますが、ここはクーラーとの兼用部、これも初めてみました。

はやり発熱が凄いのですね。やはりGHz超えノートですね。

 

 さて、設置がすんだので電源を入れましょう。かくしてSW−ONしたのですが・

・・・・・・、変なんです。うんとも、すんとも、言いません。まったく、何も動かない

・・・・???液晶にも何も表示されません。ひょっとすると、ヒューズが飛んで

いるのか?とも思いましたが、それよりもと、ACアダプタをチェックしました。

すると・・・・・あれ??電圧が出ていない。まさかと思い、他のACアダプタで

調べると・・・やはり、テスター表示されます。つまり、この買って来たACアダプタは壊れているようです。

参りました。結局、次週に続きます。


2 原因特定&修理

平成19年9月29日(土)週末隊にて部品購入!

 先週は、残念な結果で終わってしましましたが、今週は週末隊の出動にあわせて、PC133のメモリ購入と

ACの交換をしました。ACの交換はGENOに話したら即OKでした。次にメモリですが、意外にもU-SHOPの

2Fが一番お安かったです。128MB¥1000でした。帰宅後、早速セットしてSW-ONです。すると・・・・・・・・。

 おー!動いています。HDDがそしてFAN類も正常に回っているようです。素晴

らしい!!でも、なんです。確かに液晶は何も映りません。当たり前ですね。

「液晶NG」なんですから。それでは、早速修理にかかりましょう。その前に、場所

の特定です。その為にはどこが壊れているかを特定します。まずは、ノートから

外部出力を出して、外部のモニターに表示させましょう。すると・・・・・、出ました。

ちゃんと表示されます。ということは、ノートの液晶部が壊れていますね。正直良かったです。ここで、外のモニ

ターにも出ないとなると、VGAあたりが悪いことになるのですが、MB交換になる可能性もあるので、正直ホット

しました。

 

 では、次にどこが悪いのか調べましょう。まあ、多分インバーターかバックライトですが。その前に、分解しましょ

う。液晶表示部を。セオリーどおり、正面のネジ4個を外し、側面に親指の爪を入れて3枚におろします。・・・・・・・

 

 あれ!このPCは正面が外れなくて、裏板が外れますね。始めてみました。ちょうど、インバーターが見えました

ので調べて見ましょう。外してみると、あれ!何か部品が転がっています。そうなんです。インバーターのコイル部

 上が交換用、下が壊れていた方(丸いのがコア、取れていました)

 のコアが欠けて取れていました。ビックリですね。でも、このような故障はこれで、2回見ました。これで、原因は

確定ですね。インバーターの破損が原因です。それでは、代わりのインバーターを用意しましょう。以前、秋葉の杜

で「もりやん」小隊長からいただいたパーツが役に立ちそうです。この部品はフラットケーブルに×印が付いていま

したが、何とかなるでしょう。交換して、SW−ONしてみると・・・・やりました。成功です。無事表示されました。

 ところがなんです。画面では分かりづらいと思いますが、はじめの画面が赤いのです。正直真赤状態。これは間

もなくバックライトが切れる前兆です。しかし、今からバックライトは交換できません。また来週でしょうか?いや、

そんな面倒なことはしていられません。すぐに代用パネルの登場です。

 ライフブックはほとんどの機種で互換性がありますので、ストックを出してみました。

すると、交換できるものが2枚もあったのです。明るさ等を比べてみました。やはり、

古い物は暗くてピントも甘い感じですね。結局、どちらも微妙な古さでした。そこで、

型番の似ている方を取り付け、時間があるときに元々のパネルのライトを交換し、

いつかそっくり代えることにしました。今日はこの状態でOSをインストして終了です。(いつになるかは不明ですね)

 分解方法は簡単です。パネル横の押さえネジが2個づつありますので、それを外す

と簡単にパネルが取れます。もっとも、その前に、インバーターと、その近くのネジ2

個は外しておいてください。

 

 

 交換する場合は、フラットケーブルを外し、バックライトへのケーブルも取ります。

これだけです。その後、交換用のパネルを設置し、その逆の順番で取り付けて行

きます。

 

 

  確認しながら組み立てましょう。

それでは、CDDも付いていなかったので、他の機種からCDDを拝借して、OSを入れます。

 古いタイプ(655等)のCDDも同じですね。ピッタリ入りました。

@FDISK AFORMAT Bインスト この手順で作業開始・・・・・・無事終了です。

  

 インスト完了後、GHz越えしたPCでのDVD鑑賞となりました。さすがに655では、ギクシャクした動きでしたが、

こちらはフル画面にしても、スイスイ表示されますね。嬉しいです!!

なお、ドライバー類はこちらから入手しました。

http://www.fmworld.net/cgi-bin/driversearch/drvlist.cgi


3 本体の分解&掃除

 さて、これで、6120NU2は無事に動くようになったのですが、本体の方が汚れていて見苦しいです。折角です

ので、分解して掃除しましょう。まずは、HPでその手の情報を探りましたら、ピッタリのは無かったのですが、

こちらの方の情報が素晴らしいです。とても丁寧に記載して有りますね。ちょっぴり、自分のHPの手抜きさを感じ

ました。それでは、詳細はそちらを参照させていただきながら分解&掃除の決行です。

 裏にして、FDD,バッテリー、CDDを外します。あと、ネジをすべて外します。

 これは、メモリもHDDも外した状態。次に手前に見えるネジを外します。

  これですね。

  次は液晶パネル部の蝶番ネジを2個取ります。

 表に戻って、レスト部を手前に引けば外れます。ケーブル注意!

 フラットケーブルを外します。

 

 

 次はKBですが、そっと持ち上げて動かします。下に2本フラットケーブルがあります

ので、それを取ります。

 

 蝶番部のパーツを取るなら、後ろから押すようにして、浮かせるとこちら側から取

れるようになります。

 なお、これ以上進む場合はこちらのHPの方を参考にしてください。当方もとても助

かりました。ありがとうございます。ここまでくらば、お掃除もばっちりですね!

 


あとがき

 ども、Dynaです。

 GHz超えのノートは素晴らしいですね。DVDをストレス無く見られます。これだけの性能のノートPCが¥3000で

入手できたのだから感謝しなければいけませんね。もっとも、前のシリーズと違ったため、ACアダプタやメモリを

更新しなければならなくなりましたが、これから、ジャンクの世界も性能の世代交代が始まるでしょうから、仕方

ありませんね。ただ、ここまで比較的簡単に修理できたのは、互換性の高いライフブックだったからかもしれません。

また、貴重な情報を提供してくださるサイト運営者さまにも感謝しなければいけませんね。改めて情報のありがた

さを痛感しました。これからも、ギブ&テイクで行かなければいけませんね。また、これからもGHz超えノートを狙う

ことになると思いますが、ワクワクしてしまいます。では、また

 

By Dyna メール

 

 あれ??、CPU表示が789MHzになっています。なぜでしょうか??

追記です。(H19.10.03)

沢山の方から情報いただきました。ありがとうございます。皆さんの情報によると、FMV-6120NU2のCPUは、

PV-1.2GHzMで、これには「SpeedStepテクノロジ」が採用されており、それを使用すると、バッテリー

使用時や平常時に789MHzで動き、AC使用時やパワーが必要な時に、1.2GHzで動くようになるようです。

 BIOSを立ちあげてみたら、CPU設定でそれが操作できました。設定はいろいろ出来ましたが、1.2GHzで

動かすとファンがうるさいので、当方は「使用できる」にはしましたが、自動判定を選定しました。普段は789

MHzで動いています。Super兀を動かしましたら、1.2GHzで動きました。

 

 

 

 

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