CQham radio増刊 電子工作推進マガジン「エレキジャック」NO.2発刊記念? PICに初挑戦!!

新居浜高専PICマイコンキットにトライ!!(H19.05.17) By 2SC1306

 ども、Dynaです。エレキジャックNO2は、ご覧になっていただけましたでしょうか。当方はエレキマップだけの

担当なので、他の記事についてコメントできるほどの実力はありません。しかし、NO2のPICは気になります。

何か、こう自分でパソコンの中身をコントロールできるみたいで。いつかはやって見たいと思っていましたが、

とにかく時間がありません。何となく、もやもやしていたら・・・・・・そうなんです。早速2SC1306さんが、レポートを

送ってくださいました。面白そうですね。早速、拝見しましょう。        


 皆さん、こんにちは。いつもお世話になっております。2SC1306です。

4月発売のエレキジャック2号の特集記事「PICをはじめよう!」を読みPICに

たいへん興味を持ちました。なるほど詳しい製作記事を参考に付録の専用基板を使え

ばそう難しくなく作れそうな内容です。とは言うものの私自身PICを扱うのは初め

てですし、記事を読み進めていくうちにソフトの書き込みから行うのはやや難易度

が高いように思えてきました。



そこで秋月電子通商から発売されている「新居浜高専PICマイコンキット」から

始めてみることにしました。このキットはソフトがPICに書き込み済みであり、

PICライターの製作とソフトの書き込みの手間が省略できます。したがってキット

の組み立てさえできれば簡単にPICに触れることができます。このキットは高専の

授業で使用されている教材でもあるようですので電子工作初心の方にもとっつきや

すいものではないでしょうか。



キットは基板・パーツ・製作ガイドの他にCD-ROMが付属しています。CD-ROM

にはPIC16F84Aソースファイル、練習用Cコンパイラ、参考用授業テキスト等が

盛り込まれています。こう書くといかにも難しそうですがCD-ROMを参照しなくて

もキット自体を動作させることはできますので、とくに必要がなければCD-ROMは

袋に入れてしまっておきましょう。

[写真 pic_items]
 


部品表と部品配置図を眺めながら基板にパーツを取り付けていきます。パーツはな

くならないようにあらかじめ箱に移しておきます。または抵抗はスポンジに刺してお

くと取りやすいかも知れません。

[写真 pic_parts]



製作ガイドにも書いてあるように寝かせる抵抗やICソケットなど背の低いパーツ

から取り付けていきます。抵抗やセラミックコンデンサ・ICソケットなどには極性は

ありませんがLEDや電解コンデンサ・トランジスタ等は取り付ける向きが決まってい

ます。基板のシルク印刷をよく見て間違いのないようにハンダ付けします。

抵抗に極性は無いと書きましたが他のパーツとの関係などから立てて取り付ける

る場合、抵抗の「おしり」をつける位置が指定されています。その点ご注意ください。

実際のところR18〜R25以外はおしりを逆にしてもだいじょうぶなようです。



 なお切り落とした足の一部は圧電スピーカの固定・タッチセンサー・電子ピアノの

GNDに再利用します。長めのものを4本ほど残しておいてください。

タクトスイッチ(押しボタンスイッチ)は赤青黄の三色あります。どこに何をつけて

も構いません。私は信号機の順番で左から青黄赤にしてみました。

[写真 pic_sw]



LEDは足の途中にひっかかりがありますから、その部分で基板に固定します。基板

の穴によっては足がひっかかりにくい場合もありますので工夫してみてください。

高さは不揃いでも動作には影響しません。



組み立てが終了したら電源を入れる前にもう一度パーツの向きとハンダ面のタッチ

がないかを確認します。なおこの基板はケースに組み込むようには設計されていない

ので机などにじかに乗せて使います。机の上に切り落としたパーツの足などが残った

ままですとショートする恐れがあります。また、これらが刺さるとたいへん痛いので

あわてずくずかごへ捨てましょう。OKのようでしたら電源をつないでみます。



このキットは5V100mAで動作します。手元にちょうどよいACアダプタがあった

のでそれを使いました。アダプタの電圧が高い場合、あるいは乾電池を使用したりする

る場合は3端子レギュレータや整流用ダイオードなどで5V付近に落としてください。



電源を接続したらいよいよ回路を動作させます。左下のタクトスイッチのいずれかを

押しながら右上のトグルスイッチをONにします。押すスイッチの組み合わせは8通り

ありその操作によって動作を選択します。たとえばSW1-SW3の順にON/ON/ONだと

電子鈴虫、OFF/OFF/OFFだと電子タイマーという具合です。写真は電子タイマーです。

LEDが点滅しながら1分〜100分までの時間を計り、時間が経つとアラームが鳴ります。

[写真 pic_timer]



回路の動作原理の理解は後回しにしてでもまずは作ってみましょう。きっと新しい世界

が見えてくると思います。

 「新居浜高専PICマイコンキット」

    独立行政法人新居浜工業高等専門学校 出口先生 設計・監修

秋月電子通商で2000円で売っています。



【注意】キットに関する問い合わせは秋月電子通商が受け付けています。

  組み立てに関するご質問などであれば私宛にメールをくださっても構いません。

    ただし難しいことはわかりませんのでその点はどうかご容赦願いますm(__)m

    なお新居浜高専に問い合わせることはご遠慮ください。





2SC1306 
i_will_take_your_part@yahoo.co.jp


 


ども、Dynaです。

 いやー良いですね。基盤むき出しの電子回路、昔の電子マニア時代を思い出します。

新たな世界に一歩前進と言った感じですね。PICライターの機能もあるようなので、次のステップも

出来ましたら、よろしくお願いします。 By Dyna

 

 

 

 

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