IBM Think Pad X20 の CD ドライブが故障、ユニット交換しよう。
会社の友人から、「ノートパソコンのCDドライブがおかしい。動かないので直してほしい。」と依頼を受けました。
調べてみると、認識はするものの、CDを読まないのです。ドライブユニットを外して1号機に接続したものの、同様でした。
また、ばらして中を確認しましたが、原因不明でどうも修理できそうもありません。しかたありません。
ユニットごと交換することにしました。
X20 です。 ドックと本体との分離は電源を入れてから作業します。(初めて経験しました)
右が当初のLG CRN-8245B 、左が交換用のASUS SCD-2400です。
秋葉の若松で¥1980−でした。なんで白いベゼルのこの機種にしたかといいますと、LGのCDDが見つからなかったので、
ボタンやLEDやイジェクト穴の位置がほぼ同じ物を購入しました。(勿論ぴったりではありませんが)
これが、元のCDD、3方向に枠があります。またベゼルが専用となっています。
これを、どうのようにして付けるかが大問題です。(難しいのはこれだけです。)
枠を撤去しました。よく見るとネジ穴は合っていました。しかし、へそが出ており、
それが、じゃまになります。
合わなければ、問答無用、へそを強制撤去(カット)します。(写真ではよくわからないかも)
新しいCDDのサイドに枠をねじ止めします。写真はIBM用のコネクタに変換されています。
このコネクタの下に標準的なCDDのコネクタがあります。
新しいCDDのベゼルを取ります。(イジェクト穴にクリップを差し込むと出てきます)
あれ!!ねじ止めしていない。
最近のベゼルはこのタイプが多くて困ります。(メーカーごとにばらばら)
IBMのCDDベゼルもはずしてみました。やはり、ネジなし。でもASUSとはまったく違うタイプ。もうお手上げ。
それでは、ベゼルのへそもカットしましょう。
どうやってベゼルをユニットにつけるか?そう正解は両面テープです。
なるべく強力なものを使用しましょう。(と言いながら写真では紙用を使用しています。)
IBMのベゼルは裏が凹んでいるので、厚めの両面テープを何段も重ねて、
全体がフラットになるよう張り込めました。つまり、ユニット本体とベゼルの両方にテープを付けています。
IBMベゼルのもう一つの問題があり、実はボタンがユニット側と1mm位合っていません。
そこで、楊枝の先をカットして、瞬間接着剤でへそを新たにつくりました。
ベゼルを付けてほぼ完了。(簡単といえるかも?)
完成状況、ベゼルが入れ替わっています。
このまま、PCに戻しても良いのですが、他人のPC。不慮の事故があると困るので、別のPCで稼働実験をします。
IBM用のソケットを外し、一般的なIDEケーブル用ソケットに交換します。
懐かしい、PCA-6154の登場です。これに接続して、認識するかチェックします。
薄型CDDはマスターとスレイブの切り替えスイッチが分からないものが多いのですが、ASUSは自動的にスレーブになりました。
認識しています。もうノートPCに戻しても大丈夫でしょう。
本体が待っていました。
CDを入れると、はい認識OK。
見た目も元と同じです。(当たり前)しかし、両面テープで付いているので、
取り扱いはやさしくする必要があります。
終了。
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