CompaqE500用バッテリーセル交換成功 (H19.03.19)

 ども、Dynaです。最近、バッテリー交換用セルの入手が難しくなってきましたね。それは、あきばおーや杉元

ガレージなどで販売されていた18650の2本組が無くなったからです。でも、頑張ればまだまだ入手方法は

あるようです。そんな折、バッテリー容量のスペックダウンという、逆転の発想でセル交換を成功された方の

情報が入りました。面白そうですね、では早速拝見しましょう。


こんにちは、初めまして「コリーン」と申します。

ホームページは以前からちょこちょこのぞかせてもらっています、貴重な情報が

たくさんあり自分のPCにも活用させてもらっています。


今回月並みですがバッテリーのセル交換に成功しましたので報告いたします。

今回セル交換したのはCompaqのE500というノートです。シリーズはたくさんあり

celeron500MhzからPenV1Ghzまであるようです。14インチノートなのでほとんど

据え置きのためバッテリーはあまり関係ないのですが、やはりいざというときバ

ッテリーが死んでいたのでは困ります。使用開始時は30分程度持ったのですがだ

んだん持たなくなりACアダプタを抜くと電源が落ちるようになりましたので交換

に踏み切りました。



バッテリーは11.1V・4.8Ahrで中身は18650と言うことだけはわかっていたのです

が詳細がわかりません。まずはカラ割りして確かめます。マイナスドライバーの

みで割と簡単に開けることが出来ました。開けてみると9セルでした。

ここで困ったことが生じました。用意したのは日立のノート用バッテリー(新品

ジャンクらしい)で8セルです。どうがんばっても1本足りません・・・

他のジャンクバッテリーから外したセルもあるのですが混在させるのはよろしく

ないということで考えたのが、

「いっそ6セルにしてしまおうじゃないか!?」

うまくいけば軽量化にもつながるし!(よく考えると4kg近くもあるA4ノートで

軽量化も何もないと思うのですが・・)ということで6セル化に挑戦!

まずはE500の方のバッテリーをばらします、とくに注意するところはありません

が、基盤を痛めないように、また配線を間違えないようにする事に注意し、配線

図を書きました。ばらしたセルをテスターで調べると、なぜか全て3.7ボルト近

くあります。多分どれか1本が死んでいるか劣化が激しく駆動が出来ないと思わ

れます。

 

日立のバッテリーはグレー色の横長のものです。14.8V、4400Ahrの記載があります。
どこかで放出があったもののようで入手後はあちこち(オークション・通販ジャンク等)
で見かけました。セルはSANYO製(赤色)でした。写真はすでにばらしたあとでセルを
6本にしたものです.


次に供給するバッテリーをばらします。こっちはかなりしっかり接着してあるケ

ースだったので苦労しましたが、カッターで丁寧に継ぎ目を切ればさほど問題で

はありません。テスターでの結果は各セル3ボルト程度でした。充電前なのでこ

んなものでしょうか?

ばらしたものは8セルの2本×4の並列なので、それを2セルだけ外してその他はそ

のまま使用することにしました。ハンダ付けを軽減できますし熱による悪影響も

減らせます。

黒で赤色のセルが入っているのが、すでに6本のセルを入れたE500のバッテリー
の写真です。写真上側に2本下側に1本空きがあるのがわかると思います。元々は
SONY製緑色の18650セル9本が詰まっていました。

6セル化したことにより空間に余裕が出来配線も楽でした。テスターでの結果は6

セル分で10V程度、配線もOKのようです。

組み上げてバッテリーを接着します、爪がいくつか折れていますがそのままでも

隙間が空くこともないようなのでテープ止めもしませんでした(動作確認もあ

るので)。PCに取り付けて電源を挿します、5秒後くらいに充電開始のオレンジ

のランプがつきました。Compaqのインジケーターではオレンジに点灯すれば基盤

は生きていると思われます。点滅は内部断線、点灯なしは基盤死亡かセルが死亡

という状態のようです(あくまで経験上なので他の状態もあります)。



電源を入れると何事もなかったように起動しました。バッテリーのプロパティで

見ると0%です。まだ回路で計測できるまで充電されていないようです。コンパ

ックのノートにはバッテリーユーティリティ機能があります。100%充電→0%ま

で放電→再充電100%を自動でやってくれますのでこのまま放置しました。充電

状態がどう上がるか確かめるためにバッテリーのログがとれるソフトを起動させ、

スタンバイなしで放置です。30分くらいすると充電が30%程に上がっていました

のでここまでは成功のようです。ここからはかなり時間がかかりそうなので他の

ことをして過ごしました。(というか一晩放置です)



数時間後(翌朝)状態を見てみると、すでに再充電も終了していました。ログを

見てみると最初の充電が約3.5時間、放電が3時間、再充電が3時間でした。その

後駆動させてみると1時間で65%程まで減少、その後は省電力を使って放置約2時

間後にスタンバイに入りました。


バッテリーセルが当たりだったようで、6セルながら3時間程度の駆動が可能なよ

うです、高負荷をかけていないので何とも言えませんが、容量の大きいセルに交

換するのは効果があるようですね。他のバッテリーでも8セル→4セル、6セル→3

セルなどが出来たらおもしろいなと思っています。

また何かネタがあったら報告させていただきます。よろしくお願いします。これ

からもおもしろい情報などありましたらHPで提供してください。では・・・



 


 ども、Dynaです。投稿ありがとうございました。

 全9セルを6セルで動かそうという発想、面白いですね。結果的に、それでも3時間位動くなら十分でしょう。

当方も経験していますが、バッテリーパックの空隙の少なさは、厳しいものが有りますね。今回の場合は

少なくなった分、空間が出来たので対応が楽だったと思います。また、チャレンジしたら、レポートしてください。

By Dyna

 

 

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