リチュウムイオン電池が充電できない現象  H18.05.21   

ども、Dynaです。

 ノートパソコンをお安く手に入れても、バッテリーが長く持たない場合は悲しいですね。せっかくの携帯性が生かせないから。

 そこで、当方もそうですが、バッテリーパック内のセルを交換して外でも使えるようにしています。

しかし、すべてのセル交換が成功するわけではありません。当方のリブレット30用のセル交換したパックは

1回目の充電は成功したものの、2回目以降はランプが点滅し充電できませんでした。原因を探りましたが、未だに

解決できていません。不思議に思い、もう一個作成してみましたが、同じ結果になってしまいました。

 ずっと、あきらめいたところ、rambo さんからメールをいただきました。内容は、セル交換したあと、充電できなくなる

現象の解決方法が書かれていました。さっそく、実験してみたいのですが、現在、諸般の都合で見送っています。

体制を整えてチャレンジしますが、せっかくの情報、もったいないので先に公開させていただきます。

もし、先行実験して成功されたなら、連絡ください。よろしくおねがいします。


1通目

Dyna様

その後ご無沙汰のリチウムイオンネタですが、大手メーカーで採用されてる保護回路の一部が判明しました。
下記URLを参照下さい。

Uchihashi
http://www.uchihashi.co.jp/japanese/denti.htm

 やはり一本一本に保護回路が内臓されていて我々には弊害となっておりました。

(まぁ〜安全を完全に無視した話ですけど!) 規定の条件を逸脱すると遮断という機能が盛り込まれているという事ですね!

 さて、これを打ち破る手立てとして最善な方法は…。

↓本題です。


   リチウムイオン電池セル6本の接続なら、その6本の電圧をほぼ同等の電圧に揃える必要があるという事です。

 セル6本がばらばらの電圧だと、全てが充電完了する前に過充電になるセルが発生、保護回路が働き遮断、 

 以後充電不可の状態になることが容易に想像できます。 これを防ぐ為に、換装接続前に全てのセルを並列で接続し

 相互充放電させてから基盤に戻すことが最良と思われます。並列で接続することによりそれぞれのセルのパワー

 バランスが平均に保たれる効果があります。

 

 

 以前2回目以降から充電出来なくなったバッテリーをひっぱりだし、実験してみました。(残念ながら画像がありません)

VAIO C1XGのSバッテリで3.6V×3セル定格10.8Vのものです。購入当時すでに消耗済だったのですがセルを確認

したところ死んでいるのは1本で他2本は元気でした。そこでWAKAMATSUで買った同等セルを直ぐに移植し充電〜完了。

表示上で残り2.5時間と表示されていました。確かに持ちましたが…40%放電したあたりから様子が変わりAC繋いでも

見た事無いランプの点滅が…???基盤ヒューズからいろいろ調べた結果元気だった新しいセルが放電しなくなっていた

のです。そこでまたそのセルを換装して充電、また上手く行きましたが今度は元々の1セルが…。今まで何回かセル換装は

していましたし失敗は無かったのですが…。その時は訳が分からず普段持ち歩いているPCだったので新品で購入するしか

なかったのです。

写真は参考です。2回目からの充電はイエローランプが点滅して充電できません。 By Dyna

 今回DynaさんHPでリチウムイオンの話があり、思い出していろいろ調べてみて、結局は上記のような理由が要因である

可能性を知りもう一度換装してみる事に!取って置いた古いバッテリを割り、生きている2セルと手持ちで余っていたセルを

それぞれの数値を確認した上で(かなりバラつきあり)並列に繋いでしばらくほって置きました。そして切り離して各セルが

大体平均になっていることを確認し基盤に接続、充電

 

 かなり手間をかけましたが実行して3週間、元気に充放電しています。やはりリチウムイオンはかなり危険な充電地という

事もあり万全の安全機能を内蔵している分、リスクも高いのかな〜と実感した次第です。結局は素人が簡単に扱えるモノ

じゃないという事ですかね!笑。。。これからバッテリ復活に挑戦する人や今まで失敗に明け暮れた人は多いと思いますが

一度、このセルバランスを整える事から始めて(危険回避の為にも!)みてはいかがでしょうか? また、自分はこれで

換装成功したのか良く分かりませんが…。ただ現実として3回目に手間暇かけた換装が上手く行ったという事ですが。

 最後に…これは友人の技術者に言われたことですが、
リチウムイオンの事故は本当に危険だそうです。下手すると

片腕飛ばす威力はあるとのことです。改造等はあくまでも自己責任でする必要がありますので良く考えて行動して下さい。

またこの文章は改造等を助長するものではありません。

rambo


2通目


Dyna様 ramboです。

 リチウムイオンの件ですが、お送りしたHPの保護回路はセル内臓型です。基本的にリチウムイオン充電池は危険な為、

自己防衛本能を持った電池という事になりますね!笑

 

