秋葉原の露天でよく見かける¥200ACアダプタ
日立PC-AP6100 20V 5Aの活用について H16.08.15
(写真は:日本列島各地のお宝情報でお馴染みの、東北3県担当MOさんが以前送ってくれたものです。ありがとうございます。)
このACアダプタの特徴は 20V5Aと高容量でありながら、新品かつ¥200と安価であるということです。
露天の場所は、あきばおー1号店左、俺コンハウス左で、まだ大量に売っているはず。
しかし、難点として @電圧が合わない AACコードがミッキー型で別売り Bコネクタが特殊である などがあります。
Bのコネクタは自分で別の物に付け替えれば良いのですが@とAはどうしたら良いのでしょうか?
そんな折、メールを戴きました。 ocka さんからです。
内容は、何と電圧を20Vから19Vに変える方法が記載されていました。以前、その話を聞いたことがありましたが
実際に見るのは初めてでしたのので、正直「おー!!」と思いました。19Vに減圧できれば、利用できるノートPCも
増えると思います。 ocka さんのご好意により、ここにその方法を公開させていただきます。
参考
当方のHP「ジャンク譲ってください。情報ください。」コナーNo.009でも周知したように、このACアダプタは
特殊なコネクタにもかかわらず、液晶ディスプレー一体型FMV-DESKPOWER K3/50c で使用できるようです。
(写真提供:kさん)
皆さん はじめまして ocka と申します。「秋葉原ジャンクパラダイス」興味深く拝見しております。
秋月でACアダプタ 日立 PC-AP6100 を買ってきまして(\400)
電圧変更の情報はないかと検索していたら貴ホームページに記事がありましたので
参考にさせていただきました。 有り難うございます。そのお礼として情報をお知らせします。
@出力電圧の変更
中にあると思ったボリウムは無く、ネットでも情報が見つけられなかったので自力で解析しました。
メイン基板の端っこに直角に立っているサブ基板の抵抗を交換すれば変更できます。
特に20V→19Vに変更するためと思われるジャンパランドまでありました。
私はそれを使ってNECのノートPCの電源にしています。
メイン基板から外してる時のですが、サブ基板の左上のRX1が19Vにするためのランドです。
写真はハンダを盛ってジャンパした後です。おそらく19Vの製品もあって基板は兼用していると思われます。
→RX1オープンが20V、ショートが19Vということでしょうか。By Dyna
Aミッキー型ACへの対処
ACアダプタ側を加工してメガネ型ACコードが入るようにしました。(彫刻刀で下側の出っ張りを削る)
BDCジャックもPC側のものに合わせて交換しました。
以上。
→情報ありがとうございました。19Vなら使えるノートPCも増えますね。ACアダプタが¥200〜400で、
メガネケーブルが¥100、コネクタが¥100としたら、本当にお安いACアダプタが完成しますね。 By Dyna
なお、以前の情報で、メガネコードを裂く方法もあるようです。
・めがねコードの真ん中を切り開くか、2cm位切れ込みを入れると、ミッキーのソケットに入るそうです。 ミッキーはブランドのせいか(嘘)高いので、安くあげたい人は自己責任で試してみてください。 メールを下さいました皆様ありがとうございました。 ( 左がミッキー型ACコード、右が一般的なめがね型ACコード¥100〜です。 ) |
ocka さんから追加情報が入りました。(H16.08.16)
ただし、内容的に注意が必要ですので、その点をしっかり理解してから、読んでください。 By Dyna
→RX1オープンが20V、ショートが19Vということでしょうか。By Dyna
そのとおりです。
実はRX1は隣のR79とパラになっていますので、電気的にはR79を短絡しているのと同じです。
ここは基準電圧と比較するために出力電圧を分圧している回路で、
出力〜R79〜R81〜R83〜GNDの順につながっています。基準電圧は2.5Vです。
これで他の電圧にも変更できるでしょうが、電源の改造は特に危険が伴うことをお忘れなく。
また、電圧変更によって電流容量は減ることはあっても増えることはありません。
さらにRX3もジャンパランドになってますが、こちらは過電流保護回路だと思います。 触れないように、また
導電性のゴミなど付着しないようご注意ください。
少し補足します。 添付写真をご参照ください。
・ BのDCプラグは外径5.5φ内径2.5φのものですが、ケーブルが太いのでカバーがきちんと閉められる構造のものがいいです。
(これは千石で購入したもの)
NECのPC側ジャックに対してはリーチが少し足りませんでしたのでDCプラグの絶縁物を0.5mmほど切ってあります。
・ このテのアダプタのケースは溶着してありますので、割って分解したあと復元をどうするか も課題かと思います。
このアダプタは銅のシールドケースがケース内壁にピッタリになってましたので、合わせ目に跨るようにシールドケースに
両面テープを貼ってから組み立てました。その後しばらくインシュロックで締め付けておくと、丁寧な取り扱い程度には耐えるようです。
写真では上ケースに止めネジも見えますが固定強度にはあまり貢献してないと思います。 加工も難しいですし。
電源パイロットのLEDも追加しました。アクリル棒を加工したものを導光体としてケースに穴あけ接着してあります。
ocka
→追加レポートありがとうございました。かなりレベルの高いお話で勉強になりました。なお、反響メールも届いてますので、今後も
よろしくお願いします。
なお、このHPを読んでチャレンジされる方もいると思いますが、 ocka さんがおっしゃるとおり、危険な個所もありますので、
十分注意して、あくまでも、自己責任で行ってください。 By Dyna
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