三菱液晶モニタRDT151Xが突然真暗に (H19.08.27)
 

ども、Dynaです。

  最近、ノートPCや液晶モニターの故障や修理のお話しをよく聞きます。昨日も2件メールがありました。

レポートを送っていただいたので、早速HPにアップしようと専用HPを作成し始めたら・・・・・何と、当方の1

号機用モニターが突然真っ黒になってしまいました。何とも、お付き合いの良いことで。困っている方の苦労を

知るには自分もその境遇になれば良い。ということでしょうかね。でも、そんなのんきなことを言っている場合

ではありません。とりあえず、昨日は3号機のモニターで代用して、HPを作成し終えました。(キーボードとモ

ニターの位置が右左ずれているので、作業が大変でしたが。

 さて、今日は、3号機のを借りるわけにはいかないので、早速、RDT151Xモニターを分解して修理すること

にしました。修理の目標時間は30分です。さて、上手く行ったでしょうか?


1 症状の確認

 左が1号機のモニターRDT151X、右に少し見えているのが3号機のモニターです。問題のRDT151Xは、見た目

真っ黒ですが、よく見ると表面に映像が出ています。ということは、バックライトかインバーターが原因ですね。普通

なら、作業は大変なのですが、今回は楽勝です。というのは、RDT151Xは2年前に1回修理を行っており、2個1に

したので、それらのパーツを残してあるからです。

 当時の修理の内容は、@電源不良のため、動作が不安定になる。よってその付近の基盤交換、Aケーブルが

接触不良のようで表示が青や緑一色になってしまう。よってケーブルの交換、の2点でした。勿論、作業は成功し

ましたが、2個1で余った部品は、また必要になる時が来ると予想したので、液晶パネルとインバーターを取って

おきました。役に立つ時が来たようです。因みにRDT151Xは、その修理の前に3年ほど使っていると記憶しており

ますので、都合5年目になります。こんなものでしょうか?

 

2 交換用パーツと故障の予想

 

 これが、交換用に取っておいたパーツ@液晶パネルとAインバーターです。取っておいて良かったです。ハイ!

液晶パネルは良好に見えますが、表示するとちょっとしたキズが現れます。よって、使うのであればバックライトで

しょう。さて、皆さん、上の写真を良く見てください。気がつきましたか?よく見るとバックライトが2本ありますよね。

勿論、インバーターにも2本ソケットが用意されています。つまり、この機種はダブルライトなのです。では何んで

真暗なんでしょうか。1本ライトが切れたのなら、もう1本は生きているはず。同時に2本切れることは、そうは無い

はず。上下のどちらかが光っているはずです。おかしいですね。そうなんです。今回の故障はバックライトではなく、

インバーターが原因であると思えます。

 でも、インバーターも2個ソケットがついていますよね。だからインバーターの入力側に近い部分の故障でしょう。

見た目に分かれば修理が可能かも知れません。たとえばヒューズ切れとか。以前体験したインバーター故障は、

コアが焼けて割れていました。今回はどうなっているでしょうか?

 

3 作業開始

(1)分解

  

 古い機種ですが、造りがしっかりしているので、頼もしいですね。まだまだ頑張っていただきたいです。

まずは、スタンドを外します。後ろのカバーを外すとスタンドのネジが見えますので、4個外します。

 

 

スタンドが取れたら、外ケースのネジを取ります。写真に写っている5個だけです。いたって簡単ですね。

 

 さて、次は最大の問題、ケース割りです。実は当方も今日は上手く出来ませんでした。そうなんです。忘れて

しまったのです。分解の方法を。このような時はすぐに見ましょうDyna氏のHPを。ちゃんと書いてありましたね。

そうですか、親指の爪を入れて割るのですね。(実は自分のHPを当方もよく見ます。なぜかと言うと、すぐ忘れて

しまうからです。)

 

 さて、ここでケース割りのアドバイスをしておきます。上の写真右を見ていただきたいのですが、ケースの右と左は

このような穴と突起がカムように出来ています。このカミは左右にケースを広げて行くと緊張しますが、その時に穴の

上に親指の爪を押すと、解き放たれたように開きます。決して力はいりません。だから、このカミのある場所を特定し

てケースを左右に開きながら、カミの部分に爪を立てればいいのです。

 写真左の場合、まず底辺にはこのカミがありません。よってスタートは底辺部。次に側面に行きますが、側面のカミ

は真ん中の1箇所だけです。次は天辺、ここはカミが3箇所あります。慣れると意外に簡単です。頑張ってください。

 

 

 はい!ケースが取れましたね。次は鉄製のカバーを撮ります。これも、特に問題無しです。さあ基盤が見えました。

 

 

 これが、原因の予定のインバーター、しかし、良く見ても特に異常は分かりません。本当にこれが原因なのでしょうか。

少々不安になって来ました。まさか、バックライトが2本同時に切れたのか??

 

(2)交換・組み立て

 

 まあ、悩んでいても始まりません。すぐに交換です。勿論、すぐに終了!!

 すぐに、組み立てたいのですが、当然確認しましょう。電源を入れたら・・・・・おー!何か表示された。次に、動いて

いる3号機の出力を繋いで見ましょう。・・・・・すばらしい!!完璧です。

やはり、インバーターが原因でした。

 

(3)おまけ

 

 ここで、液晶モニターが緑色一色になるなど、ケーブルの接触不良で悩んでいる方に情報提供です。

当方も、以前なったのでケーブル交換を考えました。しかし、このコネクタを作ることがかなり困難です。

よって、場合によってはコネクタの後ろでカットして、15本半田付けをするのも良いでしょう。もしくは

直接半田付けするか?です。   

 

 

4 あとがき

 

 おかげ様で、平日の帰宅後30分で修理が成功しました。予定通りであったこと、パーツが取ってあったことで、

大したレポートではなかったと思います。でも、先を読んで普段から準備していれば、危うからずでしょうか。

何か、骨までしゃぶっているようですが、貴重な資源を有効に使い、地球の温暖化防止に貢献しましょう。

(オーバーな!)

 

 なお、壊れたインバーターを点検しました。

  

 んー!良く見たのですが、正直分かりません。裏も調べましたが、特に壊れている箇所も分かりませんね。

でも、次回に備えて取っておきましょう。部品交換には使えるかも。お粗末!

By Dyna

 

 

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