 自分の換装実験ですがまず、各セルを基盤からはずし並列に繋ぐことで各セルのバランスを一定にします。(その際、

外部からの電圧はいっさい掛けません。)理論上、セル同士の電流交換で一定になるはずです。そして基盤に戻して

通常通り充電するという簡単な方法です。何度も書いてますが、リチウムイオンはその特性上、過充電・過放電に非常に弱く、

バランスを欠いた各セルをそのまま充・放電する場合、一番弱いセル、または強いセルに負担が掛かります。結局は自己

防衛機能からセル自身が自己崩壊してしまうのが、原因としか今の自分のレベルでは思いつかないのです。生産の場でも

同ロットでの組み合わせしかしてないんですね!これはリチウムイオンの気難しさ以外の何者でも無い気がします。ですから

基盤にくみ上げる前に少しでも各セルを平均な状態にしたいと!

 写真は参考で、本文と関係ありません。このセルは3本で8.83Vでした。 By Dyna

 実は、MP3に変える前にずっとMDを使っていたのですが、内臓電池がガム型の充電池で外付けで単3電池を使う一般的な

タイプです。内臓電池しか使わなかったのですが、ある日消耗でSTOP、仕方なく外付け単3をくっつけて使ってました。そして

そのまましばらくほっておいたら内臓電池が充電器に繋いでいないのに生き返っていたんです。単純に…単3電池で充電

された状態???不思議に思ってテスター等で調べたらあきらかに内臓電池と単3電池が同レベルだったのです。実際は

内臓1.2Vと単3裸で1.5Vですから違いはあるのですが、電池BOXからの測定では同レベルでした。つまりは外付け単3

電池が内臓電池を充電したという事でしょうね!まぁ〜それからいろいろな電池で実験してたんですけどね〜笑充電池の

場合は手持ちのほとんどが同様の状態になったので使えるかな〜と!



 但し、携帯電話の簡易(臨時)充電器に当てはまるかと言うとそうでもないみたい何ですよね〜携帯の場合は制御装置が

複雑みたいです。そして以前失敗したC1-XGのバッテリ使ってやってみたという次第です。

 本当にしつこいくらいに書きますが、リチウムイオンはその性質上、人間で言うところの双子、三つ子、四つ子、五つ子の

ごとく、同じ生産ラインの同じロットの製品番号が限りなく近いものどうししか同じ電池BOXに入ることはありません。それは

危険回避が一番の理由らしいのですが、それくらいナイーブな電池であるという事でもあります。自分がトライできるのは

新しいセルを出来るだけ古いセルの状態に近づけてやることぐらいではないかと思います。

 
とにかく、試してみる価値はあると思いますが、くれぐれも並列で電圧かけないで下さいね!あくまでも各セルだけで情報

交換させてあげてください。

電池の安全性 事故例
 http://www.baysun.net/lithium/lithium18.html

 


rambo




→すごい情報ですね。ありがとうございます。すぐにでも実験してみたいのですが、諸般の都合によりしばらくできません。

 しかし、情報を待っている方もいるかも知れませんので、先に公開させていただきます。よろしくおねがいします。

 なお、くれぐれも、安全第一!!自己責任でお願いします。

By Dyna
 


ども、Dynaです。

少々遅れましたが、実験しました。 (H18.06.04)

ブログで、すでに報告済みですが、結果は失敗でした。正直、成功しそうな気がしていたの、本当に残念です。

久しぶりに出して分解。懐かしい中身、その後分解。

それぞれの電圧を確認して、並列つなぎ、数日放置する。

電圧が同じになっているのを確認後、組み立ててセット、充電開始!・・・しかし、ダメでした。

実は、並列つなぎする前のセルの電圧を測ったのですが、ほとんど同じで、並列つなぎする意味が無いような

気がしました。予想では、バラバラな電圧を期待していたので、この時からダメかなぁと思えました。

今後、何か対応できるか、もう少し検討してみます。

何かありましたら、ご支援願います。 By Dyna

 

 

 

 

 

 

 

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